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【自転車旅行記】2006年春③香川・徳島編 ~金毘羅宮、鳴門海峡など~(3/21~3/24)

四国お遍路って、いつかはやってみたいTODOリストにあるものの、車で回ったとしても10日はかかるらしいです。歩きだと2ヶ月くらいかかるそうな。

なかなかそんな時間取れないですよね。。定年後かな。。

*本マガジンの説明はこちら
*よろしければ2006年春①もご覧ください

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2006年春、初めての春の自転車旅行、初めての西日本の自転車旅行について書いていきたいと思います。

自分で自転車旅行(合宿プレ企画、アフター企画)を企画、自転車部の合宿も含めてトータル21日間の行程でした。

基本情報

期間:2006年3/21~3/24
距離:82.5km
獲得標高:825m
コース概要:金毘羅宮ー瀬戸大橋ー高松ー【輪行】ー池谷ー鳴門ー徳島(香川・徳島)
形式・人数:自転車部春合宿(プレ企画)・グループ(6~9名)

コース全体

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詳細コース

*記憶をもとに作成。実際に走行したルートと完全には一致していません。

四国に突入。しかし、旅も長くなるにつれ疲れも出てくる上に、トラブルも続発?!

3/21 金毘羅宮ー瀬戸大橋

行程:(輪行)金毘羅宮ー瀬戸大橋
宿泊地:瀬戸大橋付近(風呂:記憶なし)

前日に駅寝をメイクした三津浜駅。ここから輪行で移動します。(写真:三津浜駅)

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香川県、金毘羅宮(琴平駅)まで移動しました。なんとなく駅舎に漂う昭和館。調べてみると登録有形文化財とのこと。(写真:琴平駅(登録有形文化財))

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駅前に建つ高灯篭。こちらは重要有形民俗文化財なんだそうです。(写真:琴平駅間前の高灯篭(重要有形民俗文化財))

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金毘羅参りへといざ出陣。

金毘羅宮は、古来より海の神様として全国から信仰をあつめていました。とても長い石段でも有名です。

こんぴら表参道。金毘羅宮は四国内でも随一の神社ですから、活気あります。(写真:こんぴら表参道)

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それでは参拝に向かいます。ここはスタート地点で、ここから奥社まで1,368段の石段を登っていきます。金毘羅宮のある象頭山は、瀬戸内海国立公園、国指定名勝天然記念物です。(写真:金毘羅宮)

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よろしければストリートビューを貼りますので、参道を体験されたい方はどうぞ!(ストリートビュー:金毘羅宮を目指す)

途中に重要文化財の旭社。そして、まだまだ登る。。(写真:金毘羅宮旭社(重要文化財)、金毘羅宮の石段)

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頂上、奥社です。ようやく着いた~。山頂からの眺め最高です。2番目写真左上の讃岐富士が見事な円錐形。(写真:金毘羅宮奥社、奥社からの眺め)

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その後、坂出方面へ走り、夜の瀬戸大橋を眺めました。ブレているのはご愛嬌。(写真:夜の瀬戸大橋)

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3/22 瀬戸大橋ー高松

行程:瀬戸大橋ー高松
宿泊地:三友荘

朝、再度瀬戸大橋を見に行きます。昨日のnoteで説明した本州四国連絡道路3ルートの1つ。

橋の中には線路も敷かれており、鉄道道路併用橋としては世界最長とのこと。「日本の20世紀遺産」なるものに選定もされているそうです。(写真:瀬戸大橋)

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1988年の架橋当時は一大観光スポットとして盛り上がったそうです。橋が架かることによる利便性の向上って計り知れないですもんね。

一方で、橋が架かるまで四国への交通の大動脈だった宇高連絡船(フェリー)は衰退し、昨年(2019年)にすべての航路が廃止、もしくは休止してしまいました。ちょっと寂しいもんですよね。

この日は大雨に見舞われ、全員疲弊。さらに、メンバー1名のタイヤが突然暴発するという事態にも見舞われ、高松まで移動するのみで宿に泊まることにしました。(写真:チューブが暴発)

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春は寒さもあり、雨に降られると体力をかなり奪われます。このあたりをうまくマネジメントしなくてはならない点が春旅行の難しいところです。

3/23 池谷ー鳴門

行程:(輪行)池谷ー鳴門
宿泊地:鳴門市内(風呂:東湯)

前日、逃げるように駆け込んだ高松市内の旅館。やはり宿はいい。ぐっすりんこ眠れる。というか3月にキャンプしながら旅行している我々が異常といえば異常なのですが。。(写真:高松市内の旅館)

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そして、昨日あまり移動距離を稼げなかった上に、皆の疲労もピークということで輪行で移動することにしました。無理は禁物です。(写真:栗林公園北口駅で輪行)

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徳島の池谷駅まで移動。(写真:池谷駅)

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ここから鳴門駅まで走りました。鳴門といえば鳴門海峡。もちろん走って見に行くつもりだったものの、昨日の雨と本日の輪行で若干緊張の糸が切れたところもあり、鳴門駅⇔鳴門海峡はバスで移動しちゃいました。

さて、鳴門海峡、大鳴門橋です。これも本州四国連絡道路3ルートの1つです。(写真:大鳴門橋)

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大鳴門橋は四国と淡路島を結んでいます。実はこの橋も構造としては鉄道を通すことが出来ます。四国新幹線なる構想の下、そのような構造にしているものの、その構想は今のところ宙に浮いています。

この旅を通じて橋梁について結構詳しくなった気がします。奥深いですね~、橋梁も。

鳴門海峡といえば、うず潮。大鳴門橋にはうず潮を見るための人道(鉄道敷設予定空間を利用)があります。ちなみにうず潮とは、鳴門海峡の地形や潮位差が生み出す海面上の渦巻ですね。鳴門のうず潮は世界最大級といわれていて、大きいと直径数十mにもなるんだとか。(写真:渦の道)

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この時期はあまりうず潮が発生していないらしく、「渦巻いているのか。。?」という感じ。うーん、まぁ自然の産物ですからね。仕方がないか。ちなみに鳴門海峡も、瀬戸内海国立公園であり、国指定名勝です。(写真:鳴門の渦潮らしきもの)

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海面の雰囲気をみても、潮流が複雑そうな感じがなんとなく見ては取れます。(写真:鳴門海峡)

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鳴門市内に戻り、銭湯へ。なんか雰囲気良いです。(写真:東湯)

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3/24 鳴門ー徳島

行程:鳴門ー徳島(フェリー)ー和歌山
宿泊地:和歌山市内(風呂:大国湯)

この日は、徳島まで移動し、徳島から出るフェリーで和歌山へ向かいます。

徳島でどこを観光しようかという話になり、色々悩んだ結果、日本一低い山との弁天山に行くことにしました。(写真:弁天山)

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うーん、確かに低い。低いというかこれを山と呼んでよいものかどうか。。

しかし、そんな野暮な話をしてはいけません。国土地理院が認定してるんですから。

ちなみにこの日本一低い山は、色々とバトルが繰り広げられていて、観光資源になるために、日本最低と主張されている山が全国に複数あります。一応、弁天山は「自然の山」としては日本で一番低いとのことで決着はついているようです。

さて、フェリーに乗って和歌山へ向かいます。(写真:南海フェリー)

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さよなら、四国。

正直言うとガッツリ走れたという印象ではないものの、魅力満載アイランドでした。(写真:うっすら見える四国)

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フェリーでは全員爆睡。。

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フェリーって、いつ乗ってもなんだかワクワクしちゃいます。

それでは!

*カバー写真:こんぴら表参道の酒蔵(愛媛)

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