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歌舞伎の「船乗り込」をまねたパリ五輪の開会式。日本の伝統芸術がインスパイヤされているフランスならではの演出です!スポーツを芸術まで昇華させる試みは素晴らしい!!

こんにちは、楽しみだったパリ五輪が始まって喜んでいるDJムッチーです。
いよいよパリ五輪がはじまりましたね・・・
開会式はフランスのエスプリを感じさせる演出がたくさん盛り込まれていて、前回の東京五輪とは比べ物にならないぐらい素晴らしかった。
なにより各国選手団がセーヌ川を船に乗っての入場が、日本の浮世絵に魅せられたフランスの印象派絵画のごとく、歌舞伎の「船乗り込」さながらだったのが印象的でした。
19世紀にフランス絵画界に突然巻き起こった浮世絵を主題にした日本ブーム「ジャポネネスク」。モネ、ルノワール、セザンヌ、マネなどが浮世絵に強い衝撃を受けたと言われています。今回のパリ五輪の演出家も、歌舞伎の船乗り込に衝撃を受けたのではないのでしょうか?
文化とは一方通行ではなくて、相互交流のもとに進化するものだと深く感じました。

片岡仁左衛門他の人気役者が顔見世する、大阪松竹座 船乗り込

近代オリンピックの創始者でパリ出身のクーベルタン男爵は、オリンピックの復興を計画したとき、古代オリンピックに倣って、選手、芸術家、観客の間の強い結びつきを望みました。その結果、スポーツに特化した芸術競技がオリンピックのプログラムとして登場するようになります。
芸術競技は、建築、彫刻、絵画、音楽、文学の5つの部門に分かれ、メダルが授与されたそうです。
この考えをそのままに、パリ五輪の開会式では芸術的な演出と観客を巻き込むような「船乗り込」方式の選手のお披露目を実現させたのでしょう。

合理的警護よりコンセプトの実現

海外からのトップアスリートはVIPとしてスタジアムでお披露目するのが警護の観点からすれば合理的手法です。
ところが今回のパリ五輪では、クーベルタン男爵が唱えた近代オリンピックのコンセプト「選手、芸術家、観客の間の強い結びつき」を実現すべく、街を借景できて、出来るだけたくさんの人々に顔見世できて出来る船乗り込スタイルを選びました。
この方式だと、他の五輪大会に比べて数十倍の警護人員が必要になります。芸術を市民に任せっきりの日本だとまず採用されないプランだと言えます。
ところが、フランス国とパリ市は面目にかけて、軍隊と警察総動員で厳重な警備体制を実現しました。これこそが、尊敬されるべきフランスのエスプリを守る自尊心ではないでしょうか。
これは大衆が支えた芸術である、文楽や歌舞伎の思想と通じるものがあると思います。

入場する船たちを上空から見下ろすと、神様を船に乗せて守護していただいている街を視ていただく大阪・天神祭りの船渡御にも似ています。こちらは、神様と観客の強い結びつきの実現だから、似ているのでしょうか?

大阪天神祭りの船渡御にも似ている パリ五輪選手入場

食の街パリでの五輪

文化の都であり、食の都でもあるパリ。
パリ五輪の選手村のレストランは、世界最大級。星付きレストランから招聘されたシェフ200人が毎日4万食を24時間提供するというから流石です。
500以上のレシピと50種類以上の料理が日替わりで毎日提供されます。
ところが、既に競技が始まっている選手の感想では、「朝食の量が不十分」というものがあり、アスリート用メニューと一般人メニューの違いを実感する場面もあったとか・・・早速、卵料理と肉料理を増量したそうですよ。
(日本選手は大盛の白いご飯が欲しい人がいるかもしれませんね・・・)
韓国は、自前の給食センターを開設しているそうで、15人の料理人が、卵焼き、アンチョビ、肉炒め、キムチの入ったお弁当を用意するそうです。

東京五輪では、味の素の冷凍生姜餃子やたまごサンドに人気が出ましたが、パリ五輪で選手やプレスに人気が出る食べ物は何でしょうね?
フランス式の食事スタイルは、デザートでお腹いっぱいにするといいますから、やはり甘党好みのデザート系でしょうか?
(この食事スタイルのせいで、食事の量が不十分だという評価が出たのかもしれません・・・)

競技に臨むアスリートには、物足りないかもしれませんね

それでは今日はこの辺で、失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。
また、オリンピックのお話を披露しますね・・・

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第三回トークイベントは、土曜のお昼に開催しようかと
考えています・・・詳しい日程が決まりましたら発表しますね  

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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