自転車輪行×青春18きっぷ
以前のnoteで、軽く自転車輪行(輪行)について触れていたものの、もう少しこのあたりについての詳細、そして青春18きっぷについて書いていきたいと思います。
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自転車旅行における輪行
5/4のnote(以下のリンクの中盤あたり)で自転車旅行は、輪行をすることで日本全国どこでも好きな場所をスタート地点、ゴール地点とできると書きました。
輪行とは、自転車を専用のバッグに入れて電車に持ち込み、移動することです。
たまに駅でやたらと大きな荷物を背負って、のそのそ移動している人を見かけないでしょうか?以下写真のような感じのやつです。
これが輪行です。
輪行を開始する際に、その駅前で自転車を(タイヤとかを外す等の分解をしつつ)このバックに収め、うんせうんせと担いで駅内を目的のホームへ移動していきます。
自転車にもよりますが、これだけで大体10㎏くらいでしょうか。
そして、旅行でもありますので、衣服等の荷物と、キャンプをするのであればキャンプ道具も持たなくてはなりません。イメージとしては以下写真の通りです(キャンプをする場合のセット)。
これで大体10kg~15㎏でしょうか(キャンプしないのなら3~4kgくらい)。
つまり、単純に輪行をして自転車旅行(キャンプ有)をしようとすると、大体20㎏以上の荷物を担いで駅構内を歩かなくてはなりません。
自転車旅行にとって、これが結構な苦行です。なぜこんなことをしているのだろうと思わせられるしんどさがあります。
もちろん宅急便等を使って、荷物はスタート地点に送付してしまうというようなこともできるのものの、学生時代は貧乏なためにその送料すらケチってこの苦行を繰り返していました。
青春18きっぷ
輪行の際の重要なアイテムとして青春18きっぷがあります。
青春18きっぷとは、春休み、夏休み、冬休み期間中に発売されるJR線共通の企画きっぷです。12,050円で期間中5日分(もしくは1日×5人分)、全国のJR普通列車(新幹線・特急以外)において乗り放題となります(18歳以下じゃないと使えないとかいうわけではなく、誰でも使えます)。
この青春18きっぷについては、その使い方や裏ワザ等々、歴戦の鉄ヲタによって研究され尽くされているため、私がこのnoteで語ることはありません(私は鉄道好きではあるものの、ヲタではない)。
ネット上には以下のような説明ページがたくさんあるので、興味ある方は是非読んでみてください。
要は、青春18きっぷを使うと劇的に交通費を節約できます
例えば東京~大阪で新幹線を使えば1万円以上する交通費が、青春18きっぷですと2,410円/日で済みます。
しかし、めっちゃ時間はかかります。鈍行列車を何度も乗り継いでいくことになります。東京~大阪で約9時間かかります。
ちなみに、最近は新幹線開通による普通列車線の第3セクター化が進み、青春18きっぷも結構使いにくくなってます。
輪行と青春18きっぷを組み合わせると
学生時代の自転車旅行の時は、(自宅をスタート地点、ゴール地点としない場合を除き)どんなに遠くても基本は輪行と青春18きっぷを組み合わせて、自宅~スタート地点/ゴール地点を移動していました。
お金の節約のためです。
一方、主なデメリットとして、
・九州や北海道まで行こうとすると始発で出て20時間くらいかかる。
・乗り換えがたくさんあるため、重い荷物(20㎏)を担ぎ、階段を昇り降りしながらホームを移動する機会が多い。しんど過ぎる。
※当時はエレベータのない駅もまだまだたくさんあった。
・(荷物が大きいので)混んだ車内だととにかく気まずい。むしろ乗り込めない時もある。
・乗り換えが過密だと乗り遅れる可能性が高く、プランが崩れやすい。
はっきり言ってデメリットが大きすぎて、今考えると正気の沙汰ではありません。。
でも、学生時代は時間と体力だけはあったので頑張っていました。
私は男性なのでまだしも、女性のメンバーも同じように輪行していたので、とにかく皆ガッツがありました。
なお、社会人になってからは、なるべく新幹線・特急、もしくは飛行機を使うようになりましたし、荷物もなるべく宅急便を使って送るようになりました(お金ってすごい)。
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さて、このように輪行と青春18きっぷについて説明をしてきたのは、次回から2006年に行った中国・四国・南紀の自転車旅行について書こうと思っているためです。
この時、当時住んでいた千葉県から山口県の岩国まで今日説明した形で移動しました。確か始発で出て、岩国に着いたのが22時くらいだったかと思います。自転車旅行が始まる前に立派な旅行を1つこなしているようなもんです。
こういった事前の移動でも色々苦労していたということを記録に残したかったですし、そういった点踏まえていただけると自転車旅行の記録をさらに楽しんでもらえるかもしれませんね。
それでは!
*カバー写真:小淵沢駅(山梨)【2013年】
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 他のnoteも是非読んでいただければ嬉しいです。