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内向きnote

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#雑記

僕は

今日は、僕の話をしよう。
影がうすい僕のお話だ。
大きくならなくて、小さいまま。
こっそりしてる。

影が薄いのは今に始まったことじゃない。

僕は3人きょうだいの末っ子で、幼稚園児のころ、お迎えが来なくって、勝手に歩いて帰ったことがある。
歩いて帰ったのに、かけられた言葉が「ごめんね」でも「おかえり」でもなくて、「どうして、そこにいるの」って。自分でも分からないよ。
自分がどうしてここにいるのか

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へらへら喋る人

私は、へらへら喋るみたいだ。

書くときは、そんなにへらへらしていない(つもり)。

私のへらへらの歴史をたどってみよう。

私は、明るい子だったと思う。
好奇心旺盛、落ち着きがない、ころんでも泣かない。

“へらへら”というよりは、“にこにこ”。

にこにこでなくなったのは、自信をもてなくなったころだと思う。
好きになることに自信をもてなくなった。
人をいじめ、人にいじめられた。
何より自分が嫌

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どうでもいいを忘れない

ふわあ、と耳に残っている声。

この前の帰り道。
あぜ道を2列になって走る自転車とすれ違った。

私も自転車通勤なので、その2人が話している声がよく聞こえた。

日が暮れて、冷たい空気の中を、帰るためペダルを漕ぐ。
なのに、帰り着いてしまわないように、ジグザグに、ふらふらする2人。

中学生の部活帰りと見た。

また少しフラつきながら、反対方向からやってくる私をよけるのに、ほんのちょっとだけ端によ

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覚えていたいこと

講演の講師が病気の人だった。

そもそも講演を聞く前、こういう話には、少し抵抗があった。
同情を引くために、病気について伝えているのかと、あるメディアに対して感じたことがあるからだと思う。

私は病気でこんなに苦しんでいる。
かわいそう。
私は病気だけど、あなたは違う。
だから、あなたは頑張れる、良かった。

病気の人が、何かを伝えたいと思うなら、そういうことでは、ないと思う。

少なくとも、私が

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作文

書き出しは、こんな感じだったと思う。

全校生徒の前で、読まされたし覚えている。

「あなたは、死にたいと思ったことがありますか。私はあります。」

中学生のとき、書かされた人権作文というものだ。

その作文が校内選考の結果、全校の前で読まされることになったのだ。

題名は、『自分の人権』。
作文を要約すると、何より1番身近な、自分の人権を大切にしましょう、ということだったと記憶している。
死にた

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自分1人なんか

自分1人なんか

好きになれないと分かっているから楽だ。
自分なんか好きになれない。

好きになりたいと思うと、好きでない部分が嫌で嫌で仕方なくなる。

好きになりたいのに。
好きになれない。
もう嫌だ。
ってなる。

それで、好きになれるように、どうにかできるものなら、いい。
けれど、どうにもならないことは、山ほどあるし、そもそも、どうにかなるのなら、どうにかしてる。

もう、いいよね。

自分を好きになりたいが

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ちゃんと“ある”

ちゃんと“ある”

障害者支援施設。
4年間、続けたバイト先。

好きだったから。好きになっていたから。

人からの紹介で始めた。
障害者と聞いて、抵抗はなかったし、時給もいい。入る時間帯も、融通が利く。

「こらから、よろしく」みたいな面接をして、早速、「今月は、いつ入れるのか」というようにトントン、話が進む。

私のバイト生活が始まった。

大学内では、あまり出会うことない人たちと出会った。
着替えが出来ない人。

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落ち込んだら読み返すやつ

落ち込んだら読み返すやつ

全く知らない訳じゃないけれど、さあ始めようって思って取り組むのは初めて。

そんなことを始めようとしている。

「本格的に始める」っていう言葉で説明しようとしたけれど、違うなあと思ってやめた。
今まで遊び半分でやってきたことと、今回始めようと思ったこととの、境目は、本格的か、そうじゃないか、ではないと思うから。

環境的な理由から始める成り行きになったし、遊びの延長に近い気がする。

でも、いざ始

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白状する

いつだって居場所が欲しかった。自分のために。

最近まで、誰かのためだと思っていた。
思い込んでいた。

部活動に明け暮れていた日々。
夏休みの練習。誰よりも早く体育館へ行き、窓を開け、夜のうちに死んでしまった夏の虫を掃除した。

みんなが気持ちよく練習できるように。
みんなのためにって思い込んでいた。
今、思い返せば、紛れもなく自分のためだと思う。

誰もやりたがらない仕事をすることは、自分にし

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生きているうちに。

生きているうちに。

生きているうちに、やっておきたい。

「生きているうちに」
と思うと同時に
「 あ。いつかは私、死ぬんだ。」
と思う。

すると、死ぬの怖いなあと思う。

怖いもの知らず、と言うけれど、本当に何も怖くなくなってしまうと生きてられなさそうな気がする。

怖いから、強くなりたい。
優しくなりたい。

怖い思いはしたくないし、格好悪いと思うけれど、
死ぬのが、終わるのが、失うのが、裏切られるのが、失敗す

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1人じゃ やっぱり何もできない

1人じゃ やっぱり何もできない

2種類の苦悩について考えた。
1つは、生と死と向き合うことで生まれる苦悩。
もう1つは、生と死と向き合わずに生まれたものによって生じる苦悩。

きっかけは、「ある精肉店のはなし」だった。

これはドキュメンタリー映画。
町役場の小さな講演会場で上映されていた。

製作会社に問い合わせるとDVD(有料)を貸し出してくれて、自主上映会ができるようになっているようだ。

この映画の「精肉店」は、牛

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器の大きさ

器の大きさ

器には入れられる量が決まっている。

「器が大きい」というと、入れるものは、主に感情だろう。

感情以外にもお金、所有物や、交友関係など、人は持てる量が決まっていると思う。

持てる量は、個人差があるし、その時々で変わるんだろうけれど、限界量があることには変わりないと思っている。

その容量を超えて、更に何かを手に入れようとすると、今まで大切に握りしめきたものが、何か分からなくなったり、見つからな

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男の文章?女の文章?

男の文章?女の文章?

私の書く文章は、人にどう映るのだろう。

女の人が書いている文章?
男の人が書いている文章?

そんなの、どっちでもいいか。と思ってもらえたらいいなあと思っている。

普段の生活で、性別を2つに分けて、どちらかにいないといけないのが、嫌なんだと思う。

願望を込めて、分けられなくて済むように書いているんだと思う。

そういう願望は昔からあった。

私は小学校生活の2/3ほどの期間を異性ばかりの運動

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匿名noteアカウント20日目

匿名noteアカウント20日目

noteに書くことを、日頃、顔を合わせる人たちには言いたくない。

逆から言うと、
日頃、顔を合わせる人に言いたくないことを、noteには書いてある。

なぜなぜ。

言いたくないことを言っている。

何が、そうさせる。

今のところで、「これのおかげかも」と思ったことがある。

匿名で書くということだ。

普段、色々なものを背負っている。
自分本体、プラス、おまけ。

おまけは、たくさんあるんだ

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