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連絡帳も布団もないよ!!パリの保育園ってこんなところ n°2

昨日は、パリの保育園で、特に私が想像していたことと違って面白なと感じたことをnoteに書きました。まだ読んでない方は先にこちらをどうぞ。

予告通り、今回は、パリの保育園のクラス編成や、1日の流れについて書いていきます。

クラス編成

今多くの保育園で採用されているのが、mini créche という、学年ではなく、縦割り保育のクラス編成。それぞれのクラスで独立していて、ミニ保育園として機能してる。大きなイベント以外、他のクラスとはほとんど関わりがない。学年上がってもクラス替えもなく、長いと3年間同じクラス。

クラスの名前

おーちゃんの保育園は、四つの縦割りクラスがあり、ルビー、トパーズ、エメラルド、ラズライトという、子どもたちを宝石に例える、とても素敵なクラスの名前がつけられていたよ!

人数

ミニ保育園と呼んでいるように、クラスの中にまた学年グループがある。

その学年別におおまかな定員があり、
petit 小さい子 0-1歳 6人
moyen 真ん中の子 1-2歳 8人
grand  大きい子 2-3歳 8人

だいたい1クラスに全員で20-22人の子どもたちがいる。

何度も書いてるけど、フランスは9月始まりで、学年は1-12月で同じ年に生まれた子が同じ学年。9月に次の学年に変わる。年末生まれのおーちゃんは、一歳になったころに真ん中のmoyenから始めて、次の9月になってgrand に上がり、2歳半で卒園。

この学年グループで別々に活動したり、お昼ご飯をに食べる。特にgrandの子たちは幼稚園に向けての活動が増え、机に座っての作業も。
人数が少ないとmoyen とgrand一緒に遊んだり、朝や帰りは子どもが少ない時間帯なので合同で集まっている。

保育士さん

保育士さんは5-7人が交代制で3-5人くらいで回していたかな。

おーちゃんの通ってたときは女性しかいなかったけど、年齢や人種はさまざま。

印象に残ってる人は、アフリカ系のとても大柄でぽよぽよの保育士さんがいて、おーちゃんが朝行くと両手を広げて迎え入れてくれるんだけど、ふわふわの大きなパンの中に押し込められる豆粒みたいになってて、可笑しかったよ!

部屋

ドアで行き来ができる3つの部屋があり、真ん中の広い部屋に、送り迎えのときは集まってる。子どもの人数によって、部屋を分けたり、全員集めたり使い分けしてる様子。

petit の赤ちゃんのベッドのある小さな部屋と、grandの大きい子たちの、子ども用トイレもある部屋が、両隣に続いている。お昼ご飯やお昼寝もそれぞれの部屋に分かれてする。

寝具

個人的に1番驚いたのが寝具。
お布団じゃないだろうなとは思ってたけど、マットレスでもなく、ニット素材の簡易ベッド、ハンモックみたいなのを並べて寝ていた。こんなの↓

これはプラスチック素材だけど、保育園のは枠が木になっていて、もっと傾斜もついていたような気がする。真ん中がニット素材なので、寝るといい感じに沈む。使わないときは折り畳んでたくさん積んで片付けることができる。

ここに直に寝るわけではなく、カバーをつけていて、毎日お昼寝の後は取り外して洗濯。

普段は掛け布団みたいなものもなしで寝てるみたいだけど、とっても寒い冬に、軽い毛布やタオルケット持ってきてくださいーと言われて持って行ったかな。

写真

写真屋さんが来てクラス写真や個人写真撮ってもらえるのはどこの保育園でもあるかもしれない。

でも普段の様子を保育士さんが撮ってくれた写真で1人だけで写っているものは、アルバムみたいにしてもらえた。だけど2人以上写っているものは、一年の最後に写真展みたいなもので見ることはできたけど、絶対にもらえない。2枚以上印刷するのが面倒なだけなのか、子どもの写真の流出を気にしてなのかは分からないけど。

連絡帳なんてないよ!

1日の流れ 朝
朝着いて廊下に荷物を置いたら、裸足でクラスの部屋に走って入っていくおーちゃん。目新しいおもちゃがあれば飛びつくけど、ほとんどいつも保育士さんの腕に飛び込んでいく。

その日の体調と、何時に誰が迎えに行くかを伝えたらあとはお任せ。連絡帳なんてものはない!!

お迎え
保育士さんが簡単にメモしている紙を見ながら、お昼ご飯で食べたもの、お昼寝の時間を伝えてくれる。ほかには、何か特別気になったことや、事務的な連絡ごとなど。

聞いてるだけでは、すーっと流れていってしまうし、日中みててくれた保育士さんと帰りは違うことも多いので、この帰りのやりとりだけでは物足りないなといつも思ってた。次から次にお迎えに来るので、なかなか時間を取ってもらえない。

連絡帳みたいなものがあれば、見返したり、思い出になるし、すごく羨ましいなと思うけど、保育士さんのこれ以上の負担になるようなことはしてもらえないなぁ。

親同士の交流

全くと言ってもいいほどない。親も参加できるイベントもほとんどないから、名前も知らないまま。会えばあいさつはするけど、保育園外で遊ぶこともない。お友だちもできなかったし、情報交換できるような、知り合いもできなかったのは残念だったな。

でも、一つ下の学年の子がおーちゃんと同じ幼稚園に入園してきて、今度はその子の弟がつーちゃんと同じ保育園に通うことになったり、実は日本が大好きだったりと偶然が重なり、お誕生日会に呼んでもらえるくらい仲良くなれたよ!

おーちゃんが通っていたのはもう3年以上前のことだけど、驚きの連続だったのでとてもよく覚えている。他にも面白いことを思い出したら、書き足しますね。

日本の保育園と大きく違うところがあったら、ぜひ教えてください!

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