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抑うつ期の入口に漢方薬はどうだろう? | 「温清飲」を飲んでみた

こんにちは、みつまめです。
朝晩冷え込んだり、日によって寒暖差が激しい季節の変わり目。
皆様ご無事でいらっしゃいますか?
私は漏れなく抑うつ状態です。

3週間ほど仕事が忙しく、それを躁のパワーでカバーし乗り切りました。
そろそろ燃え尽きないように、ゆっくりシフトダウンしなければ…という辺りで、業務のやりとりをきっかけに撃沈。
さらに悪いことにPMSは最高潮な時期。
もう完全に転げ落ちましたね。分かってた。抑うつ不可避。

そんな最中、買っておいた漢方薬の存在を思い出しました。
飲んでみたらどうなるのか実験してみましたので、記録を残します。

※本記事はあくまでも「今の私」の個人的な体験談です。
体質や状況は人によって様々ですので、ご興味がある方は参考程度になさってください。
漢方にも副作用はありますので、出来れば漢方医に処方してもらうのがベストだと思います。

漢方はメンタルにも効くらしい

そもそも私が漢方にたどり着いたのは、単純にフォロワーさんから教えていただいた事がきっかけ。

メンタル疾患には抗精神病薬や気分安定薬(西洋薬)、という発想しかなかったので、教えていただいたときはかなり意外でした。
しかも飲んで割とすぐ効く様子なのにもびっくり。
これは試してみたい!

という訳で、好奇心も探求心も無駄に旺盛な(?)私は、すぐネットでポチっとしました。
しかし届いた時は比較的元気だったので、調子を崩したときに試そうと思って仕舞い込み、すっかり忘れていたのでした。

なお、精神疾患と漢方についてはいくつか論文もあるようです。
躁鬱界では有名(?)な「神田橋処方」なんて組み合わせの漢方もあったりします。
(改めて読んだけど抑うつ期で全然頭に入らないので、要約できませんでした。気になる方は各自チェックしてみてください)

「温清飲」(ウンセイイン)について

私が飲んだのは「温清飲」という漢方です。

効能・効果
体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの次の諸症: 月経不順、月経困難、血の道症注)、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎
注)血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。

「ツムラ漢方温清飲エキス顆粒」株式会社ツムラ


【処方構成】8味
温清飲は、四物湯と黄連解毒湯の合方で、四物湯で内を温め、黄連解毒湯で外の熱を清す(冷やす)意がある。四物湯は、滋養強壮、血液の循環を改善し月経を調整し、鎮痛・鎮静などに働き、体を温めたり、肌をしっとりとさせる。黄連解毒湯は、消炎・解熱・鎮静・止血・利胆・降圧などの作用があり、体を冷やし、熱感や炎症をとる。合方することで、それぞれの処方の寒熱が緩和されて、用いやすくなっている。

漢方処方解説「温清飲」小太郎漢方製薬株式会社

フォロワーさんが飲んでいるのが「黄連解毒湯」、神田橋処方云々のコラム?で見かけた「四物湯」
両方の効果があるならお得じゃない?という単純な発想だったような気がします。

漢方って何だか難しくて。
読めば読むほど全部必要な気がしてしまい。
この棚の端から端まで全部くれ状態。
でも飲み合わせとかあるよね?と思い悩み。
身近に漢方医も居そうにないので、処方してもらう術もない。
なら、合わさったものが売ってるなら安心でしょ!
…と半年前の私は思ったはずです。

(実は何で温清飲を選んだのかいまいち覚えてない。)

「温清飲」飲んでみた

【条件】

体調面
・朝からずっと軽めな偏頭痛(精神的な要因か、PMSか、低気圧が原因か不明)
・何となく寒気。仕事中は充電式の湯たんぽで足先を温めて乗り切った
・数日前から、PMSによる鈍い下腹部痛、胸の張りや肩こり、軽い腰痛もあり

精神面
・3週間ほどの繁忙期を、躁のパワーで乗り切った直後。最後の1週は「虚しい」「不安」といった感情がちらほら出始めていた(燃え尽きる気配)
・前日の他部署のマネージャー(同僚)とのやりとりで一気に抑うつ状態へ
・当日は在宅勤務。感情を鈍くして、極力チャットを見ないように、作業を中心にして乗り切った
・とはいえ、突然涙が出てきたりして割と「キてる」状態

飲用した時間帯など
・夕方の空腹時(夕食作りはじめる前)に飲みました。
前回の食事から5時間後くらい

【結果】

体調面

・飲んで10分もしないうちに、内側からじんわり身体が温まる感覚が。
・頭痛と下腹部痛が若干緩和された(身体が温まったから?)
・30分くらいかけてじわじわと温まった後、眠気に襲われた。
・温まりきった(?)後は何故かちょっと寒気が。
・洗い物やキッチンの掃除など30分くらい水仕事をした後でも指先が温かい。
・足先はまた冷えた。
・発生した眠気はずっと継続。

精神面

・身体の温かさと眠気の効果(?)か、不安や虚しさ、自己否定を感じなくなった
・子どもの様子にあまりイライラしなかった。
・何となくふわふわしてる。
・子どもの話はきちんと面白かったし、心から笑った。

睡眠

睡眠には特に影響なく、「いつも通り」変なサイクルでした。
眠れてるけど睡眠のリズムが変、というのは、「不眠」とは別ジャンルと考えるべきなのかな。

タイマーかけて寝てやっと起きられた。
むしろ過眠っぽいのか?
相変わらずのレム睡眠、ノンレム睡眠細切れ。
睡眠時間が長い割に質は悪い。

漢方はメンタルにも効く気がする

正直「漢方って効くの?」って半信半疑でした。
PMSによるニキビ治療だったり、妊娠中の出血や張りだったり、これまで漢方を飲んだことがない訳でもなかったんです。
今までは飲み続けてもあまり効果は感じなくて。
(いずれも皮膚科や婦人科で処方されたやつです。)

今回は飲んですぐ、お腹の辺りからじんわり温かい感じがあり、30分程度で眠くなってきました。
ふと「おや?眠いぞ?」と気付く感じで、その後ずっと眠たかったです。
眠気が出始める感じはいつも服用している「ビプレッソ徐放錠」に似ているのですが、ビプレッソは別に身体は温かくならないし、眠気も継続しません。
(波を逃すと眠気が消えたりする)

メンタル面については、身体の温まる感覚に連動して、虚しさ、不安感、自己否定を感じなくなっていました。
消えたというよりも、徐々にミュートになっていった感じ。
ミュートになっただけでそこには居るんだけど、身体のぽかぽかした感じと眠気によって「その姿をかなり捉えづらくなった」というのが一番近い表現かも。

感覚の話ばかりで申し訳ないのですが、西洋薬の「問答無用でぼんやりさせられて、考えられないようにされる感じ」とは違う性質があるような気がしています。
全て身体の感覚からスタートして、身体の状態に連動して、メンタルがじわりとひっぱられるというか。
身体感覚からアプローチしていくヨガ、瞑想、アロマと根っこは同じ、といった予感がします。
アロマテラピーとは隣接領域か。

いやはやまた面白い手段を手に入れてしまいました。

*****
生きづらさ解消に向けての人体実験など

睡眠改善あれこれ
リズムはあれこれ試してもなかなか変わらないです。相変わらずのノンレム睡眠細切れ。

復職日記
仕事はしたい。で私の感情の波は仕事の影響が多い。いやはやどうしたもんか。


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