いわお

✳️鬱、気分変調症(持続性よく鬱障害)、社交不安障害✳️ 感情的かつ感傷的です。苦手な方は…

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✳️鬱、気分変調症(持続性よく鬱障害)、社交不安障害✳️ 感情的かつ感傷的です。苦手な方は、回れ右。 とにかく、鬱病にはなるなよ。

記事一覧

8/21 鬱屈とした精神

 これこそ私たるもの、というようなものがあるだろうか。  なんでも良い。趣味や特徴、仕事、性格。なんでも良い。これこそ自分である、というものが存在しているだろう…

いわお
13日前
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8/11 棄てたもの

 色々と棄ててきた。まず、棄てたのは自己肯定感だった。一番早くに棄てたのはハッキリと覚えている。虐められた幼い私は「虐められるにも理由があるのだ」という糞みたい…

いわお
3週間前
4

8/9 増える。

 薬が増えた。  何度も目が覚めるという不眠が続き、朝が起きられない事が増えたからだ。鬱だからといって、怠けてはいられない。とりあえず昼夜の逆転だけは避けたいと…

いわお
3週間前
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7/17 診療費

 鬱と診断されて1年と半年が過ぎた。出来ないことばかりが増え、出来ることが少なくなった。みてくれも悪くなり、正直人目に触れたくない。  薬を貰うために受診し、費…

いわお
1か月前
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6/25 行く先

 前回はわたしの不安を書き綴ったが、今回はわたしの行く先について考えていることをまとめようと思う。  行く先、つまり将来はどうしたいか。答えは、考えられない。  …

いわお
2か月前
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6/22 近況報告

 最近、強く思っていることは「治ることが怖い」ということ。再度わたしの病名を振り返ると、持続性抑鬱障害と鬱と社会不安障害の3つ。現状、病名が変更されたり疑わしき…

いわお
2か月前
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5月9日 夜半

 鬱には完治がないと聞く。では、いつになったら治るのか。寛解といい、それは鬱状態にならぬようにしなければならない。投薬や、カウンセリングなどの治療を続けることが…

いわお
3か月前
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絵画

 秋風が立つ。冬の足音が近い。季節はいつの間にか移り変わっていく。  時間だけは平等に時を人々に分配する。そして、その価値は人によって決まる。私にとって時間は今…

いわお
10か月前

人は海

 先日、彼につれられて鳥取へ行ってきた。私はそこで、水平線をみた。島の無い、どこまでも続く青い海を初めて見たのだ。青いサテンを敷き広げたような海面、光が水面と空…

いわお
1年前
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私のうつ病

 私のうつ病は、何かしらに絶望し怯えている。具体的な「何か」は無い。強いて挙げるならば、人や視線や言葉や態度である。  正直、疲れた。生きていくことに手いっぱい…

いわお
1年前
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鬱病患者の日記 7/7

 七夕は晴れるどころか、雨が降ることが多いそうな。無理に2人の逢瀬を覗き見るなど、野望ったい。  地上の事など放っておいて、二人っきりでいれば良い。  笹の葉が揺…

いわお
1年前
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7/6

 私は、鬱病患者である。  同情はいらない。  今までは普通に生きてきたはずだった。  少しのボタン掛け違いを感じてはいたが、みんなに合わせて生きてこれたはずだっ…

いわお
1年前

8/21 鬱屈とした精神

 これこそ私たるもの、というようなものがあるだろうか。
 なんでも良い。趣味や特徴、仕事、性格。なんでも良い。これこそ自分である、というものが存在しているだろうか。
 所謂「自分軸」というものだ。もっというと、これだけは譲れないという価値観や信念、目標、他人の意志決定に左右されないものなのだそうだ。
 存在するなら結構。それを大切に掲げて生きていくと良いと思う。そういう生き方は、とても素敵だ。きっ

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8/11 棄てたもの

 色々と棄ててきた。まず、棄てたのは自己肯定感だった。一番早くに棄てたのはハッキリと覚えている。虐められた幼い私は「虐められるにも理由があるのだ」という糞みたいな理論を信じきっていた。虐められている自分は、何か原因があるのだと。そして、自分の事を棄てた。そうしたら、誰も虐めなくなった。
 そして大人になって、仕事を始めると今度は逆に「アイツは自己がない」と評価され、仕事の梯子をどんどん外されていっ

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8/9 増える。

 薬が増えた。
 何度も目が覚めるという不眠が続き、朝が起きられない事が増えたからだ。鬱だからといって、怠けてはいられない。とりあえず昼夜の逆転だけは避けたいと訴えたら、薬が増えた。昼寝をしない、寝る前はゆっくりする、夜には抗不安薬を飲む。ここ1ヶ月ほど色々と手を尽くした。それでもダメだった。
 また、心の扉の中に仕舞いこむ。あらゆる事から逃げるため。あらゆる不安から逃げるため。私は薬を飲み続ける

