大森基載/スポーツと健康の便利屋さん

鍼灸師/アスレチックトレーナー/高校非常勤講師 スポーツに関わりたい学生 若いセラピス…

大森基載/スポーツと健康の便利屋さん

鍼灸師/アスレチックトレーナー/高校非常勤講師 スポーツに関わりたい学生 若いセラピスト向け スポーツでの怪我は必ず減らせることを伝える 医療従事者として健康リテラシーを高めたい みんなが笑って挑戦できるきっかけを!

最近の記事

子どもの発達と親とのコミュニケーション

30代以上の方が子ども頃はまだまだ父親が働いて母親が家にいて という役割が分担されていた家庭も多くあった時代。 しかし近年ではそうではなくなりました。 多くの家庭で、夫婦共働きが普通になり 男女とも、1人の人間としての個性が認められています。 そんな時代において、昔は当たり前だった親と子のコミュニケーションの変化があるのではないか? スポーツトレーナーとして、鍼灸師として、時に学校の先生として学生に関わる中で感じたことをまとめてみます。 時代の変化で感じること 今の時代は

    • コロナが残したスポーツへの影響

      全世界で問題となったコロナ。 世界ではマスクもせずに日常の生活を戻しているものの 日本ではやっと最近、マスクが外しても良い状態になった。 にも関わらず、もはや衣類の一部としてマスクをしている人も少なくない。 そして、それが子どもにとって問題となることも誰も気にしていない。 マスクしない方が不健康だと。 今回は、マスクというよりはコロナ期間を経て 実際のスポーツ現場で感じた変化についてお伝えしていきます。 中高生に関わり感じた体力 これはコロナだったからか、自然の流れだった

      • 現代の子どもたちに起こっていること

        公園を見れば多くの子どもが遊び 遊具があり、走り回っていた20年以上前。 現代では、遊具もなくなり遊ぶ人数も少なくなり スポーツを行う人数さえも減ってきた。 だからと言って、命に関わるかと言われるとそうでもないし じゃあすごいアスリートが生まれないかといえばそうでもない。 それが何を指すのかは全くわからないが ただ、スポーツを指導する大人にとっては逃げられない事実であることを理解しておいていただきたい。 遊びが減った現代 平成の初期生まれぐらいの世代までは休みの日は外で遊

        • 学生スポーツのあり方を考えてみる

          数年後には部活動がなくなり 地域の活動に移行する流れが今後加速していくことになります。 各地域において、人材確保や環境の準備などに追われているところも多いとお話を伺いました。 これはあくまでも教師の負担を減らすためのものであり 子ども(学生)が提案したものではありません。 まずは、やりたいと思う学生が思い切ってスポーツをやれる環境を作ることは第一として考えてほしいところです。 話は変わって、実際に現場では学生の思いと大人の思いの乖離が生じていることがあります。 その点を学生に

        子どもの発達と親とのコミュニケーション

          怪我の復帰には栄養が必須

          みなさんは怪我をした経験はありますか? スポーツでは、足首の捻挫をはじめ、骨折や肉離れ、打撲など怪我の経験がある人も多いのではないでしょうか? もちろん症状にもよりますが、ここには慢性的な痛みも入ってきます。 怪我が起こった時、多くの人は安静にしますね。 安静はすごく大切なことですが、どうせなら怪我は早く治った方が良い。 そんな時何ができるのか? 今回はそんなことをお伝えします。 怪我の復帰には栄養が大事 過去にこんな経験があります。 チームで関わりがあった女子中学生が足

          スポーツと遊び

          サッカーを始め、多くの競技は元々は遊びから派生しているようです。 みんなの遊びがあり、そこにルールが加わり競技になった。 このルールが当たり前になり、そこに勝ち負けという思考が加わり現代に至るのではないかと思います。 スポーツは娯楽良いんじゃないか? そう考える人も多く、自分自身もその考えは非常に大切と考えます。 今回は、そんなところをお伝えします。 娯楽ってすごく大切 現在はサッカー競技に関わりますが サッカーはイギリス発祥で、これもやはり遊びからスタートしたようです。

          ネーションズリーグをテレビで観た感想

          バレーボール経験者ではないため戦術やスキルのことは分かりません。 あくまでも身体の専門家としての身体の視点で考察した内容です。 専門家の方の意見を否定するつもりはないことをご理解ください。 今年のネーションズリーグは男子チームの大躍進としてピックアップされました。 超強豪チームを破っての銅メダル獲得。 ここ数年で躍進し続ける男子チームの結果を象徴する大会になりましたね。 しかしながら、女子チームはおそらくもう一歩。 という結果に終わってしまったのではないかという印象を受けま

          ネーションズリーグをテレビで観た感想

          体力の概念を変えてみる

          「体力がない」 そんな指導を受けたことありませんか? 特に後半が弱い選手によく聞く言葉です。 こうなると当たり前ですが 練習強度が増えるか あるいは自主練で走る量を増やすか そんな対応策になります。 体力は非常に重要な要素ですが 果たして、それだけしか対応策はないのでしょうか? ちょっと視点を変えて何ができるのかお伝えします。 体力の概念 体力とはかなり抽象的な言葉になります。 スポーツで言うと ・最後まで走れる選手 ・疲れてる中でも動ける選手 などが当たるのではないでし

