誰のために生きているんだろう
誰のために生きてるんだろう。
きっとこの”誰”の部分に入れる名詞は
人それぞれなんだと思う。
1+1=2みたいなシンプルなものじゃなくて
正解はないし、答えが同時にいくつも存在したっていいはずだ。
でもたった1つだけ言えるのは、最初にくるべき答えはどうか【自分】であってほしい。
じゃないときっと人生のどこかで途方に暮れてしまう日が来る。そしてこんな風に自身に尋ねる。
何のために生きているんだろう?という質問を自身に問うてしまう人はきっと、優しい人なんだろうなと思う。
他人を助ける意欲が人一倍強くて、誰かの役に立ったときに喜びを感じる。期待に応えることが得意な、責任感のある人。
そんな人は時に、他人を喜ばせようと無理をしてしまう。
大きな期待に応えるために、身を少しずつすり減らしてしまう。
そして自分を差し置いて、他人のために生きれば生きるほど、本当は何をしたいのか、どうなりたいのかっていう本心が雲隠れしていく。
「自分のために生きなよ」
そんなセリフを偉そうに言える立場じゃないのは重々承知の上だ。
でも、過去に何度か意を決してそんなことを言ったことがある。
大切な人たちだったからね。
そんなことを言った時
言われた人は
「そうだねぇ….」
って切なそうに笑った。
他人に人一倍優しくしてしまう人が
期待に人一倍答えようと頑張ってしまう人が
人一倍優しくされる世の中であれ。
そんな風に思うと同時に、
誰のために生きているの?の質問の答えの最初に
どうか【自分】を持ってきてほしい。
自分のやりたい事をやって、自分のために生きてほしい。
だって、あなたが生きている日々は
あなたの人生だから。
あなたのものだよ。
そんな事を言うと
きっとまた「そうだねぇ…」って笑われるだけかもしれないけど
私は、あなたがあなたらしい人生を送れますようにと
今日もひっそり願っているよ。
頑張れなんて言わない。
ただ、ここで密かに応援している。
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