やりたいことを殺さずにちゃんと叶える方法
私たちは、ちっちゃいときの方が欲望に圧倒的素直で、夢を叶えるのが上手だったんじゃないかなぁ…と思う。
欲しいものを見つけたら「ねえねえ、これ買ってー!欲しいー!!」と必死でおねだりして、交渉成立させる。お小遣いが欲しいと思ったら、皿洗いや風呂洗いをしてお駄賃をゲットする。
アニメのキャラクターに憧れたらそれになろうと真似をする。どんなに大きな夢も実現するかはさておき、とりあえず抱く(プロ○○選手になりたい!アイドルになりたい!など)。
私の弟は小さな頃、やりたいことを叶える天才だった。
欲しいおもちゃは必ず手に入れる(親に融資してもらう)まで駄々をこね、そのためには手段すらも選ばなかった。
よくある手口は、ショッピングモールの床で獲れたての魚のようにひたすらピチピチと動いて親にひたすら恥をかかせるというものだった。
年長の頃にはのだめカンタービレの千秋先輩に憧れ、コミックを全巻揃えた。
翌日には指揮者になりたいと言い出し、指揮棒とクラッシックのCDまで購入して、何時間もひたすら楽しそうに椅子の上で指揮棒を振り回していた。(ベートーヴェンの曲がお気に入りだった)
名探偵コナンにハマっていた頃の夢は、言わずもがなだが探偵で、ハットをかぶって探偵気取りをしていた。
あれは読み書きができるようになった小1くらいだっただろうか….。
今度はビジネスマンに憧れており、スーツを着て名刺を持ちたいと言い出した。
結婚式に着ていく子供用の可愛らしいスーツに蝶ネクタイをつけてデジカメで撮影を実行し、それを印刷してコピー用紙に貼り付け、自分の名前を書いて、本当に名刺たるものを作り上げてきたときには家族一同驚いたものだった。
その後はバスの運転手に憧れ、おもちゃのバスで家の廊下をひたすら楽しそうに行き来していた。
そんなこんなで、やりたいことや夢を描く度に徹底的に実現させる弟だった。
(15年以上経った今、接待まじ疲れたァー!と愚痴っては、宝くじ当たんないかなァー!が口癖になっているのはなかなか切ないが。)
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私が子供を例に挙げたのには理由がある。
大人と比較したかったからだ。
大人は子供よりもやれることが桁違いに多い。
子供の頃はできなかったことを難なくこなすことができ、成人したら保護者の同意や許可なしに、自分の意志で何かを決めることができる。
そんな状態にも関わらず、だ。
子供よりもやりたいことを叶えるのが下手っぴな気がしやしないか….。
何で子供にできて、大人にできないのだろうか?
それにはもちろんいくつかの理由があるのだが
その原因の1つに
とある呪いの言葉があると私は思う。
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大人だって、子供と同じようにやりたいことがあるし、やりたいことを語る。
これがしたくて、こうなりたくて、この夢を叶えたくて….。
でも大半の「やりたいこと」とやらは今日も叶っていない。
実際、この世でやりたいことを実現して生きている人は1割くらいで、残りの9割の人はそれを実現できていないように思う。
そして、その9割の人は
「やりたいこと」と「呪いの言葉」をセットにしている。
それは、ハッピーセットではなく、アンハッピーセットとも言える。
そのアンハッピーセットの内容はこうである。
「やりたい」+「まあできないけど」
「やりたい」+「いつか」
「やりたい」+「本当に成功するなら…」
「やりたい」+「でもむずかしいし」
「やりたい」+「でもめんどくさい」(もはやめんどくさいというのが本音だと認めた方が早い)
こんな調子じゃ
できるものもできなくなってしまう。
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宇宙に行きたいとか、大富豪になりたいなら話は別として
たいていのやりたいことなんて
1ヶ月でできてしまう。
あるいは、1ヶ月もあれば十分準備を進められる。
ということで
最後に1割の人になる方法を教えよう。
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やりたいことを殺さないためには
「やりたい。」
まず、そのシンプルな4文字が必要だ。
さらに、やりたいことを叶える確率を上げるには
後ろにつける言葉次第。
ここでは
「やりたい。やろう。」
というもう一押し(決意)が必要となる。
そして、さらに確率を上げるには
「やってみた。」
というトドメ(実行)が必要なのである。
多分ね
「やりたい」の後に
どんな言葉をくっつけるのかが
やりたいことをして生きている人と
やりたいことをして生きていない人の
決定的な違いなのだと思う。
ただ、それだけなのだと思う。
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