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立ち止まる力について
“立ち止まる力”めっちゃ共感しました!
潜在的に休んでは行けないとか逃げては行けないとか思ってしまってるところってあると思います。
自分は小説を書いているんですけど、小説を書きたいって思う時はいつも立ち止まって、現実より妄想に力を入れて書いているような気もします。
ひょっとしてアートとか創作とかって立ち止まっているからこそできているのかもしれませんね。
山本太郎さんの言葉に「芸術は爆発だ」と
短編小説 「金縛りクソジジイ」
「うううぅうー」
午前0時に寝た俺は金縛りによって午前2時ごろに起こされた。体が全く動かない。目も開けることができない。なんとか抗おうと体を動かせとマニュアルで指令を送った。数秒抗いなんとか体の硬直が解けた。
ゆっくり目を開ける。目の前には60代くらいだろうか、白髪でメガネの男性のおじさんが僕の上に跨って座っていた。
まず、俺の中に生まれた感情は、恐怖ではなく純粋な怒りだった。その怒りの温度
あいつがやってくる。
春、精神的によくなくなる季節だ。僕はあいつがやってくるのが怖かった。あいつがやってくると僕はなんとなく憂鬱でなんとなく死にたくなる。
なんとか大学の授業には行ける。歯を食いしばって朝を迎え、飯を食べ、磨き、服を着ることでなんとか大学には行けていた。
なんとなくあいつがやってくる予感がしていた。気を紛らわすためにタバコを吸い、学校に行く。
もうあいつはやって来ていた。家に帰る前にあいつと仲良
【短編小説】 ぱんくした自転車 前編
僕は海へ行く、パンクした自転車で。とにかく海だ、海へ行きたい。僕が海を欲しているのか、海が僕を欲しているのか、そんなことはどうだっていい。僕は今確実に海へ向かっている。
大学に入って3年目の僕は3回目の夏休みの真っ只中だった。特にバイトもしていない僕は、夏休みにすることがなかった。大学は人生の夏休みと世間は言うが、今僕は人生の夏休みの夏休みの中にいる。うらやましいか?退屈だ。
高校では野球