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7/17 診療費

 鬱と診断されて1年と半年が過ぎた。出来ないことばかりが増え、出来ることが少なくなった。みてくれも悪くなり、正直人目に触れたくない。
 薬を貰うために受診し、費用を払う。入るモノもないのに出ていくばかりだ。さりとて、薬を飲んでも奇死念慮は消えることはない。ずっとわたしの背後にしがみついている。
 心のどこかでは報われたいとも思っている。でなければ、人生の採算が合わない。整合性がとれない、そう思う。

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6/25 行く先

 前回はわたしの不安を書き綴ったが、今回はわたしの行く先について考えていることをまとめようと思う。
 行く先、つまり将来はどうしたいか。答えは、考えられない。
 働かねばならぬが、働けるのか。働くしかないのは分かっているが、現状から歩き出すことが出来ない。その一歩。とても近くて果てしなく遠い一歩である。どうして、その一歩が踏み出せないのか自分でも不思議なのである。
 こんなことを言っては批判を浴び

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6/22 近況報告

 最近、強く思っていることは「治ることが怖い」ということ。再度わたしの病名を振り返ると、持続性抑鬱障害と鬱と社会不安障害の3つ。現状、病名が変更されたり疑わしき他の病気は無い。
 さて、今、問題なのが「治ることが怖い」ということだが、原因は持続性抑鬱障害にあると考えている。こいつがどうやら本当に、わたしの昔から心に巣食う疫病神のようだ。いつから発症していたのかは主治医にも分からないが、おそらく物心

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5月9日 夜半

 鬱には完治がないと聞く。では、いつになったら治るのか。寛解といい、それは鬱状態にならぬようにしなければならない。投薬や、カウンセリングなどの治療を続けることがポイントだそうだ。
 上記は、鬱と診断された日に主治医から聞いたことだ。何かの例えで「くしゃくしゃになった心は戻らない」と言われたりするが、まさにその通りだと思った。紙に文字をかいて消しゴムで消しても跡は残る。散り散りになった紙を集めたとこ

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絵画

 秋風が立つ。冬の足音が近い。季節はいつの間にか移り変わっていく。
 時間だけは平等に時を人々に分配する。そして、その価値は人によって決まる。私にとって時間は今となっては恐怖の対象でしかない。
 朝が来て、夜が来る。日が昇り、日が沈む。刻々と冷酷な時間は私を常に焦らせる。「何かしなければ!」という焦燥感を、ベッドに横たわる私の心に残したまま過ぎ去っていく。薬のお陰で、死がすこしだけ遠ざかるのは良い

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人は海

 先日、彼につれられて鳥取へ行ってきた。私はそこで、水平線をみた。島の無い、どこまでも続く青い海を初めて見たのだ。青いサテンを敷き広げたような海面、光が水面と空を分け隔てた。きらきらと光る美しい海だった。
 「海は広いな 大きな」と歌われている意味を真に理解した。確かに、海は広かった。どこまでも青かった、大きかった。どこまでも続いていた。
 海は広い。人類は狭い。海に生くる生物たちはこんなにも広い

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私のうつ病

 私のうつ病は、何かしらに絶望し怯えている。具体的な「何か」は無い。強いて挙げるならば、人や視線や言葉や態度である。
 正直、疲れた。生きていくことに手いっぱいなのに、生活をしていくことがとても苦痛である。しかしながら、生活をしなければならない。
 苦痛である。

 この文章が不快と感じられた方へ、これが私のうつ病である。
 自分には自分の地獄や苦痛があるように、他人には他人の地獄があるのだ。自分

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鬱病患者の日記 7/7

 七夕は晴れるどころか、雨が降ることが多いそうな。無理に2人の逢瀬を覗き見るなど、野望ったい。
 地上の事など放っておいて、二人っきりでいれば良い。
 笹の葉が揺れる。
 短冊が星々のようにヒラヒラ煌めく。きっと素敵なことだろう。きっと素敵なことでしょう。
 今後一生、永遠に、小さい愛おしい命が、もう、何の害毒にも晒されず幸せに過ごして欲しい。たくさんの愛情に囲まれてスクスク育って欲しい

7/6

 私は、鬱病患者である。
 同情はいらない。
 今までは普通に生きてきたはずだった。
 少しのボタン掛け違いを感じてはいたが、みんなに合わせて生きてこれたはずだった。結局、ここまで生きてきて産み出したものは歪んだ劣等感と精神疾患だけだった。
 薬の副作用の中、半ば夢見心地でつらつらとのろのろと目覚めては寝てを繰り返している。

 幸せではないはずなのに、素直に手を叩いて喜ばないのはなぜだろう。どう

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