映画のお話

映画のお話をしていきます。最近観た映画とかです。

映画のお話

映画のお話をしていきます。最近観た映画とかです。

記事一覧

あの時観た「ムカデ人間」の思い出とか

今回のインタビューには、影のように暗い裏事情が潜んでいた。本来なら別のゲストが来るはずだったが、連絡が突然途絶えた。まるで夜霧の中に消えたかのように。その存在は…

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第92回「劇場版すとぷり はじまりの物語」(2024年)映画という名のファンイベントでした

劇場版すとぷりについて話す。だが、すとぷりファンには聞かせるな。なぜなら、褒めることなど皆無だからだ。すとぷりファンではない俺が話す内容だから、かなり偏っている…

第91回「ブルー きみは大丈夫」(2024年)劣化版ピクサーのような映画

「感想」 7月15日に読書会を開こうと思っていた。前回の配信でそのことをお伝えしたが、正直なところ、準備を始めるとどうにも面倒くさくなってしまった。配信が終わった…

映画のお話
2週間前
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映画を語る会というオフ会を開催して(2024年6月30日)

「第23回 好きな映画を語る会」資本主義と共産主義と服装自由 6月30日、久しぶりに映画の会を開いた。前回は3月31日だったので、ちょうど3か月ぶりになる。開催のきっかけ…

映画のお話
3週間前
1

第90回「ザ・ウォッチャーズ」(2024年)予告編は最高に面白そうだったが。

「感想」 予告編は非常に魅力的で、まさにシャマラン映画に期待する要素が詰まっていた。しかし、実際に映画館で鑑賞してみると、その期待は裏切られた。シャマランの娘が…

映画のお話
1か月前
1

第89回「お終活 再春!人生ラプソディ」(2024年)おむつの付録としてはいいのかもしれない

まず、この映画で2回も泣かされました。まさか2回も泣くとは思っていませんでした。ただし、面白い映画かというと、そうではありません。 再現ドラマなどでも泣くことがあ…

映画のお話
1か月前
1

第88回「マッドマックス:フュリオサ」(2024年)復讐、復讐、復讐、そしてその先にあるもの

「感想」 この映画を観終わったあと、家に帰ってすぐに前作の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観た。というか観たくなった。そういう気持ちにしてくれた内容。そ…

映画のお話
1か月前
1

第87「関心領域」(2024年)自分の身近にも潜んでいる目を背けてしまう領

「感想」 監督のことを調べたら、ジャミロクワイのヴァーチャル・インサニティのMVの監督なんだあと知った。だとしたら、少し納得の内容。エンタメ的な内容ではないが、音…

映画のお話
1か月前
1

第86回「ミッシング」(2024年)正しさと希望と今の社会を生きることの矛盾

「感想」 日本社会のダメさというか人間のダメさというか、みていてとにかく自分事のように感じられる部分があり終始なんか人間って嫌だなあ、生きるのやだなあと暗い気持…

映画のお話
2か月前
1

第85回「胸騒ぎ」(2024年)断れる決断ができない人はいつかこうなる

「感想」 映画のはじまりから嫌な感じするなあと思うが、なんか何も起こらないなあという感じで進んでいく。でも....。あの時あの決断をしておけばという教訓めいたことも…

映画のお話
2か月前

第83回「アイアンクロー」(2024年)頑張った、エリック兄弟の苦悩

「感想」 フリッツ・フォン・エリックの鉄の爪は、昭和懐かし映像とかでよく見ていたが、この一家が抱えていた闇は知らなかった。映画を通じて知ることとなったが、悲惨す…

映画のお話
3か月前

第82回「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」自己表現をしたい人、かつてしていた人は色々と喰らう

感想 若松孝二の作品が好きで監督作は色々とみているが、若松孝二を描いた作品は、これで2作目。前作の作品もよかったけど、今回の作品もかつて何かを目指していた人が見…

映画のお話
3か月前

第81回「ボーはおそれている」 & 「DOGMAN ドッグマン」 多々よかった

「ボーはおそれている」 3時間もあるので、観るのを躊躇したが、配信で観るとそれはそれえ集中力がもたなくなるし、劇場という逃げられない場所で観るべきものなのではと…

映画のお話
4か月前
1

第80回「落下の解剖学」(2024年)そういう期待をしてもそういう映画ではない

「感想」 観る前は、そういう期待をして観に行ったが、そういう映画ではなかった。でも、めまぐるしく変わる展開で主人公のいやな面もみえたり、でも違うんじゃないかとな…

映画のお話
4か月前
3

第79回「カラーパープル」(2024年)立ち上がれと魂が震えるミュージカル

「感想」ミュージカル映画はあまり好きじゃないかもと思って、観るのに躊躇していたが、観てよかった!!暗いテーマだけど、ミュージカルになることでとても観やすくって、…

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5か月前
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第78回「哀れなるものたち」(2024年)2024年ベスト映画決定です!!

