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栗拾いを手伝いに行き、友人宅でパンツをなくしたことを短歌にした。

夫のぴぴの友達で、栗農家さんがいる。すごく珍しい大きい栗を育てていて、栗拾いのお手伝いをした後、バーベキューをしようとお誘い頂いたのだ。

我々は、そういったイベント事が大好きなので、二つ返事で伺うことにした。

友人宅は歴史上の合戦があった地域にある。
地域活性として、町全体で、武将グッズとか合戦場跡地を観光地として全面に押し出している。
コンビニにも武将の家紋が飾られていたり。

まだ残る暑さと、秋の風、彼岸花、合戦場。
なんとも、ホラー感を感じさせるような、静けさもあった。


栗だよー

我々は、栗拾いをし、おいしいバーベキューを頂き、焚き火を囲んでいた。


焚き火のパチパチがなんとも良い音

話すのは、怪談話。

あそこは、怖いことがあって立ち入り禁止になってるから、近づいてはいけない。といった地元に言い伝えられた話を、真っ暗な田舎の夜、焚き火をパチパチ言わせながら話す。

この家でも、娘さんの友達が男女7人でバーベキューをした時に、おとなしい女の子が一人いて、お嫁さんと自分にぺこっと会釈してくれたそう。その事を、娘さんに話したら、そんな格好や顔をした大人しい友達いなかったし、人数も違ったというのだ。

修学旅行のような、ちょっと怖く、楽しい時間だった。

私は、1番風呂を頂くことになり、お泊まりバッグを全部持って風呂場の脱衣所の鍵を閉めた。

脱衣所で、パジャマやパンツ、メイク落としなどを取り出し、着ていた物を袋につめた。
私は、着替えの他、予備のパンツをこの日、なぜか持ってきていた。

風呂から上がり、部屋に戻って、着替えを整理しようとした所、新品のユニクロのシームレスのパンツが消えていた。

脱衣所には鍵が掛かってあり、誰も風呂場に近づいてはいなく、みんなは居間で団欒していた。
えっ?どこにしまった。
こんな事、考えちゃダメだけど、もしやバーベキューの女の子の時ような神隠し的な何かか?

パンツは見つからず、次の日の朝探すことにした。

布団に入ると窓の外から、ニャーと猫の声が聞こえる。怖くて、寝れなくて、夫のピタッリひっついて寝た。

朝起きると、私以外、みんな起きていた。パンツを探さないといけないのに、寝坊した。

夫は、朝からバーベキューセットの火起こしを手伝っている。そこで魚と焼きそば、アヒージョを作るらしい。

もう、探す時間もない、パンツを無くした事を、夫と栗農家さんに白状し、私は朝ごはん作りをせず、パンツ探しに専念して良いとご許可頂き、堂々と探した。夫は呆れていた。


パンツを探していたので一切手伝わず食べさせてもらった飯

パンツはやっぱりないので、黒いパンツ見つかったら捨てておいてもらうようにお願いした。
この時ばかりは、ユニクロの変に色気づいてないパンツでよかった。
このシームレスパンツの黒は、私は別名、アトムパンツと呼んでいて、鉄アトムが穿いてる黒いパンツにそっくりだ。なので、色気のカケラもないパンツだ。
まぁ〜とにかく、パンツを無くして、すみませんでした。

本日の短歌

お泊まりで
   パンツは1枚で
        事足りる
          見られても安心
             ユニクロパンツ

ありがとうございました。

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