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先生はどんな時に怒るのかリスト
最近冬靴を買いました。少し金額は高かったのですが、これを履くと暖かい&滑らない!もっと早くに買っておけばよかったと思うMr.チキンです。
皆さんの学級の雰囲気はどのような感じですか?私が目指すのは自由な活動や発言があり、みんなが笑顔の学級です。でも、それって難しいですよね。私も試行錯誤の日々です。今日はそんな試行錯誤から生まれた一つの方法をお伝えします。それが「先生はどんな時に怒るのかリスト」です。
いきなりですが刑法の話
いきなりですが、刑法の話です。
上の記事でお話しましたが、Mr.チキンは法学が大好きです。独学なので、偏った意見になることもあるかもしれませんが、教育実践の観点から、法学を学ぶことはとても効果的だと思います。自由とは何か、民主主義とは何か、平和的解決とは何かを追求してきた法学というものは、とても勉強になります。今回の指導も法学からヒントを得ました。
上の本の中で、刑法をあらかじめ定めておくことの意味についてこんな記載があります。
法律で「こういうふうにしたら犯罪だ」とあらかじめ知らされていないと、国民は危なっかしくて好きなことができないということです。何かやろうと思っても、それがもし犯罪にあたってしまったら、捕まって刑務所に生かされるかもしれないというのでは、やはり恐いし、嫌ですよね。ですから法律を調べて、「法律に書いていない。だから自由にやっていいのだな」ということで自由に行動できるのです。ところが、法律に書いてない。だからやってみた。でも後から、「それは実はダメなんだ。法律に書いていないけれども、処罰します」などと言われたら、不安でたまりません。
なるほど。あらかじめ何をすると処罰されるか分かっていることで、人々は自由な選択をして暮らすことができるのですね。
それなら、教育の現場でできることは
子どもの指導をしていて感じることは、「先生はいじわるなことを言ってくる」ということです。どれだけ良いことをこちらが言っても、「先生、いじわる」と感じる子は多いです。なぜでしょう。それは、先生が怒る理由が不規則・不明瞭だからではないでしょうか。
自閉症の子を指導している時に、「先生の言いたいことは分かったよ。でも先生、どうしたら僕は怒られないの?」と言われました。ハッとしました。怒られたくて行動する子はいません。怒られる基準が分かっていれば、この子達はそれを避けたでしょう。そこで、こんなものを作りました。
先生が怒る時・注意する時リストを作ってみた
![](https://assets.st-note.com/img/1642331703055-3BCOSWqcKi.jpg)
こんなものを作ってみました。これは試作品です。子どもたちと話をしながら、改定していこうと考えています。だから、日付を入れて更新する余地を作りました。これを作ることで、次のような効果がありました。
子どもたちが怒られることを恐れずにのびのびと過ごせるようになった。
指導することがあった時に、このリストを見ながら、「今はこの理由で怒っているんだよ。」と伝えることで、本人の納得度が上がった。
保護者にもこのリストを見せておくことで、指導についての共通理解がもてるようになった。
この他にも一つ良い点がありました。それは、指導後に自分の指導を振り返る基準ができたということです。「今回の指導は3番目の失礼なことをしたから叱ったはず・・・本当か?」と自問自答する基準ができました。
まとめ
今回は「怒る時・注意する時リストを作った」という話をしました。
この教材には子どもたちが教師の顔色を伺うことなく、のびのびと過ごしてほしいという願いを込められています。障害があろうとなかろうと、将来は社会の一員になっていきます。そんな時に、判断基準に従って、自ら選択のできる大人になってほしいと願っています。
では、またね~!
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