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旅記

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自身の旅の経験について記したものです。
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GWなので仏像を買いました

GWなので仏像を買いました

今年のゴールデンウィークは仏像を買った。

 親愛なる友人のみなさんは是非家にまで見に来るとよい。今のところ少し世俗のことはどうでもいい気分になっている。これはご利益なのだろうか、それとも社会人をはじめて早々に会得しつつある厭世観だろうか?

 これはGWに日記に書いたのを一部改変した。このあたりの日記はよく書けたのかなにかの疾病なのかでちかごろ鼻息が荒く鼻が高いのと、大学を放逐もとい卒業して、社

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大前光市&落合陽一「相互接続された世界」などを観に行きました

大前光市&落合陽一「相互接続された世界」などを観に行きました

ぼくは高山という街が非常に好きだ。ほどよくシステムが過剰ではない。人と人の有機的なつながりが近くに見えて、観光地としても有名でありながら地元の人たちの生活は観光に依存せず、伝統的なマニュファクチャリングの原則を令和の今でも守っている。ということで高山は何度か通っていたのだが、縁あって知人が店をオープンするそうだったので、お祝いに行くと同時に展示とパフォーマンスを観に行くことにした。

落合陽一先生

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イギリスでクリぼっち逆転ホームラン起こしたりロンドンで花火を見ようと思ったらスコットランド北端の雪山でガチ凍死しかけた話

イギリスでクリぼっち逆転ホームラン起こしたりロンドンで花火を見ようと思ったらスコットランド北端の雪山でガチ凍死しかけた話

ぜ、前期(9月~12月)終わった!!お、終わったー---!!!

9月から12月が前期?という聡明な方へ、お忘れかと思いますがぼくはイギリスに留学に来ています。イギリスより愛をこめて
まあシンプルに前期は散々でしたが耐えた、耐えたって言っていい?いいよね 後期はもっとうまくやれるはず

【クリスマスやることないんやが】師走も終わりに近づき新年を迎える用意を……その前にクリスマスがありますよ!!デ

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リニア・鉄道館

名古屋の金城ふ頭、リニア鉄道館に足を運んだ。友人とあおなみ線に乗り込んだ際、市長が作りたいって言って出来たんだよ〜と話を受け、なんだかマインクラフトみたいな気軽さだな、金メダル齧るやつはすごいぜ、とも揶揄するように思った反面、どこか"トンで"ないと有効性感覚とは縁遠くなってしまうのかもしれない、とも見えて示唆深い。

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京都水族館

京都水族館

知り合いの紹介により京都水族館に行った。視覚的に豊かで普段交流のない動物たちと接触する機会が大いにあったのは無論貴重な機会ではあったのだが、楽しみ方が何となく情緒として終ぞ解せないまま終わった。これらを解釈するためのインプットを行う必要があるけど、あまりに水族館は未知だ。しかし水産学部でもない限りだいたいの人々は同じレベルか、少し詳しい程度だろうにどうやって楽しんでいるのだろうか?あんなに身近に接

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出雲大社に一番乗りしよう!(ただし野宿・装備なし)

出雲大社に一番乗りしよう!(ただし野宿・装備なし)

日本には、数百年前から津々浦々で宿場町というスタイルの街が発展し、古くから交通の要所として多くの人に利用されてきました。
たとえば三重の関宿や、長野の奈良井宿など、江戸情緒を残す町並みに、今でも訪れる人が後を絶たないわけです。

しかし、この宿場町と呼ばれるものの中にひとつ、一風変わったところが存在します。その宿場町は、「どこにでもあって、どこにでもない」のです。
今からご紹介しますのは、そんな摩

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【連載】どうにかして大分からサンライズに乗ろう(後編)

【連載】どうにかして大分からサンライズに乗ろう(後編)

ついに坂出に着いた。ここからサンライズ瀬戸に乗車すれば、旅は終わる。しかしぼくとしてはこんな楽しい列車で黙っておねんねして済むわけがない。買い出しのためにためにわざわざ別個で乗車券買ってるんじゃい。

駅を降りて、振り返ってみると、香川県に東京行きの列車が来るという奇妙さにただワクワクする。次が琴平行きって何だよ。

出発は21時44分。坂出駅に到着したのはおおよそ21時。40分程度の時間の余裕を

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【連載】どうにかして大分からサンライズに乗ろう(中編)

【連載】どうにかして大分からサンライズに乗ろう(中編)

前回のnoteにて、大分駅から臼杵駅まで787系にちりんシーガイアにて移動、その後徒歩で臼杵駅から中華料理を挟んで臼杵港へ、臼杵駅からフェリーに乗りこみ四国上陸を果たして(八幡浜港)、最終的に特急宇和海にて松山駅に到着した。

道後に寄り道松山という街は、足を運んだことのある方なら知っていると思うが、存外都会である。都会でありながら、観光の余地と、地元の人の生活の両面性があるように思う。

路面電

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【連載】どうにかして大分からサンライズに乗ろう(前編)

【連載】どうにかして大分からサンライズに乗ろう(前編)

まえがきぼくは寝台列車が好きだ。いくつか理由があって、いつからか車の運転に対してひどく臆病になってしまったし、長時間乗るのもあまり得意ではない。そして何よりも寝台列車の良いのはそのアフォーダンスの大きさにある。1人の人間がその空間内で出来ることの範囲が乗用車や飛行機に比べ格段に広いのだ。また、近年初めての乗車で、寝っ転がった時に感じた列車の揺れている感覚が堪らなく旅情を誘う。

そもそも、2月の中

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