Shiori

これまでの自分に起きた不思議な体験を綴っています。

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記事一覧

一昨日の夢

赤紫色に近い、深い漆塗り 熊野神社と書かれたお社。 霧深い、山の中?山の上? 熊野大社とは、違うのだろうか? 場所は、分からない。 それから、丸に十の字。家紋? …

Shiori
10か月前

かがり火の中で君を想う

今年も盆灯篭が照らされる。 薄く張られた障子に照らされて、かがり火が灯る。 ぼんやりと薄暗い中で、ほのかにゆらゆらとそれは呼吸している。 僕はこの、あの世ともこの…

Shiori
11か月前
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地に足が着いてなくとも大丈夫

前回の更新から、随分時間が経ってしまいました。一度、自分の思い出エピソード以外のことも、徒然に書いてみたいと思います。 私は、自分の前世を色々と感じたり思い出し…

Shiori
1年前

episode8:近くて遠い人

昨日Mステに出ていた9mm parabellum bulletについて、さやちゃんと話していた。 大学の演奏練習室の窓からは、木漏れ日が見えて、新緑真っ盛りと言っていい。季節は初夏を…

Shiori
2年前
2

episode7:こいのうた

お風呂上がり、携帯を開くと、一件のメールが入っていた。 "バンドメンバーになった、さえです!曲決めなどしたいので、一度みんなで打ち合わせしましょう!" (そうだよ…

Shiori
2年前
4

episode6:再会

印象的な声だった。 ボーイソプラノの、ふんわり広がるような癒し系な声。 黒いパーカーにジーンズというボーイッシュな服装に、赤い縁眼鏡から覗く、くりくりした丸い瞳…

Shiori
2年前
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episode5:はじめまして

サークルの説明会は、お昼休み。 場所は講義後すぐに小走りで移動しないと間に合わない、棟の違う離れた教室だった。 今朝、一緒に行くはずだったナオちゃんからメールが…

Shiori
3年前
2

episode4:大学一年の春

合格した女子大学に入学して早1ヵ月。 私は少し焦っていた。 思った以上に必修科目が多く、そこから専門科目、自分が取りたい講義を受講すると、毎日みっちり勉強のスケ…

Shiori
3年前
1

episode3:涙の理由

前回の話↑ ✳︎ 夕食を食べ終えたあと、携帯のライトが点滅していた。 水月さんからメッセージが届いていた。 秋桜さん、初めまして。 メッセージありがとうございま…

Shiori
3年前
3

episode2:初めての過去世誘導瞑想

前回の話↑ ✳︎ 誘導瞑想というものを初めて行った。 優しい柔らかい女性の声に釣られて、自然と身体が弛緩してくる。 ある時、"ふわっ"と、身体が無重力になったかと…

Shiori
3年前
3

episode1:始まりの音

高校三年生だった。 大学受験が終わり、隣の県にある大学での寮生活が決まった。 特に大きな志もなかった私は 進学校と進学塾、周りの煽動と轟音に流されるようにして、…

Shiori
3年前
2
一昨日の夢

一昨日の夢

赤紫色に近い、深い漆塗り

熊野神社と書かれたお社。

霧深い、山の中?山の上?

熊野大社とは、違うのだろうか?
場所は、分からない。

それから、丸に十の字。家紋?

昨日、守矢氏の家紋でもあると知る。

諏訪の神様にご縁があるからだろうか。

守矢氏と、熊野神社は、何か関係があるのだろうか。

かがり火の中で君を想う

かがり火の中で君を想う

今年も盆灯篭が照らされる。
薄く張られた障子に照らされて、かがり火が灯る。
ぼんやりと薄暗い中で、ほのかにゆらゆらとそれは呼吸している。
僕はこの、あの世ともこの世ともつかないような、遠い昔の夏の日にまるで戻れたかのような、盆の時期が好きである。
今日もきっと、迎え日のあとに君がやってくる。

そう。いつもの決まったあの場所で。

「いつもと言ったって、庭の縁側じゃない」

きりりと吊り上がった、

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地に足が着いてなくとも大丈夫

地に足が着いてなくとも大丈夫

前回の更新から、随分時間が経ってしまいました。一度、自分の思い出エピソード以外のことも、徒然に書いてみたいと思います。

私は、自分の前世を色々と感じたり思い出したりしています。
最近では、思い出す出来事は少なくなっていますが、特に大学生〜社会人1.2年目くらいまでは、常に足元がふわふわした感覚で、それこそ第六感の方にエネルギーが集中し過ぎていたような気がします。よく転びましたしね。🤔

