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61歳パパの子育て。新しい 君の はじまりの日・・・

 「毎日が きみの はじまりの日
 きょうも あしたも
 あたらしい きみの はじまりの日」
 絵本、「FOREVER YOUNG」 by ボブ・ディラン

帰宅すると4歳になった息子が
「パパ、抱っこ!」と甘えてきた。

土日祝日は徹底的に息子と遊ぶと決めてきたが、先週金曜から3日間、家を留守にした。毎回、
「パパ、ふうま君もいく」と息子が玄関で俺を困らせた・・・。

金曜日、友人の旅行会社の社長を囲んで都内で飲み会。友人は取締役の営業部長。社長とは十数年ぶりの再会だった。一番聞きたかった言葉を社長に言われ友人と乾杯した。その言葉とは、サントリーの創業者、鳥井 信治郎氏のように、
「2人でやってみなはれ!」

共感した社長の言葉は、
「還暦過ぎたら、やりたいことしかやりたくないでしょ!」
「どこにでもあるような旅行なら、やる意味がない。尖がった旅をしましょう!」
「うちのTが添乗して中村隊長は講師のような立場で旅に参加すればいい」
ワクワクが止まらない。

会社がなくなって5年。フリーランス契約で、ようやく国内の旅から再開できそうだ。まずは、2泊3日くらいからサウナ・トラックを使った企画を立て、来年一般募集、実施していきたい。

どこの企業も一人の社員を雇って一人前にするには会社側の負担も大きい。2019年、つよぽん(石原剛)と立ち上げた活動休止中の「ミラタビ(未来を創る旅社)」でも、例えば「江ノ島アウトリガーカヌー」とか「酒蔵ツアー」など1dayイベントごとに契約するなら、お互い無理なく年に数回実施することも可能だと思う。美味しい料理と焼酎をご馳走になり、素敵な機会に感謝の夜だった。

土曜は久しぶりに主催したイベント、Kindle出版プロデュースした第一弾!友人ふくちゃん(福元マサタカ)の出版記念トークライブ&祝賀会。

学生から60代まで世代を超えた素敵な面々が集まって満員御礼!
「翌日ハーフマラソンなので打ち上げには参加できませんが、第一部のトークライブに伺います」。そう言ったのが、ふくちゃんと俺の共通の友人てっちゃん(鷹箸哲也)。コラボトークライブの最後に、てっちゃんからお祝いの読み聞かせ&絵本のプレゼントがあった。

「福元さんにとって、著者としての『はじまりの日』に、この絵本を贈ります!」
感動的なシーンに立ち会えた。

考えてみたら、集まったのはKindle出版だけでなく、何かにチャレンジしている人ばかりだった。みんなにとっても、それぞれの「はじまりの日」だったのだ。

偶然にもマレーシアから一時帰国中のマッサン(増田哲也)も参加した。8年前の2015年、ふくちゃん、てっちゃん、マッサン、俺の4人は1dayイベント、6人乗りの江ノ島アウトリガーカヌーに参加した。たった1日の旅で出会った隊員(旅の参加者)同士が今も繋がっている。俺が22年間、「地球探検隊」でやってきたことは、旅を通して、人と人が出会う場をつくり、人と人を繋げること。だから、3人との再会は本当に嬉しかった。初めて会った人もいる、このコミュニティを末永く育てていきたいと思った。

打ち上げの「ロックウエルズ」 ハマ横丁店にて。オーナー店主のチェリーに「サウナトラック」の件を話すと「下見に一緒に行きましょう!」と喜んでくれた。

日曜日はP.W.R改め、生まれ変わったW.o.W(Words of Wind)の1stライブ。俺が自称「応援隊長」を務めているバンドだ。だからP.W.Rを解散し、新たなバンドをつくるメンバーとの決起飲み会にも参加している。

写真提供:Wataru Kobayashi(小林渡)

今回は新たに加わったフルート奏者Akiちゃん(原田亜紀)のファンも加わって超満員御礼。

写真提供:Wataru Kobayashi(小林渡)

