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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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2023年10月の記事一覧

2分で読める子育てエッセイ№736『ポロシャツの選び方』

2分で読める子育てエッセイ№736『ポロシャツの選び方』

小3の息子の学校用のポロシャツ。袖口がメッチャアートしていた。
小6の娘は、めったにそんなことがないのに。

この袖口の赤とか青とか・・・もしかして絵の具?

そこでワタクシ息子にこう訊いた。
「今日の授業、絵の具で何を描いたの?」

すると息子は目を大きくさせて驚いた。

「何で分かったの? 絵の具使ったって」

ニヤリと笑ったワタクシ。
「探偵だからさ」
と言いたい気持ちをぐっとこらえ、ポロシ

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2分で読める子育てエッセイ№738『小3の息子とプチバトル中』

2分で読める子育てエッセイ№738『小3の息子とプチバトル中』

小3の息子とプチバトル中。



学校から帰ったらすぐにでも公園へ遊びに行きたい息子。

「遊んで帰ってからぜーったいに宿題する」

と言っては、帰って来てご飯を食べ、風呂に入る。
そして宿題をしていないと気がつくのは、歯を磨き始める9時ちょっと前。

それは、ワタクシこれから一日の締めに、ゴロゴロしながらパズルゲームをしようと思っている大事な大事なくつろぎタイム。

それなのに息子はそのタイミ

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2分で読める子育てエッセイ№740『20秒』

2分で読める子育てエッセイ№740『20秒』

小3の息子はいわゆるスポーツ刈り。
髪を切った直後などドライヤーでアッという間に乾く。

でも、息子はなんだかんだとドライヤーを嫌がっているので、
「20秒で終わるから」
と時間設定をしてみた。

これで信用を獲得したのか、息子は声をかけたら
「ほーい」
と、すぐに来るようになった。

ああ、なんてステキなこの方法。
お互いストレスが少なくなったのがとってもいい。



ある夜、ワタクシの髪を乾

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2分で読める子育てエッセイ№741『そこは母に似なくても・・・』

2分で読める子育てエッセイ№741『そこは母に似なくても・・・』

ある日、小3の息子が夏祭りのくじで当たったおもちゃがあったことを思い出した。それはピストル型でシャボン玉がたくさん作れる、名付けてシャボン玉製造機。

「これおもしろーい」

と息子は大喜び。

次から次にどんどん、どんどん容赦なく。勢いよくシャボン玉が飛び出していくので、すぐにシャボン液がなくなってしまった。

「え~もう無いの?」
としょんぼりする息子。

そこで、ワタクシ息子にこう言った。

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2分で読める子育てエッセイ№743『秘密基地みたい』

2分で読める子育てエッセイ№743『秘密基地みたい』

小3の息子のランドセル置き場を移動しようと思い立った。

ココが便利そう!と候補に挙がったのが押し入れ。
うっすら、超有名な青いロボットの猫さんが頭をよぎる。

「いつも宿題をしている場所のすぐ後ろだし、試してみようかな」

息子が帰ってくるまでに何とか間に合わせた。

すると先に帰ってきたのは、小6の娘。
「あ~、場所変えたの? なんかドラえもん感がハンパない。おもしろいね〜」
と、悪くない反応

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2分で読める子育てエッセイ№744『イメージは閻魔様のペンチみたいなの』

2分で読める子育てエッセイ№744『イメージは閻魔様のペンチみたいなの』

小3の息子を近所の歯医者さんに連れて行った。
2~3か月に1回、虫歯のチェックとクリーニングをしてもらう。

シャカシャカと丁寧にクリーニングしてもらう間、息子はウトウトと寝てしまうくらいリラックス。嫌がる様子は1ミリもない。

それに引きかえ、ワタクシの子供の頃のイメージは、歯医者さん=閻魔様のペンチみたいなの。
怖いし痛いし。

なんか全然イメージ違うんですけど。



イメージが変わったと

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2分で読める子育てエッセイ№746『動画を観ている人をみる時間』

2分で読める子育てエッセイ№746『動画を観ている人をみる時間』

ある日、小3の息子がおもしろい動画を見つけたから一緒に観ようと声をかけてくれた。

「お母さんが好きな動画だよ。いま大丈夫?」
と、お断りしにくい誘い文句がなんとも言えない。

息子と一緒に観ていたら、画面の向こうからこう聞こえてきた。

「いまから隠れるからね~。はい! 目を閉じて」

すると、息子は言われた通り、目を閉じた。

「え? 動画なのに本当に目を閉じるの? でもワタクシこの動画が観た

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2分で読める子育てエッセイ№749『アイコンがスーッ』

2分で読める子育てエッセイ№749『アイコンがスーッ』

ある日、ダンナにワタクシのPCを渡してPCの内容を確認してもらっていたら、

「あれ? PCのタッチパネルがうまく動かない」

とダンナが言い出した。

「いやいや、さっきまで問題なく使えていたのに? ダンナが変な電波でも出してるんじゃない?」

と疑って一緒に確認したら、動かしていないはずのアイコンがスーッと動き始めた。

「ひょーっ! もしかして見えない何かしらの存在?」

ワタクシ焦っていた

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