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【自転車旅行記】2006年春④和歌山編 ~白浜、熊野古道など~(3/25~3/28)

一昨日、梅雨入りしましたね。そして今日は激しい雨。
夏が待ち遠しいです。

*本マガジンの説明はこちら
*よろしければ2006年春①もご覧ください

* * *

2006年春、初めての春の自転車旅行、初めての西日本の自転車旅行について書いていきたいと思います。

自分で自転車旅行(合宿プレ企画、アフター企画)を企画、自転車部の合宿も含めてトータル21日間の行程でした。

基本情報

期間:2006年3/25~3/28
距離:229.5km
獲得標高:5,880m
コース概要:和歌山ー湯浅ー白浜ー熊野古道ー新宮ー那智勝浦(和歌山)
形式・人数:自転車部夏合宿・部行動

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

自転車部合宿に突入し、和歌山を横断。世界遺産・熊野古道へ。

3/25 和歌山ー湯浅

行程:和歌山ー湯浅
宿泊地:民宿貴望

本日から自転車部の他のメンバーも合流し、合宿スタート。自転車部の春合宿は基本的に毎日宿に泊まります。なんだかちょっとホッとします。

まず和歌山城です。

徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城で、かつては国宝の天守を有していたものの、空襲で焼失。現在の天守は鉄筋コンクリート造です。(写真:和歌山城天守(国指定史跡))

春旅 南紀他 2006 03 25 (3)

戦争によって焼失した文化的資産に触れるとなんだかやるせない気がしてきます。太平洋戦争の空襲で焼失した国宝の天守は全国で7棟。うーん、もったいない。。

さて、なんだか気持ちの良い天気と道です。(写真:雑賀崎灯台近辺の道)

春旅 南紀他 2006 03 25 (15)

和歌の聖地、和歌の浦に来ました。万葉集にも詠まれた古くからの風光明媚な地で、国指定名勝、かつ日本遺産でもあり、瀬戸内海国立公園の一部でもあります。(写真:和歌の浦)

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奥にうっすら見えるのは淡路島のようです。

その後、桜の名所、紀三井寺へ。奥の楼門は重要文化財です。(写真:紀三井寺)

大輔 北條 - 043

*後日追記:高野山についてはこちら

3/26 湯浅ー白浜

行程:湯浅ー御坊ー白浜
宿泊地:さきのゆ

この日は移動距離が結構あったため、一気に白浜へ。

今思うと湯浅の街並みとか見に行くべきだったなぁとの心残り。

夕方、白浜に到着。散策します。

まずは白浜のシンボル円月島です。見事なお穴。(写真:円月島)

春旅 南紀他 2006 03 26 (5)

三段壁。柱状節理の岩壁で、断崖絶壁の景勝地です。(写真:三段壁)

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見下ろすと洞窟があります。なんとこの洞窟、エレベーターで中に行けるのです。(写真:三段壁洞窟)

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洞窟内部。潮が吹き荒れていて結構面白かったです。(写真:三段壁洞窟内部)

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千畳敷。なだらかな砂岩が続く海岸。のんびりできます。そして、夕日が素晴らしい。。(写真:千畳敷)

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円月島、三段壁、千畳敷は3点セットで国の名勝に指定されています。

3/27 白浜ー湯の峰温泉

行程:白浜ー熊野古道ー湯の峰温泉
宿泊地:民宿熊野瀬

朝の海。きれいです。(写真:千畳敷の海辺)

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円月島も再びの登場。(写真:円月島)

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円月島を望む道、ストリートビュー貼っておきます。(ストリートビュー:円月島を望む)

この日から和歌山の内陸部に入っていきます。熊野三山、熊野古道のエリアです。

熊野古道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ参詣するための道で、平安から江戸にかけて1000年以上、貴族から庶民まで多くの人に使われました。熊野詣は、かつてお伊勢参りよりもメジャーなイベントだったのだとか。

2004年に紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産にも登録されています。

その熊野古道の中辺路の一部を散策してみます。この瀧尻王子宮から熊野三山の神域となります。(写真:瀧尻王子宮)

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昔の人はどんな思いでここを往来したのでしょうか。(写真:熊野古道中辺路(国指定史跡))

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瀧尻王子宮からのストリートビューを貼ります。
鳥居の奥の社を突っ切っていくと山中に入れて、中辺路を歩けます。(ストリートビュー:中辺路を歩く)

さて、川沿いでのんびりしつつ、また走り出します。(写真:たぶん富田川)

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この日は湯の峰温泉の民宿に宿泊。湯の峰温泉は、熊野古道の一部として、世界で唯一の温泉で世界遺産に登録されています。

3/28 湯の峰温泉ー那智勝浦

行程:湯の峰温泉ー新宮ー那智勝浦
宿泊地:ホテル浦島

この日は雨です。

まず、熊野三山の1つで世界遺産の熊野本宮大社へ行きます。雨もあいまってしっとりした雰囲気がまたいいですね。(写真:熊野本宮大社参道、神門)

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重要文化財の熊野本宮大社。うーむ、かっこいい!(写真:熊野本宮大社第一殿・第二殿(重要文化財))

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かつて熊野本宮大社は熊野川の中州にあったものの、明治期に洪水の被害に遭い、現在の高台に移築されたのだとか。(写真:熊野川)

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この後大雨に見舞われたため、新宮へ立ち寄るものの、同じく熊野三山の1つ、熊野速玉大社はスルー。

ちなみに熊野三山はいずれも吉野熊野国立公園に含まれています。

そのまま那智勝浦まで走り切り、合宿は無事終了。

合宿最終日の宿は、この辺りでは有名な巨大ホテル、「ホテル浦島」。
洞窟風呂、すごく楽しかったなぁ~。冷えた体には余計に効きます。

* * *

合宿は終わりましたが、旅はもう少し続きます。

それでは!

*カバー写真:雨に濡れる熊野本宮大社の桜(和歌山)

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