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想像してたのと全然違った ! パリの保育園ってこんなところ n°1

これまでパリの保育園について、いろいろnote書いてきたけど、実際どんなのところなの?

前にも少し書いたけど、パリには大きく分けて四つの保育園の種類がある。

“・Les crèches municipales -市が運営している保育園で週4-5日通う
Les haltes garderies - 週2、3日や半日利用
Les crèches associatives - 市以外の社会福祉団体などが運営している民間の保育園
Les crèches parentales - 子どもを通わせている親が協力して運営する組合保育園

O おーちゃんは、Les crèches municipales に2年間通い、2 つーちゃんは今、Les crèches parentales に通っている。

今回は、O おーちゃんの通っていた、1番数が多くて一般的な、Les crèches municipalesってどんなところなのか、特に私が想像していたものと違ってなかなか面白いなと思ったところを中心に、2回に分けて紹介していきます。


対象年齢

フランスは、3歳になる年の9月から義務教育の幼稚園 école maternelle が始まる。だから、保育園は、産休の終わる2ヶ月半から3歳までの子どもだけ。日本は6歳までだと思うから、約半分の期間しかない!

ちなみに、幼稚園の入園条件にオムツが外れていることってある。だから、フランスの子はだいたい3歳までにはトイレトレーニングが完了してる。保育士さんたちもそれに合わせて協力してくれる力強い味方!でももちろん夜は別だけどね。

申し込み方法

申し込み方法はこのnoteをぜひ読んでみてください。


保育時間

月曜日から金曜日まで。土日祝はお休み。
多くの保育園で、8:00-18:30。ほんの一部19時までのところもあり。

時間にはとても厳しく、18:30までとなっていても、実際は18:15くらいまでには行かないと、30分には園長先生が鍵を閉めてしまう。 

もし遅れても、預かれないから警察に連絡するよ!!


と入園書類に書いてあり、絶対にサービス残業はしない心意気。ただの脅しじゃなくて、本当に連絡されそうだから恐ろしいのよー!O おーちゃんが1番最後になり、園長先生と同時に帰ったことも何度もある。

7-8月、クリスマスから年末はバカンス期間で、申し込み制。

バカンスについては、このnoteに書いてます。


建物と部屋

国の公営集合住宅の1階と2階部分の一部が保育園として使われていた。鉄格子で囲まれて、まるで刑務所みたいな外観。

お出迎えはなく、ドアコードを押して各自で中に入る。インターフォンもあり。

○ 1 階 ----- 2クラスと、少し広めな走り回れる共同スペース、園長先生の部屋、調理室があった。この共同スペースには、室内遊具が置いてあり、水遊び場、砂場部屋などもある。

砂場部屋って言っても、実際は砂ではなくて、スムールと言って、クスクスに使う粉を使ってる。間違って食べも大丈夫。とても狭い部屋で、子どもたち座ることもできない。机の上に小さな砂場が作られ、みんな立って遊んでた。

クラスで順番に使える時間が決まっているので、自由にできる場所ではないみたい。それから他のクラスもみんな集まって、サーカスや、ハロウィン、クリスマスイベントなんかもここで行われてたよ。

2 階 --- 2クラスの部屋と、図書室があったかな。O おーちゃんは一階だったので、二階に行くことはほとんどなかった。

○ベビーカー置き場 --- キックボードや三輪車、子どもバイクなども置いていける。でも盗難注意!!ベビーカー折り畳んで鍵は必ず掛けるべし。送り迎えの保護者にも注意だけど、入り口を見張る人もいないので、親の後ろについて入ってきて、ベビーカー盗む泥棒もいる。フランスって怖いよ!

○下駄箱はない --- 送り迎えに来た保護者は、保育園の入り口入ってすぐ、靴にタオルでできた靴カバーをつける。こんなの↓

洗濯された靴カバーが大量にカゴに入れてあり、汚れた靴カバーは、帰る時ににものすごく大きな業務用の洗濯用カゴに入れて帰る。カバーを取るのを忘れて、靴カバーつけたまま外に出てしまうこともよくある。

子どもたちは、入り口で靴を脱いで、そのまま裸足や靴下でクラスの部屋まで行く。靴はクラスまで持って行く。

○ロッカーもない。
廊下に子どもそれぞれのコート掛けと、ウォールポケットがあった。靴はコート掛けの下において、着替えはそのウォールポケットに入れておけばよし。

トイレトレーニング中のときなど、失敗して汚れた下着やズボンは、ビニール袋に入れられてコート掛けにかけてあるので、帰る時はそれを持ち帰る。おしっこの場合洗ってくれることはほとんどないので、夏場は特に匂うよ!


冷暖房設備

オイルヒーターはあるけど、冷房がない。
でもパリだって猛暑になる日もある。そういうときは、保育園から猛暑日の過ごし方を説明したリーフレットがメールで送られてきたり、

暑すぎるので、なるべく保育園には連れてこないで、家庭で過ごしてください

と連絡がきたりも。

どうしてかと言うと、クラスの部屋に小さな扇風機がたった1台しかない!!置ける場所も限られているし、セキュリティーの関係で大きな窓もない。こういう日は、こどもたちはおむつ一枚だけで過ごしている。

体調崩すし、保育士さんたちも辛いと思うよ。なんとか解決してほしい問題。


食事

朝のおやつ、お昼ご飯、夕方のおやつ、の3回。まだ授乳している場合、搾乳したミルクもあげてもらえる。  

園内に調理室があり、有機栽培の食品を70%使っていて、ミルクは100%オーガニックを提供するため、週一でお肉お魚なし。O おーちゃんは、家ではほぼ日本食なので、保育園で初めて見るフランスの食べ物に遭遇していたはず。

おやつでは、チーズや果物、フランスパンやクレープなど。食後のデザートは容赦なく、チョコレートケーキも。味見してないからどれくらい甘いか分からないけど、ヌテラというパンに塗って食べる、砂糖いっぱいのヘーゼルナッツペーストも出ることあるから、たぶん甘いんだろうと想像できる。


毎日の持ち物

決められたものは特になく、ドゥードゥー(お気に入りのぬいぐるみやタオル)と、必要ならおしゃぶり、それに前日汚して足りなくなった着替えくらいかな。送り迎えが身軽で助かったよ!

入園準備に必要なもちものについては、このnoteを参考に。


どうですか?
日本と違うところたくさんありそう。

まだまだ書きたいことがたくさんあるけど、長くなってしまったので、続きはまた明日。

クラスや、1日の流れについて書きます。
お楽しみに!


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