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本質的な文章論

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「文章を書く」ことに関する沢山の記事のなかでも、小手先のテクニックに終始していない、本質をついていると感じたものをまとめます。
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おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

おもしろい文章は「共感8割、発見2割」

「おもしろい文章は、内容がおもしろい」という残酷な事実がある。

 もちろん、表現や言い回し、空気感などでおもしろさを伝えられる人もいる。しかしそれができるのは、作家など一部のプロフェッショナルだけ。下手にマネすると「さむいエッセイスト」みたいになる。

 プロの書き手ではないぼくたちが「おもしろい」と思われる文章を書くためには「内容で勝負する」必要がありそうだ。

 ただ、おもしろいと思われるよ

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「読みやすい文章」のたったひとつの条件

「読みやすい文章」ってなんだろう?

ずっと考えていたのですが、それは読み手が「読む速度」と「理解する速度」が一致するものだという答えにたどり着きました。

理解が追いつかない文章だと何度も読むはめになります。一方で、わかりきったことをくどくどと書かれるとイライラしてしまうでしょう。

読みながらスーッと脳に染み込んでいくような文章は「読みやすい」と言えるでしょう。

では「読む速度」と「理解する

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ストーリーの文章、ストラクチャーの文章

ストーリーの文章、ストラクチャーの文章

起業家のけんすうさんが、ブログの書き方についてとても興味深いツイートをされていた。

これでハッと書きかけのnoteの下書きを思い出したので、急いでまとめておく。

◇         ◇

編集者がライターを選んだり文章のディレクションをするとき、あるいはライターになろうとする人にも役に立つんじゃないかと思う考え方がある。

それは、文章を
◎ストーリーの文章 
◎ストラクチャーの文章
の2種類

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文章力を鍛える7つのステップ

文章力を鍛える7つのステップ

「文章力を鍛えるのに、おすすめの本はありますか?」と聞かれることがあります。おすすめの本があるかないかと言われると、正直「ありません」。なぜなら、文章力をきたえるには「何を読むか」よりも、「どう読むか」が大切だからです。

この記事では、文章力(特にSNS時代に“読まれる”“心を動かす”文章力)を鍛えるための「読み方」と、それをもとに組み立てた『文章力を鍛える7つのステップ』を解説します。

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