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心の風邪には無頓着なわたしたち

「うつ病が世界で最も患者数の多い
疾患になりつつあるらしいですね。」


仕事帰り、まだ誰も帰っていない静かな家で
肉じゃがを頬張っているとき、とあるYouTuberのビデオを見ていたわたしはギョッとした。

ほんとかな?と思いつつさっそく
グーグルに尋ねる。

すると

マレーシア国内で2番目に多い
疾患とされるうつ病が2020年までには
世界で最も疾患患者数が多い病気だと
予想されている。


そんな記事が検索結果の一番上に表示された。


思い返せば、近年うつ病 という病の名を
耳にする回数が増えた気がする。

エンターテイナーとして活躍している
芸能人や芸人のテレビ越しの告白であったり

友人が務めている会社で同期がうつになって
やめちゃった、と聞いたり

あるいは本屋さんでうつ病関連の書籍をよく
見つけるようになったり。

書籍といえば、

死ぬくらいなら会社辞めれば?ができない理由(ワケ)』という書籍を見たことがある。

『ができない理由(ワケ)』が
小さく書かれていて見えなかったため

作者が社会で苦しんでいる読者に無理をするなと説得をする本だと思い込んでいた。

しかし、それは作者自体が我慢を続けた結果、気がついたら身体と心に異常を起こしていて、

冷静な判断ができなくなるまで追い込まれてしまっていたという体験を綴った本だった。

印象的だった3ページを引用させてほしい。


死ぬくらいなら会社辞めれば?ができない理由(ワケ) 作家: 汐街コナ 監修: ゆうきゆう


この3ページが印象的だった理由は



この光景ってあるあるじゃないか?



って思ったから。

これを読んで著者に自分や友人を重ね合わせてしまった人、わたし以外にも多くいるんじゃないかな。



身体の風邪には敏感なのに

心の風邪に無頓着なわたしたち


わたしたちは冬になると

インフルエンザのワクチンを接種するし
マスクもつける。

小さい頃は家に帰るたび

『帰ったら手洗いうがい!』と言われてきた。

なんか風邪っぽいな...と思ったら
すぐにクスリを飲む。

身体の風邪には充分すぎるほど
対策しているのに

心の風邪には症状が出てはじめて自分が
そこまで追い詰められていたことに気付く。

『なんか異様に疲れているぞ...まあ社会人だしこれが普通だよね。』

『あの人嫌いだ...でも大人だし笑顔で接しないと。』

『今日も残業...休みがない。でもみんながいるんだから帰るのも悪いよな。』

こうやって、まあしょうがないよね。を
積み重ねていく度に心がむしばまれていく。

お金を稼ぐために頑張ったのに
お金が治療費になるなんてくやしいよ。



もっと自分を大切に生きてもいいんじゃないか



あの人がムリだから。

自分を大切にしてくれないから。

嫌いだから。

辛いから。


一見子供っぽい理由に聞こえるかもしれない。

でもそれは何から逃れるために
充分な理由であるとも思うんだよ。

インターネットがある今
交通機関が整っている今

選択肢に溢れている今。

あなたは幾らでも環境を変えられるし
好きな場所に飛んでいくことができる。

あなたが苦しんでいることって
絶対あなたがしなくちゃいけないこと?

方法は1つじゃない。

あなたは本来人権を持った自由な存在なんだ。


だからどうか我慢をしないで、

心が風邪を引くまでがんばろうとしないで。

どうかあなたらしい場所に行って。


1秒でも長く好きなように生きて、
大切な人よ。


•••


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