場所は新宿御苑の「GYOEN ROSSO 198」。「地球探検隊」21周年パーティーで彼らに演奏してもらった「GYOEN ROSSO 198」が今も使用されている。こんな繋がりをつくれたのも嬉しかった。
尺八からフルートに変わったことで、音域に幅が出て壮大なイメージが広がって、世界を旅しているようで心地良かった。何よりYoshi(門内 良彦)Masa(定兼正俊)の2人がリラックスしてて、ギターを奏でながらギターで会話するようなシーンも演出されていて良かった。Yoshiのギターと人生の師匠、石川鷹彦氏が編曲した、あの名曲「22歳の別れ」のイントロが心に沁みた。あんなに楽しそうにギターで遊ぶ彼らを初めて見た。「音楽」ってこういうことだと思えた。

写真提供:Wataru Kobayashi(小林渡)

知ってるP.W.R時代の曲もあったが、全てアレンジを効かせてバージョンアップされていた。

写真提供:Wataru Kobayashi(小林渡)

初めて聴く曲もあった。Yoshiが中学以来、初めてライブで歌った「菜の花小道」に不覚にも涙が溢れた。もう結婚して子供のいる彼の娘の幼少時代を想い「一緒に散歩した菜の花畑、やがて娘が子を持った時、あの道を思い出してくれるかな・・・」ってYoshiが作詞作曲した歌。ギターは上手いが、歌はへたっぴーなのに、音楽を聴いて涙したのは何年ぶりだろう・・・。

なぜ、涙が溢れたのか・・・
来年の結婚に向けて、来週、長女、未空(みく)の両家の顔合わせがあるのだ。もうすぐ25歳になる娘の小さな頃の数々の思い出のシーンが浮かんだのだ。
「娘の結婚式、俺、どうなっちゃうんだろう・・・」
2次会では偶然にも俺の隣で呑んでいたのはYoshiの息子、独身イケメンの24歳。なんと初めて父親のライブに来てギターは全く弾けないという。フルート奏者Akiちゃんとも、初めてゆっくり話せてAkiちゃんのファンとも話せた。人ひとり入れ替わるだけでガラッと変わったW.o.W。「こんなにも音楽は変化するのか」、人と音楽の可能性の大きさを考えるきっかけになった。次回のライブは友達を誘って行きたいと思う。

Words of Wind と俺
Words of Wind定兼正俊 & 大河内かの と俺

この3日間に共通するのは、「はじまりの日」。行動することで運はどんどん良くなるように思う。息子が生まれてから4年、何よりも家族の時間を優先してきた。土日祝日は、このnoteにアップが追い付かないほど「家族でお出かけ」している。これからは、かつてのように社会に関わり、家族以外の誰かを喜ばせたい。それがそのまま俺の喜びに直結するから。そんな未来の扉をこじ開けた気がする。「飲み放題」3連チャンでヘロヘロになったが、心にたっぷりと栄養をもらった3日間だった。

毎日が大変な子育てには、たまには、こういう自分を喜ばす時間が必要だと感じた。
「子育て、明日からも頑張ろう!」って思えたから。
次回は、妻の自分時間をつくろう。

 なぜ、そもそも育児ってイライラするの?
 根源的なところを考えていきたいと思うんですね。
 戦後の高度経済成長期以降、お母さん一人で
 男性がお仕事をするという性別役割分業で、
 ずっとやってきて。
 でも人類は農業・漁業が主な時は、
 もうみんな働かなくちゃいけないから。
 みんな村落共同体で、
 みんなで目をかけ、手をかけてきた。
 だから、
 人類の在り方としてほんとに異常で苦しいんです。
 こんなに罪悪感でご自分を責めるということを
 みんな今知ったら、社会のみんなが
 「ごめんなさい」と言うべきだと思います。
 「あなたが罪悪感をお持ちになることじゃない。
 社会がこの異常なね。
 子育てを今、変えなきゃいけないのよね」って
 思います。
 恵泉女学園大学学長 発達心理学 大日方雅美
 NHK「すくすく子育て」より

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