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IT先進国のエストニアに学べ!

エストニア、と聞いて何を思い浮かべますか?というか、エストニアっていう国がどこにあるか知っていますか?あまち知名度がないかもしれませんね。ただ、驚くべきことにエストニアは教育水準が高く、非常に優秀な人材があふれているんです!PISAという世界の学力ランキングで、急上昇中のトレンドをたどっているエストニア。
なぜ、隠された教育大国になったのか、そんなエストニアを解明していきたいと思います!

①エストニアとは

エストニアはヨーロッパの国の一つでEUに加盟しています。人口132万3824人(2019年調べ)で面積は九州より少し大きいくらいです。公用語はエストニア語で「バルト三国」の一つ。隣はロシア、ラトビアでバルト海に面した国です。1991年にソビエトが崩壊して独立。その後、経済が発展して国家が安定している国です。元力士の把瑠都が出身で、美男美女が多いことでも有名です。

②発達したIT産業(スカイプの創業者はエストニア!)

旧ソビエト時代には、ソビエトからIT関連を任されていて、エンジニアや技術を持った人がソビエトから多数やってきた。独立した後もIT産業に政府が投資を集中させたことで、その技術が受け継がれただけではなく、独自のソフトを開発。

エストニア政府も何と電子化されており、IT技術で国家を運営している。どういうことかというと、選挙、警察、自治、銀行、金融などあらゆる産業がIT化されており、インターネット上での手続きや取引ができるということなんです。

国家主導で電子産業を支えているのは、これまでのエストニアの歴史で他の国々から侵略があったからだと言われています。今はネット上での完璧な保護を受けているため、個人情報や機密情報が漏洩することはないので、物理的な侵略があっても、エストニアの国家としての国民の情報は安全に守られているということになっているんですね。情報セキュリティ技術が進んでおり、世界トップクラスまで跳ね上がっています。

③エストニアのIT教育

エストニアは独立後から小学校でのプログラミング学習が必須となっていました。小さい頃からインターネットの技術に触れ、プログラミングを学び、簡単なソフトを作って実際にそのソフトを運用するという、まさに現代における必要な力を養っていたわけです。
ITに触れていると0から1を生み出す作業をするので、自然に子供たちに想像力をみにつけさせることができるのですね。
また、授業の中でパソコンを使って音楽の授業や算数の授業をする機会が多いのも特徴の一つです。世界中のネットのつながりを知ることで、視野を広く持つこともできるんです。
日本では2020年からようやくエストニアの教育を取り入れることになった、ということで30年くらい遅れを取っている、ということにも気づかされます。

そのプログラミングの内容は初等教育では、ソフトの知識をもらい10歳ごろから「ロボット工学」や「本格的なプログラミング」、「アプリの開発」を行い、15歳以上になると誰でもホームページを作成できるぐらいの知識を持つようになります。

そういう教育を受けた子供たちが社会に出て、最先端テクノロジーを開発するエンジニアになりAIなど、新しいツールを生み出していくんです。国家の戦略が本当に功を奏する結果となったわけです。

さらにエストニアは世界中からエンジニアを獲得しようと留学制度も整えて、就労ビザがなくても企業で働けたり、留学生は卒業後も半年間はエストニアに滞在することができて、就職先を探すことができます。そういう政策をすることで、世界の優秀な人材がエストニアで学び経済に貢献しているんです。政府はこれからも最先端のテクノロジー教育を進めていく方針を掲げています。

まとめ

エストニアの教育制度から学べることはたくさんありますが、日本はそれでもエストニアよりも学力ランキングでは上をいっています。だからと言ってあぐらをかくのではなく、世界で変わりつつある教育の方法を改善していくように考えなければなりません。

これから日本もプログラミング授業が小学校で始まっていきます。ただ、教える側の教師の問題どの程度のプログラミングを導入として教えるのか。問題は山積みですが、ようやく踏み出した第一歩を確実に歩むことには間違いなさそうです。
教育者であるからには、より良いものを教えていきたいと考えているはずなので、現場の先生方には頑張ってもらいたいです。

冒険者ブログです。新しいことにチャレンジするには冒険が必要、と題して書いております。よろしければご覧ください。

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