竹脇まりなさんご出演の「プロフェッショナル～仕事の流儀～」を観た話。
人生、何があるかわかりませんな。
っていうのを今さら実感しました。
こんにちは、瑞野蒼人です。
いやいや何を突然ってお思いの方。こんなことがあったんですよ。NHKの大人気ドキュメンタリー番組「プロフェッショナル～仕事の流儀～」。先日、偶然テレビを点けたらとある回が再放送されていまして。バイトに行くまでの時間でちょうどよく終わってくれるようだったので、じっくり拝見しました。
今回フォーカスされていたのは、フィットネスインストラクターでYouTuberの竹脇まりなさん（どうやら今年4月に放送された分の再放送だったようです）。昨年、自宅にいながら体の筋肉を引き締める「宅トレ」動画で人気に火が付き、一気にYouTubeのチャンネル登録者数200万人超えを達成。「令和のシンデレラ」とまで言われる美女です。
私大阪に住んでいるんですが、「2時45分からはスローでイージーなルーティーンで（関西テレビ）」っていう私に負けず劣らずのクソ長タイトルな情報番組の中で、竹脇さんの「毎日3分で痩せるーティーン」っていうコーナーが放送されていまして。前々から存じ上げてはいたんですけど、どういう経緯でブレイクされたのかまではよく知らなかったんです。
すごいですね。竹脇さん。
最初はNY在住を売りにしたキラキラ女子を売りにしていたのが、一本の動画で在宅フィットネスブームの立役者になるなんて。確かに、現代のシンデレラストーリーと言うだけあって、その売れ方もスケールが違います。一本の動画が火付け役となり、コロナ禍という時代の流れに乗って大躍進。
でも、単純に運がよくて売れたわけではないんですよね。小さいころ親御さんがインストラクターで、でもその輝いている姿に実はコンプレックスを感じていて、フィットネスから遠ざかっていた。そんな背景があったからこそ、自分の動画やコンテンツにもその時の経験や感じたことを落とし込める。そういう弱い部分とかありのままの部分も認めてさらけ出せる人間だったから、そんな面が共感を呼んで人気が高まったんでしょうね。
竹脇さんのいいなぁって思うところは、視聴者をどんどん励まして肯定してくれるところです。フィットネスや身体のトレーニングって三日坊主のいい例で、すぐ諦めたり続かなかったりするじゃないですか。でもそれって、動きが難しかったり、トレーニング機器の扱いがめんどくさかったり、いろんな要因があると思うんです。
でも、竹脇さんは「体を動かす」っていう当たり前のことを大切にしていて、まずは単純に運動を楽しもうという姿勢を出す。
そして、こんなに頑張っている自分偉い！っていう肯定で視聴者を優しくフォローしてくれるわけです。難しいことは抜きでまず運動しようぜ！！っていう、いい意味で大雑把なフィットネス。ある意味今の時代にフィットしたコンテンツだなーって思いますね。
これから求められるスーパースターっていうのは、世の人と違うことをして目立つような人ではなく、つらいときも楽しいときもしんどいときも、なんでもない何物でもないごくごく普通の人のごくごく普通な生活にそっと寄り添える【「共感力」が高い人】なんでしょうね。少なくとも、YouTubeの中ではそうなのかもしれないな、と私は結論づけました。キラキラした自分じゃなくても、ありのままの自分が愛されるスター。何かと背伸びしちゃがちな私からすると、ちょっと憧れちゃいますね。
というわけで、『プロフェッショナル~仕事の流儀~』はNHKプラスやNHKオンデマンドでも配信中です。気になった方はぜひご覧ください。
おしまい。