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満ちるからあふれ出る。
少し前にたまたま見た『tiny desk concerts JAPAN』。藤井風とメンバーによるパフォーマンスが言うまでもなく素晴らしかったことと並んで私の心に残ったのは、MCを全編英語で通す中、『満ちてゆく』の英語紹介が〝Overflowing”という語だったこと。
個人的にこの語のイメージは「あふれ出す」とか「氾濫する」で、外側からの目線による表現として捉えていて(無意識に)、
一方、日本語の
待ち望む、豊かな時間。
島田潤一郎『古くてあたらしい仕事』より
これを読んで、何かを「待ち望む」ということが確かに減っているかもしれないなと思った。十分すぎる程の情報に追われ(ているように感じて)、誰に求められているわけでもないのに、急き立てられている。そうして取った計画や行動も、あっという間に過ぎ去り流れていってしまう気がする。
「待ち望む」あるいは「待ち侘びる」という豊かさを、大切にしたいと気づかされた文章。
新年度、リセット、リスタート!
明日から、新年度。
何だかいろいろと手につかなかったここ2ヶ月を良くも悪くもリセットし、新しくスタートを切ることにする。
少し前に読みおあわった『クジラアタマの王様』のクライマックス、たたみかけるような主人公の言葉を自分に突き刺して喝を入れたいと思います。
言わずもがな、情報は大事。そして夢見る力や想像力も。
(「イメージできることは実現する」とも言われるし、そういった経験は私自身にもある)
だ
もと居た場所に戻れない・・・悲劇か喜劇か。
久々のコトバアツメ。
モノ・ホーミー『するべきことは何ひとつ』という本の中の「星を歩く男の話」より
男はひたすら同じ方向へと歩き続けていた。陸の端から端まで歩いてしまうと、今度は船に乗り換えてまた同じ方向へと進む。この星は球の形をしているのだという。であるならば、こうして進み続ければ、必ずもとの場所へ戻れるはずだ。どの方向に進んだとしても、それが一定の方向なら、必ずもとの場所に戻ることができ