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水産庁は、日本うなぎを卵から養殖する技術でコストを20分の1にすることに成功しました。稚魚の漁獲量が年々減少する中、日本うなぎを持続的に食べられるようになる日も近いですね!

こんにちは、なかなか禁酒ができないDJムッチーです。
猛暑が続く中、SNSには「鰻重を食べました」なんていう投稿と鰻重の写真をたくさん見かけます。
旬でもなくて、脂のノリが悪い夏場のうなぎを召し上がって、喜んでいらっしゃるのを見ると、夏越のゲン担ぎかなとしか思えませんね。
土用の丑の日にうなぎを食べるようになったのは江戸時代の暴れん坊将軍吉宗の頃です。脂の乗ってない痩せた夏場のうなぎを売り出すために考えられた、うなぎ屋のプロモーション。プロモーションディレクターは平賀源内という蘭学者です。
このゲン担ぎは、江戸時代からと日も浅く、考えた人も分かっているとなると、効果は薄いかもしれませんね。
うなぎの旬は、秋から冬です。もうすでにうなぎを食された方は、冬になったらもう一度食べてみてください・・・違いに驚くと思いますよ。
(夏場の上ぐらいのかば焼きが、冬場は並の値段でいただけます)

それから。。中国産うなぎは、国産日本うなぎとは種類が違います。
日本うなぎは旨味が濃く、皮が薄めで身が引き締まっている傾向にあり、中国産うなぎは、ヨーロッパうなぎという種類で、脂が多く、皮・身が厚く弾力がある傾向にあります。
注意して買い求めてくださいね!

日本うなぎの養殖コストを20分の1にすることに成功

現在のうなぎの養殖は、稚魚(しらすうなぎ)を川の河口や浅い海で捕獲して養殖池で成魚にして出荷する方法をとっています。この稚魚の漁獲量が近年激減していて、そのために、うなぎの蒲焼の値段が高騰しています。
シラスウナギは、1957年には207トン捕れていたのが、2023年には5.6トンとものすごい減り方ですが、これは日本と台湾の乱獲が大きな要因だと言われます。
(養殖池に入れる稚魚も、殆どが香港からの輸入品と言われています。)

うなぎの卵を孵化させて養殖する技術は、1973年に北海道大が人工ふ化に成功してから、2010年に水産研究・教育機構が完全養殖に成功するまで、長い道のりを辿っています。昨年秋には、近畿大学水産研究所も、ウナギの完全養殖に成功したと発表しています。いよいよ、完全養殖のうなぎを食せる時が見えてきていました。

この度は、養殖ウナギの大量生産に向けた完全養殖の実証事業で、水産庁は2016年度には完全養殖にかかる費用が稚魚1匹約4万円だったのに対して、現在稚魚1匹あたり約1800円と、約20分の1まで低減することに成功したことを発表しました。完全養殖ウナギの商業化に大きく前進したといえます。
現在主流のしらすうなぎの捕獲費用は180~600円と比べ物にならず、さらなるコスト削減が必要なことは明らかです。
今後、低コストな飼料や自動で餌を与えるシステムの開発、成育期間の短い系統の選抜といった研究を進めていくそうです。水産庁は2050年には人工種苗の割合を100%にする目標を掲げています。
26年先の未来には、うなぎは高級魚ではなくなるという事ですね・・・
(僕は、生きているのだろうか・・・・)
昨年完全養殖に成功した近畿大学の田中秀樹教授は、
「うなぎを安くするのではなく、持続可能なウナギ養殖を実現することに意義がある」と下世話な夢を見る俗人に喝を入れられています(笑)

いつもの物を、いつものように食べられる幸せを、SDGSというのだとしたら、SDGSの運動もまんざら悪くないなと思いますね。

最後にお勧めのうなぎ料理

うなぎの蒲焼は、川魚料理に長けた京都の料理店の物が美味しいと常々思っています。その中でもお勧めは、重箱でもなく丼でもない提供方法で、見た目から満足させてくれる「杉桶のうなぎご飯」です。
是非、京都へ来られたら召し上がってください。
いやいや、召し上がりに来てください!

圧倒の杉桶うなぎご飯 いちげんさんOKです 要予約
こんな感じでおあがりやす

それでは、今日はこの辺で失礼します。
話のネタに困ったら使ってくださいね。

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第三回トークイベントは、土曜のお昼に開催しようかと
考えています・・・詳しい日程が決まりましたら発表しますね

じゃあまたこの次
DJムッチーでした。

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