「人間観察」を趣味にすること
「人間観察が趣味です」
そう言われたとき、何を考えるだろう。余程無趣味か、こちらに共有できる趣味を持っていないか…そのどちらかと捉えるかもしれない。少なくとも私はそう感じる。“今までは”。今はそうでは無い。
最近の私は人間観察がインプットに適したものだと気付いた。元々私の趣味は人間観察だったのかもしれない、とさえ思っている。そう思ったのには理由がある。気付けば、私は色んな人に心の中で意見を言っていた。…頭おかしい奴だとか思わずとりあえず読んでほしい。
例えば、貴方の前に少し変わったデザインの鞄を持っている女性が居たとしよう。そのデザインは特殊性がありながらも自分の好みにビビッと響くデザインをしていたとする。多分大半の方は『素敵な鞄だな』と思うに留まるかもしれない。私はこんなことを考える。『その鞄どこで買ったの、お姉さん!』
その問いに答えが返ってくるわけではない。何分声に出していないのである。答えが返ってこないのを分かっていて問いかけを行なっている。これもまた“多分”の話だが、ここで勇気がある人は本人に「どこで買ったのか」を問いかけることが出来るのだと思う。単に私はその勇気が無いに過ぎない。
ただどちらにしてもここで重要なのは声を掛けるか否かではなくて、見知らぬ誰かの鞄を見て『素敵な鞄だ』と思えるかどうかだと思う。何かに対する感動は感情と感性を動かす。感動は記憶力を養い、老化を遅らせる。感動が無いと記憶力が劣り、老い易くなると言う脳科学の研究があるそうだけど…source は忘れた。
人間観察は最も手早い感動の得方だと思う。誰かを見て、その人が持っているアイテム、服装、髪型、メイクの仕方の良い部分を見つけるだけで良い。悪いところは見なくて良い。それは自分にとって悪い部分であって、その人にとっては良い部分かもしれないから。100人が認める悪行なら止めに行けば良いだけだと思うけど。
面白いことがないかなと悩む方にこそお勧めしたい。多分しばらく楽しめると思うし、何より興味の幅を広げることが出来る。そして胸を張って言えるのだ。「趣味は人間観察です」と(笑)
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