【自転車旅行記】2006年春⑤和歌山・三重・滋賀編 ~那智の滝、伊勢神宮など~(3/29~4/2)
さて、熊野三山もラスボスの那智大社を残すのみ、そして那智の滝という神様に会いに行きます。
*本マガジンの説明はこちら
*よろしければ2006年春①、②、③、④もご覧ください
* * *
2006年春、初めての春の自転車旅行、初めての西日本の自転車旅行について書いていきたいと思います。
自分で自転車旅行(合宿プレ企画、アフター企画)を企画、自転車部の合宿も含めてトータル21日間の行程でした。
基本情報
期間:2006年3/29~4/2
距離:201km
獲得標高:2,551m
コース概要:那智勝浦ー新宮ー【輪行】ー伊勢ー津ー伊賀上野ー信楽ー草津ー琵琶湖(和歌山・三重・滋賀)
形式・人数:自転車部夏合宿(アフター企画)・グループ(5名)
コース全体:
詳細コース:
*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。
那智勝浦で日本三名瀑、那智の滝を眺めたのち、伊勢から琵琶湖まで走り切りました!
3/29 那智勝浦ー伊勢
行程:那智勝浦ー新宮ー(輪行)伊勢
宿泊地:記憶なし(風呂:記憶なし)
この日は那智勝浦駅からバスで熊野那智大社へ。
熊野那智大社も熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)の1つで世界遺産です。吉野熊野国立公園のエリアでもあります。
那智大社への道、大門坂。こちらも信仰の道です。厳粛な雰囲気あります。(写真:大門坂、石段)
石段も結構あるんですよね(467段)。。
大門坂のストリートビュー貼っときます。風情感じられます。(ストリートビュー:大門坂を巡る)
那智大社の拝殿です。この奥に重文の本殿があるものの、普段は中に入ることはできないため拝めません。(写真:熊野那智大社拝殿)
さて、同じ那智山にある日本三名瀑の那智の滝を目指します。滝が遠くに見えます。聖地の雰囲気が良く感じられます。(写真:那智の滝遠景)
那智の滝は、熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体となっています。「千と千尋の神隠し」の世界観を感じますね。
また、日本三名瀑の1つで、落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さは10mの落差日本一の滝だそうです。あと国指定名勝ですね。(写真:那智の滝)
なんといっても直立の断崖にスーッと一筋に水が落ちる上部と断崖にぶつかって幾筋かに分かれる下部の対比、バランス感が何ともいえない美しさがあります。
昔の人がこの滝の姿を神様として崇めたことにも納得です。
またまたストリートビュー貼ります。
ずーっとまっすぐ進むと那智の滝に着きます。(ストリートビュー:那智の滝を巡る)
この後、バスで那智勝浦までバスで戻り、那智勝浦~新宮間を走って新宮駅から輪行で伊勢方面へ向かいました。
3/30 伊勢ー松坂
行程:伊勢ー松坂
宿泊地:松坂城付近(風呂:やすらぎの湯)
前日に一気に輪行で三重県に移動しまして、今日から伊勢から県を横断していきます。
まず、伊勢といえばやはり伊勢神宮。
国内で最も格式の高い神社(神宮)であり、20年毎に式年遷宮(社殿の建て替え、最近では2013年に実施)があることでも有名ですね。伊勢志摩国立公園の一部でもあります。
伊勢神宮には外宮と内宮の2つがあります。順番的には外宮から巡るのが正しいようです。(写真:伊勢神宮外宮正宮前)
伊勢神宮の社殿群はとてもプリミティブでシンプル(すみません、写真があんまりありません)。ほとんどが高床式倉庫から発展した神明造という建築様式です。装飾等もほぼなく、引き算の美学を感じます。
*神明造の神社建築といえば仁科神明宮があります(こちら)。
続いて、内宮に移動します。鳥居前町(再現)のおかげ横丁。にぎやかです。
伊勢神宮参詣は、江戸時代には「お蔭参り」と呼ばれ、多くの庶民が一生に一度は行きたいと願う大きな夢だったそうです。かつての人々は、伊勢神宮に到着したこの辺りタイミングで喜びを爆発させてたんだろうなぁ。(写真:おかげ横丁)
内宮のシンボル宇治橋を渡っていきます。ここは俗界と聖界の境目なのだそうです。こちらも20年に1回架け替えられています。(写真:五十鈴川にかかる宇治橋)
伊勢神宮内宮正宮前です。天照大神を祭っています。こちらも雰囲気が厳粛で心が洗われていきます。(写真:伊勢神宮内宮正宮前)
伊勢神宮って、式年遷宮をしているために国宝や重要文化財の建造物があるわけでもなく、歴史的な背景も相まって世界遺産登録の動きもありません。
なんというか、孤高の存在に思えます。
たっぷり伊勢神宮を堪能した後は、松坂まで移動し。この日は豪勢に松坂牛を食しました!うます!(写真:松坂牛で焼肉)
3/31 松坂ー伊賀上野
行程:松坂ー津ー伊賀上野
宿泊地:伊賀上野城付近(風呂:太陽温泉)
この日は、松坂から津へ移動した後に、伊賀上野に抜ける長野峠を攻めました。峠を越えてもやたらと風が強くて、下りなのに全然前に進まなかったのを憶えています。(写真:長野峠の下り)
忍者の里、伊賀上野に着きました。上野城です。こちらは国指定史跡。(写真:伊賀上野城天守(模擬天守))
同じ上の城内には忍者屋敷(観光施設)があります。忍者は、外国人にも大人気らしいですね。(写真:伊賀流忍者博物館)
伊賀は忍者の里として日本遺産にも認定されています。
*後日追記:関宿についてはこちら
4/1 伊賀上野ー栗東
行程:伊賀上野ー信楽ー琵琶湖ー栗東
宿泊地:アグリの郷 栗東付近(風呂:草津温泉)
伊賀上野を後にして、滋賀県に入ります。
信楽焼き、特に狸の焼き物で有名な信楽。街中狸だらけ、これは電話ボックスです。(写真:狸の電話ボックス、お土産物屋)
そして、琵琶湖へと出ます。(写真:琵琶湖)
琵琶湖から流れる瀬田川にかかる歴史の古い橋、瀬田の唐橋。古代から交通の要衝であったとのこと。現在の橋は鉄筋コンクリ製で架け替えられています。(写真:瀬田の唐橋)
琵琶湖沿いの道はきもちいい~。(写真:琵琶湖の南東部を北上)
気持ちいい道でしたのでストリートビューを貼っておきます。(ストリートビュー:琵琶湖沿いの道)
さて、この日で、今回の自転車旅行もほぼ行程を消化しました!
4/2 栗東
行程:栗東(輪行)
この日は輪行デー。自宅に戻ります。
どの駅から輪行開始したか記憶がありません。。近江八幡辺りでしょうか。
とにかく、21日間の旅行が無事に終わりました~。
* * *
ふ~、2005年度の自転車旅行記書き終わりました!
それでは!
*カバー写真:狸の表情(滋賀)
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