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確固たる表現力を身につけたいなら「フレネ教育」!

この記事は約1700字です。5分あれば読めますが、太字だけ読んでも理解してもらえるように書いています。少しだけお時間を下さい。

子供の教育法に関する記事、第5弾。フレネ教育について解説していきます。

これまでの教育メソッドはマガジン化してあるので、興味がある方はそちらをご覧ください。世界の教育を知ることで、教育について客観的な見方ができるようになりますよ。家庭でも子供への接し方も考えるきっかけになったりします。知見を増やす意味でも、興味を持っていただければうれしいです。

さて、本題。
フレネ教育ってどんな教育かといいますと、フランスの教育家セレスタン・フレネさんが始めた教育メソッドなんです。フレネ教育は日本でもいくつかスクールの例があります。
セレスタン・フレネさんはフランスの小学校の教師だったんですが、教師をやりながら常に感じていたのは「子供の世界とかけ離れた教育の現状と、ルーティン化された情熱を感じられない授業と教師、その反復練習に没頭する意欲をなくした子供たち」だったそうなんです。
なんか、今のどっかの国みたいな気がしますが・・・
そんなフレネさんが考えていたフレネ教育の概要を書いていきます。

【フレネ教育の概要】
・フレネ教育の考えの要
教育の主体は子供。その子供を尊重し、意欲と興味を引き出し、失敗させないこと

・フレネ教育の目的
理性的共同体における人格の自己形成を目的とした教育学を、学習材と教育技術の土台の上に建設すること。つまり、自由教育で子供の力を引き出すこと。

・フレネ教育の主な取り組み
環境は3学年編成で異学年同士のクラス(イエナプランと同様)。違う学年同士が学び合う共同体を作ることで思いやりや他社貢献の心理を学ぶ。
そのクラスごとに活動計画を子供たち自らが作成し、それに従って授業が組まれる。自主性を尊重し、自らは仕事を見つけて行動する。行動計画が守れているかは、目標通り進んでいることを自己管理している。
そして、大きな取り組みは「自由作文」「新聞つくり」「意見交換」です。学習テーマによって子供たちは観察し考察し調査して、それを文字におこす。そこに意見交換を交えて文章が完成したら、新聞として出版。配布された新聞には勿論違う子供が書いた記事もあり、相手の意見も読みながら多様性を学ぶ。

このように、フレネ教育の最大の特徴は「読み書き」なんです。最重要項目として作文が挙げられているため、表現力の高さは抜群ですね。3歳の生徒でも読み書きを教え、教師のサポート体制をしっかりと取っていることを明言しています。
文章力というのは、現代を生きる人全員が高めたい能力の一つですよね。自分の考えを相手に伝える手段としての文章。書き記せば後にも残っていくものになる。誰かが共感すれば広がる可能性だってあるんですね。
noteの執筆を幼い頃から教育として取り入れている!みたいな感じです。

では家庭でもできるフレネ教育って何でしょうか。

それは、やはり「読み書き」ではないでしょうか。それも自由作文。絶対子供は嫌がりますね(汗)。ホント、字を書くことを嫌がりますよね、子供は。でも、もしそれを継続して一つ一つを新聞のように記事にしてあげて、印刷して子供にプレゼントしてあげたら充実感たっぷりになりますね。

題材は本当になんでもいいです。昆虫の観察、花の成長、テレビで見たアニメの感想、高度になれば疑問に思ったことをずらずらとならべ仮説を立て検証し、それを調査する。それを文字にして表現できる、ってすごいことですよね。

実際に卒業作文を小学校や中学校を卒業するときに印刷してもらいますが、やはり自分が書いたものが出版されるというのは、たまらないものがありますね。フレネ教育では、お互いの記事をしっかり読むことも言われているので、本当は違う子供が書いた記事にも触れられるといいのでしょうが。

もしできることなら「家族全員で同じテーマの自由作文」を週1回やるということをオススメします。そして、相手の意見もちゃんと読む。親子で意見交換することもできますよね。僕のうちもやりたいなぁ、と思っています。実験的に実施できたら、また記事を書きたいと思います。

ま、問題はそれをうちの子たちにどうやってやらせていくかですね。これが親だから難しいのですよ。親という存在は子供にとって多角的な存在なので、難しいんでしょうね。

もしそういう取り組みをしていらっしゃるご家庭があれば、コメントなど頂けると幸いです。よろしくお願いします。

上の記事は、渾身の作です。お金を出して買う価値が必ずあります。世の中に出回っていないノウハウです。ネットで調べても、ここまでの内容を書いている人はいません。ぜひ、こちらも併せてお願いします。

ちなみにブログもやっています。気になる方は下のリンクからどうぞ!


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