☆DXリテラシー(オブジェクト指向のメリットとデメリット③ #20)
こんにちは、モーリーです。
今回は、『オブジェクト指向の最終回』として、『オブジェクト指向のメリットとデメリット』について解説します。
⚫️ オブジェクト指向プログラミングとは?
プログラミングにおけるオブジェクト指向とは、プログラムを『オブジェクト』と呼ばれる小さな部品に分割し、それぞれのオブジェクトが独自の機能とデータを持つように設計するプログラミング手法です。これにより、大規模なソフトウェア開発にも適した効率的な開発が可能となります。
⚫️ 手続き型プログラミングの限界
また、プログラミングにはいくつかのアプローチがあり、オブジェクト指向とよく対比されるものに『手続き型』と言われるものがあります。手続き型は、処理の順番がわかりやすい一方、機能ごとに分けづらく、大規模な開発には向いていません。例えば、車のゲームを100車種、1000車種と増やす場合、各車種の挙動を一つひとつ手続き型で記述すると膨大な時間と手間がかかりますし、仕様変更があった場合にも手続きを一つずつ書き直さなければなりません。
⚫️ オブジェクト指向のメリット
オブジェクト指向には以下のようなメリットがあります。
プログラムの全体像を把握しやすい: オブジェクトごとに分けられたプログラムは視認性が高く、開発の全体像を把握しやすくなります。全体の構造を明確に把握することで、より効率的なプログラム設計が可能となります。
分業できる: 機能ごとにオブジェクトが分かれているため、複数のエンジニアが分担して開発を進めることができます。
再利用しやすい: オブジェクト指向で開発された製品やクラスは再利用しやすく、似たような仕組みの製品を効率的に作成できます。
保守性が高い: オブジェクトごとに独立性が高く、エラーの発見やメンテナンスが容易になります。
⚫️ オブジェクト指向のデメリット
一方、オブジェクト指向プログラミングには以下のようなデメリットもあります:
設計に時間がかかる: オブジェクト指向は設計が重要であり、適切な設計がなされないと本来のメリットを享受できない場合もあります。
知識やスキルが求められる: オブジェクト指向プログラミングを行うには、それなりの知識やスキルが必要です。
⚫️ まとめ
オブジェクト指向プログラミングは、設計・開発を効率的に進められるだけでなく、開発後のメンテナンスもしやすいため、大規模な開発に適しています。ただし、設計に注意を払い、十分な知識とスキルを持つことが重要です。システム開発の現場では欠かせない存在となっているオブジェクト指向プログラミング!是非、DX化を進める上での一つの知識として頭に入れておいてもいいかもしれません。
本日は、以上です。
それでは、みなさん良い1日を
また 明日
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