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いっちょまえに語ってみる

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さもその手の専門家のように、津々浦々、徒然なるままに書いたもの。 スナック菓子感覚でめしあがれ。
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記事一覧

コロナ世代について いっちょまえに語ってみる

2020年5月21日。
開催予定だった夏の甲子園が中止となった。
このニュースを目にしたとき
甲子園球児たちの悲しみや絶望を強く感じたが、
しかしそれは何も、
甲子園を目指していた少年たちだけでなく
コロナウイルスによって延期された
大会やコンクール、発表会などに関わる
すべての学生も同じ気持ちであることを
忘れてはいけない。

夢と希望と努力を抱いて、
まっすぐ走ってきた道の先に
何もない…。

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駄菓子屋について いっちょまえに語ってみる

 近頃、本当の駄菓子屋というものを見かけない。
本当とは何じゃらほい? と問われますと、
観光目的、大きなお友達たちに向けて商売している駄菓子屋ではなく、
地域密着型、子供が少ないお小遣いで購入できる食い物が並んでいる菓子屋のことである。

かくいう私も、幼き日、駄菓子屋には世話になったもので、
手持ちの小銭を数えながら、
「ミニカルパスを買ったらコーラのラムネが買えんくなるし、紐あめもやりたい。

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安倍晋三氏について いっちょまえに語ってみる

こんなこと思った。

安倍晋三内閣総理大臣は、人間ではない。

人間ではなく、人造人間ABEなのではないだろうか。

前回の内閣総理大臣を辞任した際、あれは確か体調不良が原因だったかと記憶しているが
その時に、治療という名の改造をしたのではなかろうか。

安倍晋三氏の体内には、何やら奇怪な機械が、血液の代わりにオイルが流れているのでは。

そして、彼を人造人間に改造したDr.なんちゃらが、
実のと

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陽気と根暗について いっちょまえに語ってみる

何やらアホをそのまま具現化したような悩みのない楽天化だとよく言われる。
「へへ。そっすかそっすか。へへへ」
と笑ってヘラヘラするのだが、家に帰って、電気もつけず、暗闇の中で「へいへい…」とへいへいため息をつく。

とどのつまり、あたくし実は根暗でござる。
いえね、人を笑かすことも、ガハガハ笑うこともたまらんく好きだが、人前に出ると調子に乗ってゲヘゲヘにったらにったら笑うやつだが、ハートは至ってガラ

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たい焼きについて いっちょまえに語ってみる

たい焼きについていっちょまえに語ってみようと思う。
たい焼きのクリーム味を頼むと、たい焼き通から「邪道」と言われそうだが、私はたい焼きのクリーム味ほど、カスタードクリームを一番美味しく感じられる食べ物はないと思うのだ。

熱々のカスタードクリームを口にできるスイーツなど、そう多くはないのではないか。
シュークリームや、プリン、ケーキに添えられたり挟まれているカスタードクリームはひんやりとしている。

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生き返ると極楽について いっちょまえに語ってみる

とにかく疲れて帰った日は、熱い湯に浸かるのが一番だ。
疲労困憊、凝り固まった筋肉を、湯船でたゆたむお湯たちはやさしく受けいれ、包み込んでくれる。
思わず「生き返る〜」などと口から出てしまう。
そして次に続く言葉は「極楽、極楽」であることが多い。
その時、ふと思った。
どうして「生き返った」後に、死後の世界の「極楽」へ行くのだろうか、と。
生き返ったのならば、そのまま「よし、元気になった! 」という

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ハロウィーンについて いっちょまえに語ってみる

橙色と藤色が侵食しておる。
ハロウィーンなるものが今月末故に。
ハロウィーン。渋谷が魔窟と化する日。

しかしながら、わしはあれ、一揆だと思うのだ。
百姓一揆ならぬ国民一揆なのだ。へけ。

こう、なんでも好きなカッコして、楽しんじゃっていいヨーって場所がない都会。シティー。トーキョーで、
常日頃肩身狭く、己の欲を抑え込んでいる輩の(恐らくそうでもない人もおろうが)一年に一度の稀なるフリーダムデイ。

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