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2023年度に新しくできた企業数は、過去最多の15万3000社。もっとも多い商号は「○○アシスト」2位は「○○リンク」。日本にはもうイノベーションの芽はほとんどないのでしょうか?

こんにちは、今日は経済記事を肴に昼のみしてるDJムッチーです。
昨年(2023年)新しくできた企業数は、大小合わせて過去最多の15万3,000社だったそうです。起業者の平均年齢は48.4歳ということで、早期退職や退職者の企業が多いことが分かります。
興味を引いたのは、最も多い商号が「○○アシスト」で次が「○○リンク」だったということ。企業での長年の業務経験から得たノウハウを基に、アウトソーシングやBPO、もしくは外注先や業務委託を業としようと目論む起業が多かったことが推測されます。

起業と言えば、新技術やノウハウを持ってゼロから立ち上げるイメージがありますが、近年は持っているノウハウやツール運用技術を提供する、いわば1を5や10にするサービス業的なものが多いことがわかります。
30年間のデフレが日本からイノベーションの芽を枯らしてしまって、合理化や働き方改革を後押しする処理業の芽しか無くなってしまったのですね。
来年開催の関西万博で、イノベーションの芽を前回の大阪万博の時のようにたくさん見ることができればいいのですがね・・・・

今年5月の倒産企業は、11年ぶりの1,000件越え

商工リサーチのリポートでは、今年5月の負債額1千万円以上の倒産件数は1,009件で11年ぶりの1,000件越えで、前年同月比42.9%増でした。
倒産も出来ずに消えてゆく零細中小をいれると、膨大な数になるはずです。
陳腐化した企業が去って、企業の新陳代謝は進んでいるようで、悪いことではないような気がします。倒産の要因は、コロナ期の0/0融資の返済が始まったこと、円安とインフレによる調達コスト高や人手不足が挙げられます。
国の政策としては、ゾンビ企業を退場させて産業界に新陳代謝を図ることなので、外見上は政策はうまく行っているのでしょう。

企業倒産が起こる原因は、資金繰りの悪化です。黒字で倒産する企業も多々あるようなので、その辺りは銀行や行政の支援が必要ですが、企業を分析する力が、銀行にも行政にもないので期待薄ですね。
しかし、失敗は成功の母と言うように、再起を期する倒産なら悪いことではありません、勇気を出して新しい事業に挑戦していただきたいと思います。
流行りを追ったり、「儲かりそう」ではなく、お客様に自分たちだけが提供できる価値を届けるのだと言う想いで、再出発すればいずれ新たな道が開けると思います。

働き方改革で「もっと働く」を選択する

日本で仕事と呼ばれるものには、大きく2種類「クリエイティブ」と「プロセッシング」。「仕事にクリエイティブ」をというスローガンを打ち合わせで訪問する企業の掲示板なので見かけます。
「クリエイティブ」って、休み前提の働き方改革では実現不可能ではないかと強く思います。クリエイティブは、どんな分野でも、のめり込むことが必要だからです。
課題について、学習し研究する、他人の意見を聞きに行く、そのことだけを考え続ける、という過程を経て、クリエイティブの花は咲きます。
休みを入れながら、切れ切れにはできない集中した過程で、その方法にテンプレートはありません。

プロセッシングの仕事では、既に英語になっているKAIKAKU(改革)によって最適化が可能ですが。KAIKAKU自体は、クリエイティブな仕事なのです。
こちらも、休み前提ではできません。

となると、働き方改革をするには、もっと働かなくてはいけません。
声高にさけばれるDXもKAIKAKUですから、のめり込まなければならない仕事なのです。のめり込むことなくDXを実行すると、紙の帳簿をスプレットシートにするだけのような、アホみたいな結果になってしまいます。
(紙が減ったことは、改革なのかもしれませんが・・・笑)

働き方改革って実行すると、もっと働かなくことになりませんか?
休みを意識しなくてよいぐらい、仕事を楽しい物にすることが重要で、実現するにはのめり込みが不可欠なのです。
皆が良く口にする・・ハマルるってやつですね。ハマルは漢字で書くと「嵌る」・・外見だけではなく山と真摯に向き合うと、厳しい現実を見せられ、最初の甘い考えを欠かないといけなくなる‥そうすると嵌るのです。
もっと働くに舵を切って、KAIKAKUを進めれば、いつか休める日が来るような気がしますが・・・甘いですかね?。

クリエイティブあふれるKAIKAKUを前面に出して仕事に手を貸してくれる、商号に「○○アシスト」や「○○リンク」を冠する企業が登場すれば、仕事は変わると思いますし、それをイノベーションと呼んでもいいのではないでしょうか?。
足に靴を合わせてくれる、プロのシューフィッターのような存在です。
プロのシューフィッターは、定時を意識して仕事をしませんよね・・・
意識しているのはお客様です。
(そのへんをカバーするのが組織ですが、上手な組織は無いようです)

大学時代に意思決定論の担当教授の勧めで読んだアーサー・ヘリーの小説「自動車」を思い出すような社会状況になってきているなと、心痛を覚える今日この頃です。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

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昨夜のトークイベントには、沢山お集まりいただきありがとうございます。
開催時間を変えてほしいとの要望をお聞きしましたので、対応しようと思います。
次回開催の日程は後日発表しますので、よろしくお願いします。

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。



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