🍋プチルー | パリに住む人

パリに来て13年になります。 コレクションメゾンでモデリストしながら、2人の子どもたち…

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パリに来て13年になります。 コレクションメゾンでモデリストしながら、2人の子どもたちとの暮らしを綴っていきます。 家事全般が苦手、家に帰って子どもたちと遊ぶのが楽しみ。 週末、学校のお休みは、ほぼ毎日、美術館やギャラリーのアトリエに参加したり、ダンスを観に行ったりしています。

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はじめまして。 パリで2人の子を育てながら、コレクションメゾンでモデリスト、パタンナーとして働いています。 最近noteを再出発し、読みにくかったので、名前も変えました、プチルーです、よろしくお願いします! 名前の由来は、下の子のお気に入りのぬいぐるみ。フランス語で小さなオオカミです。 アパートがせまく、何時間も一緒にいるときゅうくつで、けんかや言いあらそいが絶えない。 これではだめだと思い、週末や学校のバカンスなど、お休みの日はできるだけ家にいないよう、出かける予定を

    • 乳幼児の集団健診のないフランス、個別で健診してくれる安心感

      フランスの保育園事情をこれまでいろいろ書いてきました。気になる方はこのマガジンに集めているので読んでみてくださいね!↓ フランス生活で日本よりいいなと思うことなんて稀だけど、乳幼児の集団健診がなく、定期健診は、PMI(フランスの保健所みたいな施設)で、毎回個人で実施してくれるのは、とってもよかったよ! (→PMIについては次回詳しく書きますね!) 日本の乳幼児健診日本では、1歳半健診と3歳児健診が義務付けられていて、ほとんどが自治体の保健所で集団で行われている。その年齢

      • 100年前の彫刻家の息吹を感じるアトリエが残る、パリのブールデル美術館

        パリのモンパルナス地区は、ジャコメッティや、ザッキンなど、彫刻家の美術館が集まっているけど、中でもおーちゃんお気に入りは、ブールデル美術館。大人向けも子ども向けもワークショップが豊富なので、週末やバカンス時期に何度も来ていて、もう10回は超えているはず。 一世紀以上前のブールデルが使っていた、当時の痕跡が残るアトリエがそのまま保存されている展示室がある。ちょっと待ってたら、ブールデルが戻ってきて作業を始めるんじゃないかっと思わせる、人の存在感を感じる匂いと生ぬるい光。毎回来

        • モネ『睡蓮』のためにつくられたオランジュリー美術館の秘密

          パリに遊びに来たことのある人も、そうじゃない人も、モネの『睡蓮』のあるオランジュリー美術館のことは、きっと多くの人が知っていると思う。 前回は、オランジュリー美術館の新しいキッズエリアのことをnoteに書きました。 キッズエリアで遊びすぎて、肝心な展示を観るのに力尽きて、モネの『睡蓮』の部屋でもぐたぐたになってしまった二人。 やっぱり私には、この二人を美術館で楽しませるのは難しい!と、潔く諦め、ワークショップを予約することに。 テーマは前回ほとんど見れなかった、モネの『

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          大掃除や買い出し、保育以外は親が担当!今フランスで注目を浴びる、親が運営する保育園 crèche parentale n°2

          前回書いた、フランスの保育園、crèche parentaleについてのnoteの続きです。crèche parentaleとは、子どもを通わせている親たちの集まった非営利団体(アソシエーション)が管理運営している保育園のことです。まだ読んでない方はぜひ一読していただけると、分かりやすいと思います。↓ 今回は、前回書ききれなかった、保育当番や委員会などの親の役割を詳しく書いていきます。 親の保育当番 親の非営利団体で運営されていることから、親のボランティアなくしては、保

          大掃除や買い出し、保育以外は親が担当!今フランスで注目を浴びる、親が運営する保育園 crèche parentale n°2

          理想的な保育環境を、保育士さんと協力して作る!今フランスで注目を浴びる、親が運営する保育園 crèche parentale n°1

          これまでフランスの保育について、自治体の保育園、アシスタント・マターネル(国家資格のあるシッターさん)、などいろいろとnoteを書いてきました。今回は、つーちゃんの今現在通っている、変わり種、crèche parentale です。 パリ市の保育園への不満があったわけではないよ。外国人の私たちに対しても分け隔てなく、むしろもっと気遣ってもらっていたし、おーちゃんも保育士さんが大好きで、できることなら同じ保育園に入れたいと思っていた。でも落ちてしまったので。 たまたま、おー

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          ぐるぐる彷徨うパリの安藤忠雄建築 Bourse de commerceで、子どもワークショップ参加したよ

          おーちゃんのワークショップのために訪れた、Bourse de commerce 。 円形になってるので、子どもたちぐるぐる走り回りたくなるね!ずっと何周も追いかけっこしてたよ。 安藤忠雄が全面的に内装を改修し、美術館として開館したのは2021年。中に入るとコンクリートの壁が立ちはだかって、全体が見渡せないけど、前はどうだったかな? 前回来たのはもう10年前、ポールスミスのパリコレクションの会場になってたのを思い出したよ! ショーができるくらいの十分な広さではあるのだけ

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          雨がとっても似合う緑いっぱいのお庭が魅力な パリのザッキン美術館

