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アーユルヴェーダの知恵

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5000年前から続くアーユルヴェーダの生きる知恵を日々まとめています。何かに迷った時のヒントになったら嬉しいです。
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2021年6月の記事一覧

梅雨の不調・不眠解消、だるさ・疲労回復に「頭頂部」を緩めてみる

梅雨の不調・不眠解消、だるさ・疲労回復に「頭頂部」を緩めてみる

梅雨らしいお天気になってきましたね、

不安定なお天気が続くと、
当然、私たちの身体や心も
バランスを崩しやすくなります。

そうなってくると

なんとなく不調、
疲れが取れない、
眠れない、思考が止まらない、

などなどを感じやすくなります。

こんな時は
頭頂部を緩めることで、
全身の疲れも緩めていくことができます。

それによって、
呼吸がしやすくなり
深い眠りにつきやすくなります。

■頭

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「私は幸せにならなければならない」 という思い込みが、自分を一番苦しめているかもしれない

「私は幸せにならなければならない」 という思い込みが、自分を一番苦しめているかもしれない

人生の最終目的地を

「モークシャ」といったり、
「解脱」といったり
「自由」といったり

表現方法は様々ですが、

自分自身の囚われから自由になること、
ということになると思います。

これは何かから逃げるとか、
何かを捨てるとか、

部屋に籠って社会から離れるとか、
山に籠るとか、
そういうことではなく、

囚われないない世界、
思い込みのない世界、

つまりは
「今、この瞬間」を生きること、

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食品アレルギーが増えている理由

食品アレルギーが増えている理由

アーユルヴェーダの代表的古典教科書である
『チャラカ・サンヒター』には

「食べ物は命である。
正しく食べれば若さと長寿を約束するが、
間違った食べ方をすれば体内に毒素をつくり、
いずれ死をもたらす。」

とあります。

最近は、
穀物や乳製品など
人間が昔から食べてきた食品に対して
アレルギー反応を起こすが増えています。

これも、
体内に毒素を作り出してしまっている
反応のひとつ。

では、

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”私たちの住んでいる世界は「幻想」である”の意味

”私たちの住んでいる世界は「幻想」である”の意味

昨日の

「私たちは片足を「真実(真理)」に入れ、
片足を「日常(幻想)」に入れて生きている、

の中で書いていた

「日常(幻想)」という表現。

”私たちの住んでいる世界は「幻想」だ”

なんていう表現は
ここ数年、よく聴きますが、
これはいったいどういう意味でしょうか?

これは、

さっき食べたご飯は幻想だったとか、
今日やり終えた仕事はすべて幻想だ、とか

そういったことではないと思い

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私たちは、片足を「真実(真理)」に入れ、 片足を「日常(幻想)」に入れて生きている

私たちは、片足を「真実(真理)」に入れ、 片足を「日常(幻想)」に入れて生きている

今日は、
いつもヴェーダの勉強を
ご一緒させていただいている大好きな方と
ゆっくりお話をする機会がありました。

色々な話の中で、

私たちは、今、
片足を「真実(真理)」に入れ、
片足を「日常(幻想)」に入れて生きている、
という話になりました。

本当は
「この世の真実(真理)」に
両足を入れて生きていきたいのに

怖くて、
「日常(幻想)」
から足を抜くことができない、という話。

今、そん

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もっとも自由で、幸せな人は、 外側で起きている出来事に影響されない人

もっとも自由で、幸せな人は、 外側で起きている出来事に影響されない人

もっとも自由で、幸せな人は、
外側で起きている出来事に影響されない人。

普段の私たちは、

あれがあれば幸せ、これがなければ不幸、
お金があれば幸せ、お金がなければ不幸せ、
人から愛情をもえたら幸せ、
愛情をもらえなかったら不幸と

自分の外側で起きている出来事に
一喜一憂して生きています。

これは自由ではないですし、幸せではありません。

とはいえ、
自由で幸せな人も、
当然、外側で起きてい

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朝起きた時の「舌のコケ」で、その日の健康チェックを

朝起きた時の「舌のコケ」で、その日の健康チェックを

家にいる時間が増え、
毎日が忙しく、
ついつい後回しにしていた自分のことも

しっかりと自分自身を見つめる時間が
増えた方も多いと思います。

ばたばたした生活の中では
見過ごしがちな
体内に蓄積されたアーマ(未消化物、毒素)も

今は、日々の観察の中で
気づきやすいと思います。

・朝の「舌のコケ」で健康チェックをたとえば、
朝起きた時に見ることができる
「舌のコケ」などは
分かりやすいと思いま

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「生きる意味」を 「言葉」で説明するには限界がある

「生きる意味」を 「言葉」で説明するには限界がある

最近、高校時代からの友人が
毎日20時〜
Instagramのlive配信で

1日1節づつヨーガスートラの読み解きの配信をしています。
しっかり者の彼女らしい、
分かりやすい解説。

前半15分は彼女の解説で
後半から、私も話に参加させていただいて、

彼女の読むヨーガスートラをもとに
ヴェーダ哲学などのお話を
15分〜30分ほど、一緒に話をさせてもらっています。

旧友との楽しいおしゃべりタイ

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悩みの多い人生があるのではなく、思い込みが強いから、悩みが多い

悩みの大きさ、
悩みの多さは、
思い込みの強さと比例しています。

思い込みが多い人ほど、悩みが多いです。

ですから、私たちは、
実は

「自分は悩みの多い運命を歩んでいるんだ」
ではなく、
「自分の思い込みが強いから、悩みが多いんだ」

ということを知るだけでも
苦悩から解放されます。

起きていることに
「悩みのネタ」や「問題」が
あるわけではなく、
自分の思い込み、が悩みを作ります。

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「不食の人」と「暴飲暴食する人」の違いはなにか

「不食の人」と「暴飲暴食する人」の違いはなにか

人生には何度か、
暴飲暴食に走ってしまう時ってあります(笑)

なぜ、暴飲暴食に走ってしまうのか。

その逆に不食の人、という
食べずに生きている人もいます。

不食から見た
暴飲暴食について書いてみたいと思います。

不食の人というのは昔から
世界中に存在していますが、

そんな話を聞くと、
「本当にお腹すかないの?」と
毎回疑問が沸いてきます。

森美智代さんの著書
『霊性を高める少食法』など

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人生で最も欲しかったものは、
いつかどこかにあるのではなく、
今ここにあるんだ、と気づいた時、毎日の戦いが終わる

人生で最も欲しかったものは、 いつかどこかにあるのではなく、 今ここにあるんだ、と気づいた時、毎日の戦いが終わる

私たちが

何かを手に入れたい、とか
何かを達成したい、と思うのは、

今が「不十分」だと思っているから、
今が「足りない」と思っているから。

では、いつの時と比べて
私たちは「足りない」と
思っているのでしょうか?

それは、お母さんのお腹の中にいた時。

お母さんのお腹の中で
一体感を感じていた時、
私たちは「不足」を感じることはありませんでしたが、

外の世界に出て、
一体感を感じなくなっ

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