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天空の聖域「エクシブ六甲サンクチュアリヴィラ」山荘リゾート発祥の地

阪神タイガース、18年ぶりの優勝!
今秋、阪神百貨店をはじめ、大阪の街も賑やかでした。

野球はあまり分からないけど、セールなどでちゃっかり恩恵にあずかりました。

阪神タイガースといえば「六甲おろし」。
冬、神戸市の北側に位置する六甲山系から吹き降ろす風を「六甲颪(ろっこうおろし)と呼ぶそうです。

私はエクシブ、離宮、ベイコートなどのリゾートホテルを運営するリゾートトラストの会員権を保有しています。

2018年、「エクシブ六甲サンクチュアリヴィラ」が建設されて以来、六甲山に行く機会が増えました。


⭐日本の山荘リゾート発祥の地「六甲山」


私は神戸生まれ。
神戸の街は、南側の海岸線と、北側にある六甲山系の山々が東西にほぼ平行に走っているため、東西南北がとても分かりやすいんです。

「山は北」「海は南」が当たり前。

だから、他の土地に行くと、どっちが北でどっちが南なのかが分からない!
神戸っ子には方向音痴が多いかもしれません。

と、私の方向音痴の言い訳をしようと思いましたが、よく一緒に旅行やお出かけに行く神戸出身の友人は方向感覚が優れているので、違うみたい。

神戸の人気観光地のひとつ、六甲山。
その高さ、931.3m。
1400年の歴史ある名湯、有馬温泉もすぐ近く!

六甲山は、明治以降、神戸外国人居留地に住む欧米人によって開発されたところで、イギリス人貿易商、グルーム氏が別荘を建てたことから始まった、日本の山荘リゾート発祥の地。

山頂にある「神戸ゴルフ倶楽部」は、日本で最初のゴルフ場だそうです。

⭐天空の聖域「インペリアルモダン」


「エクシブ六甲サンクチュアリヴィラ」は、48室、全室スーパースイートの天空の聖域。

エクシブ六甲サンクチュアリヴィラ 公式HPより

会員権販売のWEBサイトに書かれたこの言葉。

「インペリアルモダン」という名の意匠美

実は、六甲サンクチュアリヴィラは、旧帝国ホテル本館(ライト館)や旧前田侯爵邸に代表される迎賓建築にインスパイアされた建物。

このことを一切知らずに3度ほど宿泊。

その後、私は世界三大巨匠の建築家フランク・ロイド・ライトの建築巡りを。

明治村(愛知県犬山市)に移築・保存されている帝国ホテル2代目本館、通称「ライト館」、池袋の自由学園明日館と、国内のライト建築を全て巡り、どっぷり魅了されて、再度、六甲サンクチュアリヴィラに来館。

どこから見てもライト建築をオマージュしてるじゃないですかー!
5回目くらいの宿泊となった今年10月。

そのデザインをじっくり眺めて来ました。

⭐エクシブ六甲サンクチュアリヴィラ

美しい正面玄関。
もちろん、左右対称。

帝国ホテル ライト館とよく似てます。

ロビーは、アイボリーとダークブラウンのコントラストが綺麗!

山のロッジ風で、真ん中にはでっかい暖炉。
ロビーに置いてある「ピュアレ」のティラミスチョコが最高なんですよ~!
もちろん、ドリンクもチョコレートもフリー♪

このアイボリーカラーの壁や天井に、ダークブラウンのくっきりしたラインが入った装飾(左)、これはヨドコウ迎賓館(右)のダイニングと似てます。

さて、ここから暫くライト建築と見比べながらの六甲サンクチュアリヴィラが続きます。
建築に全く興味がない方も、どうかお付き合いください。

左が六甲サンクチュアリヴィラ、右が帝国ホテル。
庇(ひさし)があるエントランス、縦線が入った、スダレ煉瓦。

石の彫刻や、レリーフが見事!(左が六甲、右が帝国ホテル)
柱の装飾は日本の行燈(あんどん)をイメージしていて、まさに間接照明。

灯りの取り方が美しい!(左が六甲、右がヨドコウ迎賓館)

ガラスの装飾も壁の絵(左)もライトが多く用いた幾何学模様。

右上は自由学園明日館、右下は、クーンリー・プレイハウス幼稚園の窓ガラスの模様(パナソニック汐留美術館HPライト展より)。

敷地内に点在するお部屋の各棟は独立していて、とても静か。
ま、私達は賑やかなんですけどね。

この入り口が、「ヨドコウ迎賓館の入り口(右)そっくりー!」と思ってしまうライト中毒。
建物の入り口ってこんな感じなのかもですが、なんせスイッチ入ってるもんで(笑)。

スーパースイートの広いリビングには大きな暖炉。

この暖炉がまたヨドコウ迎賓館の暖炉(右)にそっくりー!

窓からは、六甲の森越しに神戸の景色、海がばっちり!
2ベッドルームのお部屋でした。

各お部屋には掛け流しの温泉付き~!
これがいい!
絶景風呂!

