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所有する時代から手放す時代へ(エコ的時代の到来)

私たちは今多くの物を所有しているが、これからはその今所有しているものの殆どが何の価値も持たない時代になってくる。

こんな事を言ったら、ほとんどの人は何言ってるの?とそう思うかも知れない。でも、こうした時代は確実に来る。

私たちはこれからエコなる時代に入って行く。あれもこれもそれも皆自分の物と言って所有していた時代はもうそろそろ終わる。これからはより多くの物を持つ事ではなくて、どれだけ自分の持っているもの、所有しているものを少なく出来るか?という時代が来る。というか、もう皆知らないだけで、そう言う時代は来ている。

私たち人間というのは、あまりにも必要ないものを所有しすぎた。そのせいで生活が上手くスムーズに動かなくなった。あれもこれも、いらないものばかり、自分の欲でかき集め、その集める事に私たちは価値を覚え、多くあるという事に満足してきた。でも、こうした価値がこれから一気に変わる。

何でもかんでも価値があると思って、かき集めてきたその全てが皆一斉に無に帰す時が来る。

あれもこれもかき集めて、それに私たちは今満足し、その自分でかき集めたものを眺めては、その自分に満足をしている訳だけれど、もし、その自分が必死になってかき集めた全てのものに、何の価値もなくなってしまったら一体どうするだろう?

これからは、物を持っているという事には何の意味もなくなる。つまりは物そのものに価値を見なくなる世界が来るという事。これをもっと細かくして言うのなら、物に価値をつけているお金というものが無くなるということになる。

今こんな突拍子もない事を言っても、誰も、こうした事を信じる事は出来ないんだろうけれど、この世界からは確実にお金っていう概念が消える。世界共通の価値とされているこのお金という物が、全く違ったものにこれから先置き換えられていく。

これまでお金に最大の価値を認めていた私たちは、これから先、そのお金に対する信用を一切失くす事になる。お金さえあればということで、これまでせっせと働き多くのお金を必死になって貯めた人には、残酷な話だけれど、その必死になって生活する為にかき集めたこのお金という物が世界から消える。世界共通のお金という概念がなくなる。そして、全く違ったものが世界共通の価値として立ち現れてくる。

この時、いくらお金を持っていても、たくさんの物を持っていても、そう言った人は今は人生の勝ち組であっても、これからやってくる時代ではそうはいかなくなる。

今多くの物を所有している人というのは、遅かれ早かれ、それらを手放す事になる。今、宝の様に大切に持っているものが、これから先の世界では皆、ゴミ同然になるからだ。

私たちが今手にしている多くは、その殆どがゴミ、つまり、私たちには本当は必要のないものなのだ。でも、それが今はわからない。今は、その自分にとってゴミであるものが、素晴らしい宝の様に見えてしまっているだけ。今は色々なものに魔法がかかって、何もかもがその目に美しく映って見えているだけ。あと少ししたら、このありとあらゆるものにかけられている魔法が消える。この魔法が消えた時、多くの人は自分の身の周りを取り囲む多くのごみを目にして発狂する。

これからは、本当に必要なものを必要な分だけ所有する時代になる。多くを人よりも所有しているという事が、ダサいと言われる時代が来る。なるべく所有するものは少なく、エコ的であるという事が時代の最先端となる。

simple is the best こういった時代が来る。何もかもが破綻して、バラバラに崩れる。そして、何もないただその一番シンプルなものが美しいといった時代がやってくる。

これからは沢山積み重ねる時代じゃない。段々減らしていく時代。私たちはこの地球から奪った多くの物を、これからは返していく時代に入ったのだ。

この世界の、そしてこの地球のバランスをもとに戻す為に、人間が自分の欲の為に多く所有していたものは、これから皆自然に返される。

私たちは、今あれもこれもなければ生きていけないとそう思っている。でも人間というのは、あれもこれもそんなに欲張ってあれこれ持たなくても、最低限の物だけがあれば、生きていけるものなのである。

私たちがこの事に気づけば、少しは、この環境を守れるようになるのかも知れない。

私たち人間というのは、本当に必要なものを必要分だけ作り、そしてそれらを互いにシェアし合う事で生きていける。何も所有する必要などないのだ。

家も、そして車も、ペットも。私たちは所有する必要などない。全ての家が、そして車が、ペットが私たちのものなのである。それが誰のものであるとか、誰の物ではないとかそんな区切りはない。誰もこれもない。全ては皆の物。何もかも皆のものという価値観の元に、これから私たちはものすごいスピードでまとまっていくだろう。

私がではなく、皆でといった共通意識の元にこれから色々なものが作られて行く。私個人ではなく、皆で。皆が皆同じものを同じだけシェア出来るそんな時代が来る。そうなった時、もうそこにはお金は発生しない。所有ではなく手放し、それを互いに共有する。私のものから、物はこれから、皆のものに確実に移行していく。

何をするにも皆で共有する。シェアする。そこに最大の価値を認めるそう言った時代がもうそこまで来ている。所有ではなく、手放す。そしてそこにあるものを皆でシェアする。何もかも共用のものになる。これがこれからやってくる世界。物を持つ事がいいとされてきた時代から、物を持たない世界へと今移り変わろうとしている。

私たちはよりスマートである為に、これから、色々なものを手放していくだろう。そしてその時に私たちは初めて気づく。何もかも上手くいかなかったのは、わたしたちが物を持ちすぎていたからだという事を・・・。

私たちにかかっている魔法は本当に後少しで消える。これがもし本当であるならば、あなたはこれからどう生きる?


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