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運命を変える“本心”との出会い

自分の欲望を知っているだろうか?

安野モヨコ「鼻下長紳士回顧録」にこんな一節があります。“変態とは、目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように 自分の欲望の輪郭をなぞり その正確な形をつきとめた人達のこと”。

人には様々な欲望があるけれど、欲望を正確に把握するのは難しい。しかし、目を閉じて欲望の輪郭を確かめていく作業をした者は本当の欲望に気づき、その欲望によって突き動かされるように進んでいくことができる。多くの人はこの力強い欲望が分からず、ナアナアになり時間だけが過ぎ去っていくのである。欲望がハッキリしていないと、取捨選択することもできない。何を選べばいいかも分からない。どうすればいいかも分からない。ゆえに、優柔不断になり、人生に対して後手に回ってしまう。そして、気付いた時には“時すでに遅し”である。

先手、先手で人生に働きかけていくには、欲望をハッキリと把握していることが鍵となる。そのために、静かに心と向き合って、一つ一つの感情を確かめていくのである。それが、目を閉じて欲望の輪郭をなぞることである。欲望は目に見えない。だからこそ、自分と向き合って対話することが必要なのだ。対話することで表面的な感情の奥に隠れている本心を発見することができる。本心を知るために心と向き合うのだ。

本心ではどう思っているだろうか?そこをツツいてやることである。社会で生きていくには、建前は必要だ。その建前に隠れている、もしくは蓋をされている本心にあぶり出すのだ。では、どうすれば本心をあぶり出す事ができるだろうか?『書く』ことである。秘密のノートを作ることである。自分だけが見られるノートに本心を書く殴ることだ。そこに書かれる事柄はめちゃくちゃでいい。怒りでも、汚い言葉でも、恥ずかしいと思うことでも、情けないと思うことでも、何でもいい。条件は“本心を書く”それだけだ。それを、やっていると自分の中に築かれていた分厚い皮が剥がれてくるのである。皮が一枚一枚、剥がされていき、だんだん薄くなってくると、いよいよ本心が顔を出してくれるのである。

私のことで恐縮ですが、私は今まで何十冊とノートに書き殴ってきた。本心を振り絞るように書いてきました。そのノートを見返してみると、まぁ、酷いものである。とんでもなく汚い言葉が羅列されていたり、愚痴や怒りばかりが書かれていたり、ひたすら責めることが書かれていたり、と恥ずかしい気持ちになる。そして、それが当時の自分の潜在意識だったのだと思うとその時の環境に納得するのである。

そんなことを繰り返していると、本心に突き当たるのである。本心に突き当たるといいことだらけだ。余計な物事に惑わされない、決断力がつく、静かだが熱い充実感を感じられる、進むスピードが上がる、、、。未だに自分でも把握できていない欲望もあるだろうが、ひとつの本心に突き当たると現実が180度好転するものです。それは、「ノートに書き殴る」といった方法で、欲望をなぞっていった結果なのではないかと思っています。

目を閉じて欲望をなぞり正確な形をつきとめる。この作業を粛々と続けていくと、気づいたら、目の前の景色が変わっているのです。ぜひ、欲望の正確な形を発見し、あなただけの素晴らしい景色をみてください。

“本心はどう思っていますか?”

最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日も素晴らしい一日をお過ごし下さい。

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