          初めて訪れたザッキン美術館。 子どもワークショップがなかったら来る機会がなかったかもしれない。 あまり知られていない、こじんまりと、ひっそりと隠れている美術館。 ワークショップは、三家族だけのアットホームな感じ。 室内のザッキンの彫刻をひと通り観たあと、お花や葉っぱ、木の皮に触れ、お庭散策がとてもよかったよ! ワークショップ中お話しするときは、とにかくどこでもすぐ座るし、床に紙を置いて描いている。 大人も子どもも汚れることはおかまいなしだから、きれいな格好はして行けない

          雨がとっても似合う緑いっぱいのお庭が魅力な パリのザッキン美術館

          子どもだって楽しめるオルセー美術館!- リベンジ編

          前にもパリのオルセー美術館についてはいくつかnoteに書いてますが、ついに、オルセー美術館とオランジュリー美術館の共通年間パスを購入してしまいましたよ! 週末やバカンス中は特に人が多く長蛇の列!!とぐろを巻いている人たちを尻目に、優先レーンで待ち時間なしに入ることができるのは年間パスのおかげ。それだけの価値が絶対にあると確信してるよ! 展示をゆっくり楽しむことはまだまだ2人には難しいので、無理やりひっぱっていくのは諦めました。その話はこのnoteに書いてます。 でもワー

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          フランスで保育園に落ちたとき、頼りになるのは国家資格をもったシッターさん(アシスタント・マターネル)

          前回、フランスの育休事情について、noteに書きました。その続きです。 それじゃあ、保育園に落ちたらどうするの? 私も保育園の申請はしていたものの、子どもたち2人とも落とされてしまった。この話は詳しくはこのnoteに↓ 保育園に入れないことを、復帰する予定の1ヶ月前に知らされ、途方に暮れていたところ区役所で紹介されたのが、アシスタント・マターネル(通称ヌヌ)。 ヌヌさんは、研修を受け、フランスの国家資格を持った、ベビーシッターみたいな職業の人たちのこと。 学生でもでき

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          アートや文化の格差をなくすため無料で解放するMAIFソーシャルクラブが楽しい!

          ワークショップ以外で、6歳男子のおーちゃんが何度も行きたがる美術館やギャラリーは限られている。ほとんどの週末の予定は私が決めているので、彼はただ連れまわされているだけ。それでもとっても楽しんでくれているから、まだまだ続けていくつもり。 そんなおーちゃんが、また行きたい!と、ワークショップやギャラリーツアーも何もないのに行きたがるところに、MAIF ソーシャルクラブという、文化施設がある。 ここは、アートや文化の格差をなくすために、全てのワークショップ、ダンス公演、そしてア

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          フランスではなぜ産後すぐ育休を取らずに仕事に復帰するのか?

          妊娠中からずっと会社の人たちからは、「パリで保育園に入るのは難しいよ」ということを何度も聞かされていたけど、こうも言われていた。 「預け先が見つからなくて、仕事復帰できない人はいないから大丈夫だよ。」 保育園に落ちたからと言って、やっぱり復帰しないで育休にします!なんて人はいない、ということ。 それは、フランスの育児休業の待遇がよくないから。 産前6週間+産後10週間の産前産後休暇は100%補償。 産後休暇が終わる、赤ちゃんが2ヶ月半のときに、育児休業か、復帰するか、

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          パリの市立美術館プティ・パレで小鳥を捕まえるイベントに参加したよ

          週末は美術館やギャラリーに子どもたちを連れていくのが習慣になっている我が家では、いろいろな美術館の年間パスを購入している。 一番最初に購入したのは、パリ市立の美術館共通の年間パス。子どもはチケットなしでも無料で入れることがほとんどで、大人でも常設展なら無料。それでも、時間指定などのどんなチケットよりも優先して入れてくれるので、並ぶ時間が必要ないのは、子連れにはとてもありがたい!   この年間パスの特典の一つに毎月のニュースレターがあり、行ったことのないマイナーな美術館の情

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          シャネルのギャラリー19Mで、手織りのワークショップ!

          我が家のアパートから歩いて行ける、シャネルのギャラリー、19Mに通うようになってから、おーちゃんの手芸経験値がますます上がってきている。 この19Mという施設についてはこのnoteで説明してます。 今回は、手織りのワークショップ! また今回も土曜日朝しかない子どもワークショップには予定が合わず、仕方なく大人向けのに申し込んだけど、問題なくついていけるので、今後もこれでもいいかもしれない。 実際、手織りは難しいことは全くなく単純作業なだけなので、6歳のおーちゃんでも1人で

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          連絡帳も布団もないよ!!パリの保育園ってこんなところ n°2

          昨日は、パリの保育園で、特に私が想像していたことと違って面白なと感じたことをnoteに書きました。まだ読んでない方は先にこちらをどうぞ。 予告通り、今回は、パリの保育園のクラス編成や、1日の流れについて書いていきます。 クラス編成 今多くの保育園で採用されているのが、mini créche という、学年ではなく、縦割り保育のクラス編成。それぞれのクラスで独立していて、ミニ保育園として機能してる。大きなイベント以外、他のクラスとはほとんど関わりがない。学年上がってもクラス

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          想像してたのと全然違った ! パリの保育園ってこんなところ n°1

          これまでパリの保育園について、いろいろnote書いてきたけど、実際どんなのところなの? 前にも少し書いたけど、パリには大きく分けて四つの保育園の種類がある。 Oちゃんは、Les crèches municipales に2年間通い、2ちゃんは今、Les crèches parentales に通っている。 今回は、Oちゃんの通っていた、1番数が多くて一般的な、Les crèches municipalesってどんなところなのか、特に私が想像していたものと違ってなかなか面

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