⭐日本料理、一人27,000円の贅沢ディナー

六甲サンクチュアリヴィラのレストランは日本料理のみ。
レストラン「樺林」の中に割烹、炭火・鉄板焼があります。

個室で着席してお料理を待ちながら、壁の絵を見る4人。
「うなぎ?」「そうかも!」

いえ、違うみたいでした。

1000万ドルの夜景と言われる神戸の夜景。

お皿の模様、こちらもうなぎではありません。六甲の山々をイメージ。

今回は1人27,500円、【極み】のコース
さすが、高級食材がどっさり!

■先付 煮鮑
■土瓶蒸し 鱧と松茸

■お造り
生ものが苦手な私には天ぷらを出して頂きました~♪

■鱧
■進肴 神戸ビーフ

■強肴 天然うなぎの常夜鍋
うなぎ、ふわふわ!

■食事 秋鮭の土鍋ご飯 いくらのせ

■デザート 六甲お楽しみ
ここでは、いつも最後のデザート【六甲お楽しみ】が超ゴージャス!

夜の雰囲気も好き!

和朝食膳は一日30品目!というのを一気に取れてしまいそうなヘルシーな朝ごはん。

⭐六甲枝垂れ(しだれ)で芸術散歩


六甲サンクチュアリヴィラの真横にあって、徒歩で行けちゃう眺望スポットが「六甲ガーデンテラス」。

六甲枝垂れ(しだれ)という展望台が有名です。
三分一 博志(さんぶいち ひろし)さん、という建築家のデザイン。

「六甲ミーツアート」といって、色んなアーティストの作品が各所に展示されていて、芸術散歩が出来るんです。

【インスタントパワースポット縁むすび】
でっかいおにぎりのオブジェ!
そして大きさ色々の木製のおにぎりがゴロゴロ。
心惹かれたおにぎりを1つ持って六甲枝垂れの中を周ると良縁に恵まれるという。

「六甲山上に立つ一本の大きな樹」がコンセプト。
中はこんな感じです。

誰の設計だっけ?とHPを見ていると、
「奈良県・吉野産のヒノキで出来た展望台」
とある。

「え~!?これ、木だったの~!?」

何度も見てるのに、ずっと金属だと思ってた~!
近付いてよく見てみると、確かに木です!

【あっという間スライダー】
「人生」と書かれた台に乗ってジップライン!
「人生あっという間」という意味で、まさにあっという間!

【シャボン玉アート】

【シダレブランコ】
【#ROKKO」
【パラレルフォトスポット】

今、六甲枝垂れのHP見てて、またびっくりー!
「え~!この六甲枝垂れ、下にも入れたの!?」

なんと、もう3回目くらいなのに、一度も気付くことなく、いつも1階部分をぐるっと周って終了してました。
なんてこった!
次回こそは・・・

フォトスポットが増えてました♪

⭐日本最大級のアスレチック「GREENIA」

六甲ガーデンテラスに隣接するのが日本最大級「六甲山アスレチックパーク グリーニア」。

アスレチックの種類がいっぱい!

以前行った時は、水上アスレチックに挑戦!

なかなかにハードで、みんな落ちまくってずぶ濡れになりました!

私はお子さん連れの友人と一緒にゆっくりお茶してましたけどね。

ただ、そろそろ終わりかな、という頃にバケツをひっくり返したような豪雨と、吹き飛ばされそうな強風で、結局全員ずぶ濡れ。


ずぶ濡れになる前は展望テラスでこんなに青空が広がっていたのに。

レストランでは、「六甲味噌ビーフシチューランチ」を頂きました。
もちろん、ずぶ濡れ前に。

⭐「六甲迎賓館」・六甲ケーブル・森林植物園

🔷六甲迎賓館

六甲山にはもう一つ迎賓館が。
自然に囲まれた「ホテル神戸六甲迎賓館」。

以前、ふるさと納税でペアディナー券があるのを見付けて行って来ました。
レンガ造りが綺麗なホテルで、ワンちゃん連れでも泊まれてドッグランも併設だそう。

「国立公園でもある六甲山に、宿泊施設が誕生するのは、なんと約1世紀ぶり」と神戸の観光サイトに書いてありました。

旧六甲山ホテル(現六甲山サイレンスリゾート)が1929年の開業だというので、確かに約1世紀ぶりですね。

和洋創作フレンチのコース。

デザートはチョコレートフォンデュ♪

ここからも神戸1000万ドルの夜景丸見え!

🔷森林植物園

六甲山には、国内最大級の植物園が。
世界各地の樹木約1,200種が集結!

以前行った時もクリスマスシーズンだったので、サンタさんいました。

紅葉&黄葉が楽しめました。

🔷六甲ケーブル

六甲山へは車で行くのもいいけど、たまには六甲ケーブルに乗ってみよう!
2021年時点で六甲ケーブル89周年。
なんと昭和7年(1932年)開業!

六甲ケーブル下駅から六甲山上駅へ、レトロなケーブルカーで約10分。

なかなかの傾斜。
山桜も見れました。

山上駅では、眺めの良い「TENRAN CAFE」で休憩。

港町のイメージが強い神戸ですが、六甲山には他にも牧場など、楽しいスポットが沢山。

約1世紀前に建てられた旧館が残る「六甲山サイレンスリゾート」に行ったみたいと思います。

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