当時、

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episode8:近くて遠い人

episode8:近くて遠い人

昨日Mステに出ていた9mm parabellum bulletについて、さやちゃんと話していた。

大学の演奏練習室の窓からは、木漏れ日が見えて、新緑真っ盛りと言っていい。季節は初夏を受け入れ始めていた。

「あれは音響が悪いよ。ライブでの生演奏はあんなもんじゃないんだよ」

すっかりさやちゃんとは、練習室の常連客になって、私の素人ドラムも、徐々に譜面をなぞってリズムを刻めるようになってきた。

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episode7:こいのうた

episode7:こいのうた

お風呂上がり、携帯を開くと、一件のメールが入っていた。

"バンドメンバーになった、さえです!曲決めなどしたいので、一度みんなで打ち合わせしましょう!"

(そうだよなあ。うちのバンド、ナオちゃんとボーカルの子入れて4人だけど、この2人は中々自由なんだよなぁ‥。)

ナオちゃんは誘ってくれた張本人だが、いつもどこで何をしているんだか分からず、講義の出席もまちまちなようだ。

ボーカルのアイちゃんも

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episode6:再会

episode6:再会

印象的な声だった。
ボーイソプラノの、ふんわり広がるような癒し系な声。

黒いパーカーにジーンズというボーイッシュな服装に、赤い縁眼鏡から覗く、くりくりした丸い瞳が対照的な、中性的な雰囲気の女の子だった。

「なんだ、さえちゃんもここにいたんだ。じゃあ、メンバーが揃ったね」

近づいてきたナオちゃんが、彼女に気がついてそう言うと、きょとんとした私を見て説明してくれた。

「あ、この子はベースのさえ

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episode5:はじめまして

episode5:はじめまして

サークルの説明会は、お昼休み。
場所は講義後すぐに小走りで移動しないと間に合わない、棟の違う離れた教室だった。

今朝、一緒に行くはずだったナオちゃんからメールが入っていた。

"ごめん、ちょっと教授に用があって少し遅れちゃうと思う。先に行ってて!"

(いきなり一人で入るの緊張しちゃうよ〜)

一人で行くことを心許なく感じながら、廊下を小走りしてようやく教室前に辿り着いた。

ギイィ、と重たい扉

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episode4:大学一年の春

episode4:大学一年の春

合格した女子大学に入学して早1ヵ月。

私は少し焦っていた。

思った以上に必修科目が多く、そこから専門科目、自分が取りたい講義を受講すると、毎日みっちり勉強のスケジュールとなり、寮と大学の往復、夜は課題をこなして早く寝る…という勉強漬けな日々が続いていた。

(他の寮生の子たちは、サークル活動もバイトも始めたり、彼氏の家に泊まりに行っていたり…。みんなすごくアクティブなんだよなぁ‥
寮と学校の往

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episode3:涙の理由

episode3:涙の理由

前回の話↑

✳︎

夕食を食べ終えたあと、携帯のライトが点滅していた。

水月さんからメッセージが届いていた。

秋桜さん、初めまして。

メッセージありがとうございます。

まあ、涙が出てきたのですね。

最初は何となくこう感じる、というところからなんですよね。
これから何度か瞑想していくうちに、また涙の理由が分かる日が来るかもしれません。

最初の瞑想でそこまでシンクロできるなんて、素質があ

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episode2:初めての過去世誘導瞑想

episode2:初めての過去世誘導瞑想

前回の話↑

✳︎

誘導瞑想というものを初めて行った。

優しい柔らかい女性の声に釣られて、自然と身体が弛緩してくる。

ある時、"ふわっ"と、身体が無重力になったかと思った瞬間に
そこからどんどん、どんどん、下へ下へと下降していくような
次第に自分という輪郭もぼやけて無くなっていくような、

あるのは"意識"だけ

そんな不思議な体感になった。

いよいよ、過去世を知る場面に誘導が進む。

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episode1:始まりの音

episode1:始まりの音

高校三年生だった。

大学受験が終わり、隣の県にある大学での寮生活が決まった。

特に大きな志もなかった私は
進学校と進学塾、周りの煽動と轟音に流されるようにして、深いことまでは考えられず
有名大学ばかり受験して、すべり止めの1校のみに合格した。
浪人する気概もなく、何の力も湧かなくなった私は、その大学へ進学することに決めた。

卒業式もなんとなく上の空のまま、
大好きだった部活の仲間と、部室と、

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