予告を観たとき、可愛らしい映画なんだろうなあと思って観に行ったが確かに可愛い内容だが、ドギツイ可愛さ!そして、面白い最高だった。ボキャブラリーが生まれたてのベラ…

映画のお話
5か月前
6
あの時観た「ムカデ人間」の思い出とか

あの時観た「ムカデ人間」の思い出とか

今回のインタビューには、影のように暗い裏事情が潜んでいた。本来なら別のゲストが来るはずだったが、連絡が突然途絶えた。まるで夜霧の中に消えたかのように。その存在は儚く消えてしまった。そんなわけで、急遽大学生のジェイ君を呼び出すことになった。

ジェイと俺の出会いは中学時代に遡る。当時の彼はまだ無垢な少年で、俺は彼にいくつかのアドバイスを与えただけだった。しかし、時が経ち、彼はボクシングに情熱を燃やす

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第92回「劇場版すとぷり はじまりの物語」(2024年)映画という名のファンイベントでした

第92回「劇場版すとぷり はじまりの物語」(2024年)映画という名のファンイベントでした

劇場版すとぷりについて話す。だが、すとぷりファンには聞かせるな。なぜなら、褒めることなど皆無だからだ。すとぷりファンではない俺が話す内容だから、かなり偏っているかもしれない。ある意味ではフラットな視点で語っているが、すとぷりファンにはきっと毒にしかならない。

映画好きとして見たが、最低でつまらない。地球上で一番無価値な映画だったと断言してもいい。この作品をすとぷりファンが楽しむのは勝手だが、友達

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第91回「ブルー きみは大丈夫」(2024年)劣化版ピクサーのような映画

第91回「ブルー きみは大丈夫」(2024年)劣化版ピクサーのような映画

「感想」

7月15日に読書会を開こうと思っていた。前回の配信でそのことをお伝えしたが、正直なところ、準備を始めるとどうにも面倒くさくなってしまった。配信が終わった後に会場を探して色々と準備しようと思ったのだが、どうにも腰が重い。そんな時、映画の会によく参加してくれている常連の友人から連絡が来た。「7月15日はユーロの決勝もあるし、コパアメリカも朝からやってるから、もしかしてそれを狙って読書会やら

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映画を語る会というオフ会を開催して(2024年6月30日)

映画を語る会というオフ会を開催して(2024年6月30日)

「第23回 好きな映画を語る会」資本主義と共産主義と服装自由

6月30日、久しぶりに映画の会を開いた。前回は3月31日だったので、ちょうど3か月ぶりになる。開催のきっかけは「サタンタンゴ」の感想を語り合う会が知り合いの主催で行われ、その帰り道に「映画の会をまた開いてほしい」と頼まれたことだ。予定を確認すると「大丈夫」と言われたので、安心して準備を進めたが、当日、その人は現れなかった。もしかすると

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第90回「ザ・ウォッチャーズ」(2024年)予告編は最高に面白そうだったが。

第90回「ザ・ウォッチャーズ」(2024年)予告編は最高に面白そうだったが。

「感想」

予告編は非常に魅力的で、まさにシャマラン映画に期待する要素が詰まっていた。しかし、実際に映画館で鑑賞してみると、その期待は裏切られた。シャマランの娘が監督し、シャマラン自身も製作に関わっているものの、その出来栄えはNetflixの『ブラックミラー』のエピソードとしてならば納得できるレベルに過ぎなかった。設定や脚本には多くの粗が見受けられ、原作がどのように描かれているのかが非常に気になる

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第89回「お終活 再春!人生ラプソディ」(2024年)おむつの付録としてはいいのかもしれない

第89回「お終活 再春!人生ラプソディ」(2024年)おむつの付録としてはいいのかもしれない

まず、この映画で2回も泣かされました。まさか2回も泣くとは思っていませんでした。ただし、面白い映画かというと、そうではありません。

再現ドラマなどでも泣くことがありますが、それはしっかりと泣かせるように作られているからです。この映画には泣かせるポイントが2つあり、丁寧に作られているのは間違いありません。劇場に入った瞬間、30ページほどの特典パンフレットを渡されました。それを見た瞬間、この映画は資

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第88回「マッドマックス:フュリオサ」(2024年)復讐、復讐、復讐、そしてその先にあるもの

第88回「マッドマックス:フュリオサ」(2024年)復讐、復讐、復讐、そしてその先にあるもの

「感想」

この映画を観終わったあと、家に帰ってすぐに前作の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観た。というか観たくなった。そういう気持ちにしてくれた内容。そんな風にした人はきっと多いだろう。でも、前作と同じだと思ったら全くとはいわないが違うテイストと言えばそうだ。そこがジョージミラーの凄さでもあり、マッドマックス作品の厚みでもある。それを堪能できる「マッドマックス:フュリオサ」。絶対に劇場で

