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雑学のすゝめ

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トーク形式で、ちょっとした雑学をご紹介します! 明日のお話のネタ作りに、或いは時間つぶしに、気軽にお読みいただければ幸いです<m(__)m> その他の記事が長文でやや重めなので、…
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2019年7月の記事一覧

「大地のリンゴ」は近代の味

「大地のリンゴ」は近代の味

1507年7月29日は、マルティン・ベハイム(Martin (von) Behaim)

の亡くなった日です。
彼は商人であり、同時にポルトガル王ジョアン2世

に仕えたドイツ人の天地学者、天文学者、地理学者、探検家です。
実は、高校地理の資料集などでもちょっと名前が出てくることがあるのですが、その人物像や生涯についてはあまり語られることがありません。

というわけで今日は、マルティン・べハイムの

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無欲恬淡の大番頭

無欲恬淡の大番頭

7月24日は、明治~大正時代にかけて存在した巨大商社、「鈴木商店」の大番頭と言われた金子直吉

の生誕日です。

1、極貧からのスタート金子直吉は、慶応2年6月13日(1866年7月24日)、土佐(高知県)の呉服反物商の家に生まれました。
しかし、明治維新に伴う社会の変化についていけなかった実家の事業は破綻。幼くして長屋住まい、紙屑拾いという極貧生活に転落します。
彼は、学校にも行くことはなく、高

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その男は、翼に夢と希望だけを乗せて

その男は、翼に夢と希望だけを乗せて

また、遅れての更新です💦
最近、首を傾げるような凄惨な事件、そして世界でも続く様々な理不尽に心を痛めています。

そんな世相に対して、7月20日にこの世に生を受けた、ひとりの人物を紹介したいと思います。

1、彼の名は…その人物の名は
アルベルト・サントス・デュモン(Alberto Santos-Dumont)。

1873年(日本では明治6年)7月20日、ブラジル(当時は帝国)のミナスジェラ

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虹と七色と音楽と

虹と七色と音楽と

すみません、ここしばらく体が本調子ではなく、記事を書くのに時間がかかっています💦

7月16日は「虹の日」。
これは、虹が七色とされていることから、7(なな)1(い)6(ろ)で虹の日とされたそうです。

1、虹とはそもそも何か?虹を自然現象として見ると…

光が大気中に浮遊する水滴の中を通過する際に屈折・反射することで様々な色が見られる現象。気象現象の中でも大気光学現象に含まれる。
虹は赤から紫

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長久保赤水と江戸の地図

長久保赤水と江戸の地図

先日の茨城新聞に、このような記事が出ていました。

江戸時代の地図製作家、長久保赤水に関する記事。
彼の制作した地図の下絵や関連資料、そして書簡(手紙)などが発見されたそうです。

江戸時代の地図製作家と言うと、伊能忠敬

がやはり有名で、彼が制作した『大日本沿海輿地全図(以下、伊能図)』

が江戸時代を代表する地図…という印象を持つ方も多いと思います。

先日記事にしたシーボルト

が関連した「

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今日は日本初のファミレス「すかいらーく」一号店の開業日(1970年)。
現在の東京都西東京市ひばりが丘で創業したスーパー、「ことぶき食品」が、「車で移動するファミリー層」をターゲットにして開業しました。
ちなみに、屋号は創業地の地名、「ひばり(skylark)」にちなんでいます。

ハイドランジア・オタクサ

ハイドランジア・オタクサ

1823(文政6)年の旧暦7月6日は、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(1796年2月17日 ~ 1866年10月18日)

が来日した日です。
当時の日本が外国に対して開いていた「四口」

長崎口:対オランダ・清
対馬口:対李氏朝鮮
薩摩口:対琉球王国
蝦夷口:対アイヌ

のうち、長崎口、オランダ商館付きの医師として彼は来日しました。

オランダ商館は、長崎の「出島」

という周囲6㎞ほ

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