春、美肌と健康のために食すべき食材No.1

まだまだ肌寒さの続く日々ですが、3月半ばは暦では立派な春。
人も自然界の一部なので身体と心は徐々に季節の影響を受けています。

春という季節は冬にエネルギー保存の為に溜め込んだ脂肪や糖をもういらないね、と分解し代謝し、デトックスしようとする為【肝】に負担をかけます。

【肝】というのは現代医学で云う肝臓ももちろん含まれますが、東洋医学観点での【肝（グループ）】のこと。具体的には、肝臓、胆のう、目、筋肉、爪。立春を過ぎてからこれらのどれかに不調を感じている人は【肝】をいたわってあげた方がよいでしょう。

【肝】は血を蓄え、浄化し、身体のどこに分配をするか采配する機能を司っているので、春になり負担が増えると浄血が間に合わなかったり、十分に血が行き届かず疲れ目や充血、筋肉のしびれ、爪の縦線、こめかみの青筋、白髪、肌トラブルの原因に。また感情面ではイライラしがちになります。

そんな【肝】のデトックスの助けてくれて美肌と健康の味方をしてくれる春の食べ物と言えば、菜の花。

菜の花は春最強のデトックス食材。
解毒、血流促進、お通じの改善の三拍子で肝の働きのお手伝いをしてくれます。美容面では浮腫み改善、できものの改善、くすみを取り去り等にも効果的。

個人的には菜の花を白ごま、お酒、甜菜糖、醤油で纏わせたゴマ衣和えで食すのがおすすめです。白ごまと醤油にも解毒作用、白ごまとお酒には美肌作用があってデトックスと美肌の手堅いコンビネーションになります。菜の花の苦みがゴマ衣の甘味で中和されて味覚的にも◎

注意事項：菜の花もゴマも性質として身体を冷やす傾向にあるので食するときは身体を温めてくれるものと摂っていただけたらとと思います。

心地よい陽気がウキウキする、春。
健康に美しく過ごせる一助となりましたらうれしいです。

今後も色々な切り口で春の養生について書いていきたいと思います。