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第87「関心領域」(2024年)自分の身近にも潜んでいる目を背けてしまう領

第87「関心領域」(2024年)自分の身近にも潜んでいる目を背けてしまう領

「感想」

監督のことを調べたら、ジャミロクワイのヴァーチャル・インサニティのMVの監督なんだあと知った。だとしたら、少し納得の内容。エンタメ的な内容ではないが、音と映像の対比が秀逸で、直接的な描写でホロコーストを描くのではなく、音による表現でのあえて見せないという演出がより残虐性を光らせた。関心領域というタイトルはみたいものだけしかみないSNS中心でまわる現代社会にもあてはまる。

その他音声感

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第86回「ミッシング」(2024年)正しさと希望と今の社会を生きることの矛盾

第86回「ミッシング」(2024年)正しさと希望と今の社会を生きることの矛盾

「感想」

日本社会のダメさというか人間のダメさというか、みていてとにかく自分事のように感じられる部分があり終始なんか人間って嫌だなあ、生きるのやだなあと暗い気持ちに。でも、要所要所で人間もいいかもだから生きるんだよなあなどと思う場面があり何度か泣いた。

音声感想はこちら👇👇

第85回「胸騒ぎ」(2024年)断れる決断ができない人はいつかこうなる

第85回「胸騒ぎ」(2024年)断れる決断ができない人はいつかこうなる

「感想」

映画のはじまりから嫌な感じするなあと思うが、なんか何も起こらないなあという感じで進んでいく。でも....。あの時あの決断をしておけばという教訓めいたこともいえるしかなりトラウマになる内容。

音声感想はこちら👇

第83回「アイアンクロー」(2024年)頑張った、エリック兄弟の苦悩

第83回「アイアンクロー」(2024年)頑張った、エリック兄弟の苦悩

「感想」

フリッツ・フォン・エリックの鉄の爪は、昭和懐かし映像とかでよく見ていたが、この一家が抱えていた闇は知らなかった。映画を通じて知ることとなったが、悲惨すぎる。だが、映画は悲惨な内容ではあったがそこから逃れることが出来たときの幸せさを教えてくれる内容だった。

音声感想はこちら👇

第82回「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」自己表現をしたい人、かつてしていた人は色々と喰らう

第82回「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」自己表現をしたい人、かつてしていた人は色々と喰らう

感想
若松孝二の作品が好きで監督作は色々とみているが、若松孝二を描いた作品は、これで2作目。前作の作品もよかったけど、今回の作品もかつて何かを目指していた人が見ると色々と喰らってしまう。青春映画として非常に面白かったし、あのころにはもう戻れないけど戻りたくもないということを思い出してしまう。

音声感想はこちら👇

第81回「ボーはおそれている」 & 「DOGMAN ドッグマン」 多々よかった

第81回「ボーはおそれている」 & 「DOGMAN ドッグマン」 多々よかった

「ボーはおそれている」

3時間もあるので、観るのを躊躇したが、配信で観るとそれはそれえ集中力がもたなくなるし、劇場という逃げられない場所で観るべきものなのではという思いで鑑賞。逃げられない。ボーも逃げられない。そして眠りからも逃げられない。前半は大興奮の内容で、よめない展開でワクワクしたが最後のエンディングでメチャクチャ眠くなった。

「DOGMAN ドッグマン」

ワンちゃんが大活躍だと思って

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第80回「落下の解剖学」(2024年)そういう期待をしてもそういう映画ではない

第80回「落下の解剖学」(2024年)そういう期待をしてもそういう映画ではない

「感想」

観る前は、そういう期待をして観に行ったが、そういう映画ではなかった。でも、めまぐるしく変わる展開で主人公のいやな面もみえたり、でも違うんじゃないかとなったり、感情が揺さぶられる法廷劇。夫婦とはという究極の営みを見事に映画で表現していた。

音声で感想を語ってます👇👇

第79回「カラーパープル」(2024年)立ち上がれと魂が震えるミュージカル

第79回「カラーパープル」(2024年)立ち上がれと魂が震えるミュージカル

「感想」ミュージカル映画はあまり好きじゃないかもと思って、観るのに躊躇していたが、観てよかった!!暗いテーマだけど、ミュージカルになることでとても観やすくって、勇気をもらえた。内容と音楽もいいマッチング。「哀れなるものたち」とも共通するテーマ性があってあわせて観るのがお勧め。3回ぐらい泣かさた。

音声感想はこちら👇

第78回「哀れなるものたち」(2024年)2024年ベスト映画決定です!!

第78回「哀れなるものたち」(2024年)2024年ベスト映画決定です!!

予告を観たとき、可愛らしい映画なんだろうなあと思って観に行ったが確かに可愛い内容だが、ドギツイ可愛さ!そして、面白い最高だった。ボキャブラリーが生まれたてのベラ並みだが面白かった。2024年ベスト映画間違いなし!!

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