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ライト 淋しいのはお前だけじゃない

人はなんで舞台に立つんやろう。
人はなんで劇場に行くんやろう。
 
ドラマ『淋しいのはお前だけじゃない』を
このところ仕事の合間に観ている。

このドラマのことはシナリオ集を読んだ時に
こう書いたもといがっつりたっぷり語ったのだが、
いざちゃんと観ると観てみると込み上げてくるものがあってならない。

毎話、グッときてげらげら笑いながらも、ダーッと。
あまり泣かない、人前ではほぼ泣かないくらいの人間が、めっちゃ。
 
それは、
そうなるのは、
やはり、旅芝居・大衆演劇の……
いや、ううん、
おおきく言ってしまう言いすぎてしまうが、
舞台や劇場というもの、
その〝ナカミ〟、のようなものを描くというか、
〝ナカミ〟を作品とされたからじゃないか。
なんて、40年ちょっと前、己が生まれた年に放送されたこの作品に、思ったり、思わされたり。
グッとかダーッとか忙しくしながら。
 
日常があって、舞台がある。
舞台があって、日常がある。
ん?
舞台があって、日常なのか。日常があって、舞台、か。か?
 
あなたにとって、劇場とは。
 
やはり、わたしは〝あなた〟の居る劇場に魅了されてならないみたい。
舞台上のそして客席の〝あなた〟の居る・居ない・居る劇場に。いつも。とても。
 
生きていくこと、と、すべての人が持つ〝さびしさ、のようなもの〟。
 
さびしさも、ちょっと、ちゃうかもやねん。
うん、ほんまそう、それやねん。
けど、なんか、ちゃうな。
ちゃうことないねんけど、
なんか、なんというか、これ、これやねんけど。
眩いライトの中、舞台に魅入りながら、
魅入って他のことなど何も考えない考えられへん中、
そんな“ナカミ”を感じたり、
その言葉や方法を探したり、いや、もうそんなんええやん、ってなったり、
没頭したり魅入ったり、忙しくしながら、
感じたり、感じさせられたり、しているような気がする。いつも。ずっと。


過去記事。
「切なさ」とも、言ってというか書いていた。


上記の過去記事、の次にイマヘイのこと書いてるの、ちょっとジワジワ。
旅芝居は生きること。劇場は生きる場所。


よろしければ。

◆◆
【略歴や自己紹介など】

構成作家/ライター/エッセイスト、
Momoこと中村桃子(桃花舞台)と申します。

旅芝居(大衆演劇)や、
今はストリップ🦋♥とストリップ劇場に魅了される物書きです。

普段はラジオ番組構成や資料やCM書き、
各種文章やキャッチコピーなど、やっています。

劇場が好き。人間に興味が尽きません。

舞台鑑賞(歌舞伎、ミュージカル、新感線、小劇場、演芸、プロレス)と、
学生時代の劇団活動(作・演出/制作/役者)、
本を読むことと書くことで生きてきました。

某劇団の音楽監督、
亡き関西の喜劇作家、
大阪を愛するエッセイストに師事し、
大阪の制作会社兼広告代理店勤務を経て、フリー。
lifeworkたる原稿企画(書籍化)2本を進め中。
その顔見世と筋トレを兼ねての1日1色々note「桃花舞台」を更新中。
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めっちゃ、どうぞ。

Webマガジン「Stay Salty」Vol.33巻頭に自己紹介エッセイを寄稿しました。

12月Vol.34からは不定期コラムコーナー「DAYS」も書かせていただいています。

東京・湯島の本屋「出発点」では2箱古本屋もやっています。
営業日と時間は「出発点」のXをご参照ください。
ぜひぜひ遊びに来て下さい!  自己紹介の手書きペーパーもあり!

読書にまつわるエッセイ集(ZINE)、
tabistorybooks『本と旅する』もお店と通販で取り扱い中。

旅と思索社様のWebマガジン「tabistory」では2種類の連載をしています。
酒場話「心はだか、ぴったんこ」(現在21話)と
大事な場所の話「Home」(現在、番外編を入れて4話)。

noteは「ほぼ1日1エッセイ」、6つのマガジンにわけてまとめています。

旅芝居・大衆演劇関係では各種ライティング業をずっとやってきました。
文、キャッチコピー、映像などの企画・構成、各種文、台本、
役者絡みの代筆から、DVDパッケージのキャッチコピーや文。
担当していたDVD付マガジン『演劇の友』は休刊ですが、
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あなたとご縁がありますように。今後ともどうぞよろしくお願いします。


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