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幸福度世界2位 デンマーク人の”幸せ”とは -What's "Happy" for Danish-

こんにちは。

日が空いてしまいましたが、
CopenhagenでAirbnbに宿泊した際の続きです。


”ラッキーな事に”
ロストバゲージをし、
散々な目に遭ったからこそ出会えた、
Airbnbのホストとの会話から垣間見えた、

世界の幸福度ランキング2位の
デンマーク人の幸せ

について書いてみます。

デンマーク人の幸せとは

街を散策している時に感じたこと。
とてもこじんまりとした町並みに、
穏やかな空気が流れます。

大きなデパートも特に無く、
行き交う人はパンを抱えて自転車に乗ったり、
川辺に座ってお喋りをしたり。

ー休みの日は何をして過ごすのだろう…
ーこの国で暮らす人々の幸せとは何だろう…

何故かふと疑問に思いました。


大型ショッピングモールに溢れ、
沢山の娯楽に溢れた東京と比べると、明らかに
暇を持て余しそうな街だったからです。

寒い中、毛布をかけてのんびりビールを飲む人々。


デンマーク人の素朴で丁寧な暮らし方

ご夫婦によると、
デンマークの人達はあまり大人数で集まったり、
騒がしいソーシャル活動はしないそう。

決してフレンドリーでは無いという訳ではなく、
個人の時間と空間
非常に大切にするのだとか。

夜もレストランやバー等は閉まり、
街は静まり返ります。
(ごく一部の中心部は多少空いているそう)

ーーーでは休みの日は何をして過ごすの・・・?

水泳に行ったり、サイクリング、読書、料理、
コーヒー、インテリア等に時間を使うそう。

ご夫婦も滞在中サイクリングやスイミングを
楽しんでいらっしゃいました。

何年立っても2人で楽しめる
共通のアクティビティがあるって、素敵ですね♡

お二人のお話によると、
そんな"当たり前の日常に幸せを感じ
感謝する"そうです。



国民性を創る2つのこと

何が影響して、個人で素朴な時間を
楽しむようになったのか。

お話を伺うに、2つの事が大きく影響しているのではと感じました。


1つ目に天候、2つ目に教育環境です。

①北欧の天気

北欧の冬は長い…
寒そうなイメージは皆持っていると思います。

それこそが人々の生活をより
丁寧にする大きな要素だそうです。

日本ではまだ28度はあるであろう
夏終わりの時期に、
デンマークではダウン必須の寒さでした。

ーーお家時間を工夫する

8月が終わると一気に冬に突入する北欧。
長い冬を乗り越える為には、家での時間をいかに
充実させるかがとても重要です。

スウェーデンの家具ブランドIKEA等でも
お家時間を豊かにしてくれる
色とりどりの家具や食器等が置かれていますね。

お世話になったお家のリビングには
息子さんがインテリアの為と書いた、
素敵な絵が飾られていました。

書斎があったり、
本を楽しめるスペースも設けられていました。

ご自宅の素敵なインテリア


ティーカップに丁寧にコーヒーを注いだり、

ワインをデキャンタに移して色を楽しんだり、

フィンガースナックで少し高価なチョコレートと
マリアージュして楽しんでみたり、

とっても着心地の良さそうな
お気に入りのパジャマで過ごしたり・・・

お家時間をいかに充実させるかが、
厳しい冬を幸せに過ごせるかのキーポイント
なのですね。


ーー照明で雰囲気を楽しむ

間接照明やキャンドルで火が灯る温かさを
演出して楽しむインテリアも北欧の文化のひとつだそう。

ちなみに私は、海外のホテルでよくある
天井の照明が無い薄暗いお部屋は苦手で、
慣れない場所では電気を全て付けておきたい派です。。笑



②デンマークの教育環境


人とあまり弄れず、 
個人の時間を大切にし
焦点を当てる国民性と
して、
教育環境が大きく影響していると感じました。

なんと、小学校から大学まで
教育費が無料だそう。
医療費も無料

その代わりに税金は25%
(25%・・・高すぎる。)

しかしその”教育費無料”こそ
穏やかな国民性に繋がっているのだとか。

ホストと日本とデンマークの教育制度について、
お互いの国を比較しお話しました。

デンマークでは、教育費が無料のため、
公立と私立という概念がなく、
全員が平等に教育を受ける権利があり、
チャンスも平等に与えられるそう。

だから、自分の学歴や就職先などで
人と比べる事が無いんだとか。 

その為、
親も子供も、競ったり、比べたりする
ストレス環境が無く、皆が自由に好きな事と
向き合える心が生まれる 
のだそうです。

幼い頃からそのような価値観で育っている為
どこに住んでいようが、どの職業に就こうが、
人それぞれの幸せと捉えるそうです。

素晴らしい環境だと感じました。
日本の文化も大好きです。
しかし教育や住居環境による比較のストレスは
必ずつきまとうように思います。

自己紹介の際も、出身大学や勤め先が
個人の中身よりも先に来てしまいがちですね。 

環境のデメリットとして、
ホストさんは、親の身として、
子供の向上心が伸びないのではと
懸念していましたが…。笑


デンマークでは人と比べる事が無いために、
今ある現場・環境に満足している人が多く、
その結果幸福だと感じる人が多いのかなと思いました。



国それぞれの幸せのかたち。


今回デンマークに住むご夫婦からお話を
伺わなければ、そんな事を考える
きっかけが無かったかもしれないと思うと、
本当に貴重な滞在だったと思いました。

”この幸せこそが人間の幸せだ!”
とは一概に言えません。

それぞれの国に住まないと分からない
幸せの価値観があり、
どの国にも良い面もあれば勿論悪い面もあります。

ただ全ての物を失った時、
人は、

朝起きて太陽を浴び、
コーヒーを美味しいねと人と微笑み合い、
湯気を眺める時間さえも美しいと感じる

そんな当たり前の時間を”幸せ”だと
感謝するのだろうな。。。


と、今日も時間は絶えず流れ続ける、
平凡な1日を過ごしながら思うのでした。



日常に見つける何気ない時間・光景・会話。
全ては当たり前ではなく、
自分がどう捉えるかで人間の幸福度は
変わるのだと、デンマーク旅行で学びました。

長くなりましたが、以上、
デンマーク人ご夫婦とお話して学んだ
デンマーク人の幸せについてでした。

最後までお読み頂き
ありがとうございました。

Mayuko.♡

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