          アスリートが気をつけたい夜の過ごし方

          毎朝から学校や仕事、そこにきつい練習が入るアスリート。 学生であれば、週末には試合が入り身体を休める時間はあまり多くはないのではないでしょうか? 特に夏にもなれば疲労度は高まり、いかに夏を乗り切るか? そんな課題を抱えてる選手も多いはずです。 今回は、最低限気にしておきたいリカバリーの観点から夜に気をつけておきたいことをまとめてみます。 夜に気をつけたい食事 夜に気をつけたい目 夜に気をつけたい睡眠 夜に気をつけたい食事 練習へ行き、人によっては塾へ行き帰宅は夜遅く

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          軸がぶれないが正しいの?

          近年、スポーツ界では当たり前になった言葉。 「体幹が強い」「軸がぶれない」 サッカーやバスケでは当たり負けしない。 陸上では軸がぶれず走る。 みたいなところで使われています。 もはや当たり前となり、疑う人も減ってきたところで あえて、軸や体幹を紐解いてみようと思います。 軸がぶれないの意味 いつからか言われるようになった軸がぶれない。 特にスポーツにおいてはぶれないことが正義とされ なぜか体幹トレーニングがブームとなっています。 正直にいうと、何をもって軸がぶれないと表現

          バレーボールのレシーブを勝手に考えてみた

          *これはあくまでも勝手な分析であり、指導者や経験者を否定するようなものでは一切ありません。 バレーボールのレシーブを攻撃に転じるためにも重要な局面になります。 当たり前だが、サーブやスパイクをレシーブしなければ攻撃には転じれない。 バレーボールの世界大会を見ていても、近年では世界各国ともレシーブの精度が高くなっているとのことで 体格に劣る日本代表も苦戦をしいられる場面が増えてきたようである。 今回は強豪校では当てはまらないかもしれないが 数年、バレーボール部のトレーナーとし

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          真面目な人ほど怪我をする?

          スポーツをしていると多くの人が怪我をしたり 痛みを感じることがあるかと思います。 多くの場合、オーバーユース(使いすぎ)によって慢性的に痛みを訴えることが多いのですが 競泳やサッカー、バレーボールなどでトレーナーサポートをした経験から 良かれと思ってやっているケアによって痛みが出ている可能性もゼロではないことを体感しました。 今回はストレッチを真面目に行う人ほど痛みが出ているシーンについてお伝えします。 ストレッチを行う注意点 これは競技の違いや、チームレベルにもよります

          指導現場に多い「ミス」の恐怖

          スポーツに関わると当たり前ですが上手くいくこともあり上手くいかないこともあります。 それは全てにおいてそうなのだろうと思いますが プレーにおいても同じこと。 自分が思うようなプレーを出来ることもあるし 思うように出来なかったことも多くあるでしょう。 それは、スポーツをするなら当たり前のことでとやかく言うものではないのではないか? 実際に高校生の活動に参加すると色んな指導者に出会います。 ミスってダメなものなの? 指導で多い結果への追及 本当に大切なことって何だろう?

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          スポーツで起こる怪我への対応の実際

          スポーツをすれが怪我をする確実に高まります。 もちろん、予防出来るものも多くあり、そこから目を背けるのはNGではありますが。 競技によれば接触することもあり、どうしても防げないものも多く存在します。 怪我をすれば、整形外科へ行ったり、治療院へ行ったり 早期復帰に向けて治療やリハビリを開始します。 それ自体はもはや必須のことで、「安静」が一番怖い場合もあります。 しかしながら、多くの医療施設では適切な対応がされません。 もちろん、スポーツのことを理解して最善の対応を取れる機関も

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          競泳ドライランドの弱いところ

          一般的に補強トレーニングと言われる自重メインでのトレーニング。 競泳では「ドライランド」と表現されます。 実施内容は大きくは変わらず、つまりは陸上でのトレーニングです。 競泳は水中で身体を思い通りに動かす必要があることから ドライランドトレーニングは重要視され今ではジュニアからマスターズスイマーまで当たり前に実施されています。 数年前、約10年ほど関わった大学水泳部トレーナー活動を離れましたが そこで体験し、今でも考えるドライランドについて考察します。 ドライランドの目的と

          競泳ドライランドの弱いところ

          スポーツの当たり前を紐解いてみよう!

          スポーツに限らずではあるが必ず「当たり前」が存在します。 特にスポーツにおいては、伝える側の「経験」から判断されることが多い。 それは、戦術や技術が必要となる場面で顕著になる。 もちろん、それ自体が非常に大切なことになるのは言うまでもない。 しかしながら、その当たり前が時として選手の成長を妨げてるいるのではないか? そんなシーンを指導の現場で体感してきました。 今回は体験をベースに現場起こっていることを残していこうと思う。 よくみる、選手と指導者の乖離 現場で多い「抽象的

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