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ドラマ・シネマローグ

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日本のドラマ・映画を中心に感想と思ったこと考えたこと。
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2021年5月の記事一覧

ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」~それぞれの時間

ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」~それぞれの時間

前回は2話までの感想を書いた。

それから物語は三人の元夫達とその周辺の女性も絡めてどんどん進み、6話では衝撃の展開に。

とわ子と結婚する前から、実はずっとかごめのことが好きだった八作。
自分の人生に恋愛はいらないという、かごめ。
“そういう考えが淋しいことは知っている。実際たまに淋しい。でもやっぱり、ただただ、それが私なんだよ”と言う、かごめ。
たぶん、かごめは八作の気持ちにも気づいていたのだ

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三浦春馬 ドラマ「ブラッディ・マンデイ」 ~ファルコンよ、永遠なれ

三浦春馬 ドラマ「ブラッディ・マンデイ」 ~ファルコンよ、永遠なれ

この作品は、まだ10代の美少年・春馬くんを主役(しかも連ドラ初主演作)に据えておきながら、恋愛ものではなく本格派アクションサスペンスというのが意外であり、先が読めないスピード感のあるストーリーも飽きさせない。
面白くてシーズン1、2と一気に2回も観てしまった。

キャスト陣は今見てもかなり豪華だ。
折早マヤ役の吉瀬美智子さんは妖艶でクールな工作員、J役の成宮寛貴さんは狂気を秘めたカリスマ的な役が似

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映画「愛がなんだ」~恋愛の重さ

映画「愛がなんだ」~恋愛の重さ

山田テルコ(岸井ゆきのさん)は、5ヶ月付き合ってもマモちゃん(成田凌くん)の彼女にはなれず、それでも何事もマモちゃん第一で、いつ呼び出されてもすぐ駆けつけるし、それなのに夜中に部屋から追い出されたり…頼まれてもいないのに勝手にお風呂場のカビ掃除をしたり、引き出しの靴下を仕分けしたり…。ついにはマモちゃんにのめり込み過ぎて仕事がおろそかになり、会社もクビになってしまう。

最初は、マモちゃんって都合

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三浦春馬 ドラマ「サムライ・ハイスクール」

三浦春馬 ドラマ「サムライ・ハイスクール」

サムライ小太郎、かっけえ!
とにかくサムライ小太郎様にまず魅了された。

ヘタレ小太郎との二役は、顔つき・声色・姿勢や歩き方まで変わって、まるで別人。なんなら眉毛や目や口などの造作まで違って見えるんですけど…。
二つの人格が入れ替わる時のスイッチの入り方と切れ方も凄まじく上手い。
勇ましく目力がありキリリと緊張感あふれるサムライ小太郎様の「おのれ、姦物どもが!」「笑止!」「口惜しゅうて仕方ないわ!

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