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行動範囲じゃなくて想像範囲を広げる時間がやってきた

私の中では、2020年=オリンピックだった。

それ故グローバル化にますます拍車が掛かると思っていたし、カナダから帰国したらまた絶対にインバウンドに携わるぞと夢見ていた。自分が力を入れて取り組んできた英語と異文化理解がこんなにも役に立つ年はきっと無いと思っていた。

なのに現在世界はグローバル化どころか、鎖国状態にある。数週間前まで賑わっていたトロントの街は、まるで『貸し切り状態』になり、

スーパーに行くために立ち寄った駅のホームで1人でぽつんと電車を待っていた時には、この世に自分だけが取り残されてしまったのかと思った。


封鎖、自粛、営業停止、自宅待機、隔離...


そんなクローズドな言葉が毎日のように聞こえてくる。ウイルスの拡大を防ぐためにも今は人との接触を避けて、安静にするのが最重要事項だ。


普段の平和な世界では、行動範囲を広げると人生はますます豊かになっていくけど、どうやら今は行動範囲を広げている場合じゃないし、

むしろその範囲は自分のためにも他人のためにも可能な限り家から最寄りのスーパーくらいで留めておくべき。



私も最初は暇だしちょっとくらいは友達とどこかに...って思ったけど、


自分が大丈夫だと思っても誰かが大丈夫じゃなくなるかもしれないんだよね( ; ; )


もし自分が感染して、知人や大切な人が大変な目に合ってしまったら...と考えるとゾッとするし、当分の間は友達とはzoomで会おう。



じゃあ行動範囲を広げられない今は、何をするべきなのだろうか?


それは、想像範囲を広げることだと思う。



今後世界はどうなっていくのか?それに伴い、これから自分はどう動いていくべきなのか?


ウイルスの発生が広がるにつれて、それに対する人々の反応をニュースやSNSを通して観察していると、大まかに3パターンあることに気づいた。


①アジア人のせいで...!

②コロナのせいで....!

③これからどう動くべきか?


怒りの矛先が欲しいために事をアジア人のせいにして、差別発言でストレス発散している人達は、そんな乏しい考え方しか出来なくてかわいそうだなぁ...と思う。

コロナのせいでっていう人が大半だと思う。

すごく気持ちが分かる×100。

私もコロナのせいで彼との滅多にない旅行がキャンセルされたし、一生に一度のワーキングホリデーなのに家で過ごす日々。悔しいし、どうしても、これがなかったら...って言いたくなるよね。


でも、それでも私達が今考えるべきことは


③のこれからどう動くべきか?なんだと思う。


落合陽一さんのnoteの文章の一部にこんなことが書いてあった。


自分なりにできることを対策し始めている。
この状況下でどうやったら自分の能力を発揮して付加価値を作れるか、それにはどういう行動指針が必要なのか。
ラボでは研究を続けるためにどうしたらいいか、会社では仕事を続けるためにどうしたらいいか、そして作家としては作品を見せたり体感してもらうにはどうしたらいいか、

そういうことに頭を使うべきなんだと思う。

ウイルス後の世界の体験価値をどう届けるべきか?物理的な接触を研究するにはどうしたらいいかを考えている。


ハッとする言葉だった。

私達が忘れてはいけないのは『これからの世界』で、ウイルスがこのまま蔓延ろうが、落ち着こうが、どっちにしろこういうことが起こるという前提で作戦を考えていかなくちゃいけない。


私が個人的に今回のパンデミックから学んだことは、


(自分がカナダで働いていたレストランがしばらく営業停止してしまったことから)

接客業は大好きだけど、こういう状況に比較的左右されないオンラインでも収入を得られる仕組みを作るべき。
職を完全に失うリスクを比較するために、ひとつ以上の仕事を持つべき。
緊急時にも焦らないでいられるくらいの貯金は用意しておくべき。


ということで、この3つを教訓にして今後動いていきたいなと思う。

英語と異文化理解力を活かしたいという思いは今も変わらないけど、その中でも可能な限りオンラインと関係した職業に就けたらいいなと考えているし、インターネットの世界で言葉を綴ることを生業の1つにしていきたいって思う。



そのためにはまずどしたらいいかな?

今日何をすればいいのかな?

新しく学ぶべきことは何かな?

どれくらいで実現させられるかな?

貯金って実際どれくらいかな?


今こそ人生の見直しみたいなのを行うベストタイミングなんだと思う。


そんな質問を考えては答えを作り、行動していきたいなって思う。



今後、どうなっていくだろう?


どんな生き方をすべきだろう?


行動範囲を制限された今

広げるべきは想像範囲。


この期間中に、じっくり考えようと思う。






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