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コロナが残したスポーツへの影響

全世界で問題となったコロナ。
世界ではマスクもせずに日常の生活を戻しているものの
日本ではやっと最近、マスクが外しても良い状態になった。
にも関わらず、もはや衣類の一部としてマスクをしている人も少なくない。
そして、それが子どもにとって問題となることも誰も気にしていない。
マスクしない方が不健康だと。
今回は、マスクというよりはコロナ期間を経て
実際のスポーツ現場で感じた変化についてお伝えしていきます。

中高生に関わり感じた体力

これはコロナだったからか、自然の流れだったのかは定かではありません。
スポーツ現場や高校生への授業を通じて感じたことになります。

顧問の先生と話をしていても
全体的な体力の低下は感じるとのことでした。
コロナ中ではマスクは必須。
さらには体育も限られ、クラブ活動の制限もありました。
そんな中で、肉体的にも心肺機能的にも最も大切な中学生時期を過ごした学生にとっては仕方のないことなのかもしれませんが、、、
学生時代の体育の授業が特に重要な時間であったと感じざるを得ません。

体力の低下に関して考えられることは
・マスクによる呼吸機能の低下
・外での活動時間の低下
大きく分けてもこの2つになるかと考えます。
特にマスクによる呼吸の低下は全世代においての問題になることでしょう。
呼吸は名の通り、呼息と吸息によって成り立ちます。
これを言い換えると、吐くと吸う。
吸って吐くではありません。
吐いて吸うのです。
ただマスクをつけると多くの人がしっかり吐けなくなりました。
呼吸は最大に吸えるところと最大に吐けるところの幅が大切になるのですが
この幅は多くの人が狭くなっています。
この2つの問題は非常に深刻です。
もちろん、トレーニングをすれば問題なく改善はするのですが。
呼吸によって行われる身体の循環は持久力に関わる競技をする選手や
疲労からの回復を考えると必要不可欠になります。
これが早期に改善したいジュニア世代の重要なポイントになることでしょう。

中高生に感じた変化

体力とは別に感じた点。
それがコミュニケーションの問題です。
何より会話や表情を読み取る、表情に出す機会を失ったコロナでした。
競技によっては大きな問題にはならないのですが
サッカーやバスケなど戦術が必要な競技であれば大きな問題になります。
もちろん、よく話す選手は多くいるのでそこまでと感じるチームもあることでしょう。

しかし、例えば修学旅行や校外学習などの機会失われた学生にとって
協調性や団体での活動経験は確実に減りました。
従来の日本のようにガチガチに締めて行うのも問題にはなりますが
時として、ある程度の協調性は必要になるのが団体競技。
「足並みを揃える」これは簡単なようで非常に大切な作業になります。
そのために、自分の意見を言うこともあれば聞くこともある。
自分の意見を通すときもあれば、多少なりとも受け入れる時もありますよね。
そんな経験が減少していてもおかしくはない。
そう考えると、広い意味でみたコミュニケーション能力は低下しているのではないかと感じざるをえない。
ここの改善はトレーニング的にというよりは
日常の練習から会話をする、あるいはジェスチャーを多く取り入れることで改善の方向がみえるのではないかと感じる。
マスクをしないと恥ずかしいと感じる学生も多くいること
そう考えると、意見をすることも多少のためらいが出てもおかしくはない。
そんなところから、一歩ずつの改善は必要なのかもしれない。

学校教育の必要性を問う。
そんな方も増えてきた中で
精神論的なところではなく、学生の間にやってきたことは
意外と人間として必要なことが入っているのではないか?
そう感じることになったコロナ期間でした。
学生には学生なりに身につけておきたい、体験してほしい能力があること
そして、その能力はスポーツをやる上でも重要になること。
そんなこともあるんだよーと1つの意見として受け入れていただけた嬉しいです。

まだ未来ある学生世代がさらに輝ける世界を作るために。

お読みいただきありがとうございました。

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