記事一覧
「まさかの、ビバリーヒルズコップ再び」
それを見てウソだろ、と思った、まさかあの映画が、あのアクセルが40年振りに帰ってくるだなんて。もう主人公はとっくに引退して優雅にどこかで暮らしているはずなのに。
今は映画情報誌を見ることもなく、すっかり動画配信の情報にお世話になっているのだが、時々タイムリーで心踊らせる瞬間がある、今回もその一つだった。
もうテーブルにおつまみとウイスキーの水割りを置いて、さっそく再生ボタンを押す。
映画
「負けちゃいけないよ」
沢田研二がまたブレイクしているという。何年か前ドタキャン事件で騒がれたが、アリーナコンサートも盛況で、映画出演も続いており、スターは永久に不滅です的な活躍だ。
もちろん新しいファンもたくさんいるのだろうけれど、やはり支えているのは昔からの固定のそれだろう。スターも年をとる。もちろん自分だって。当たり前だけれど歳をとらない人はいないのだから。自分の歳の取り方とスターのそれとを重ね合わせて応援して
「バンコクからの手紙」
あれは何と言っただろう。地面に埋めてずっと後に自分が書いた手紙を取り出す。宛名は未来への自分へ。たぶんおおかたの人がこそばゆくなりながらそれを読むのだろう。
母親の遺品整理などを少しずつ始めた。亡くなった当初はそんな余裕などもちろんない。時の流れが、少しずつそういった余裕を与えてくれているのかもしれない。そんな時、それは残酷な反面、時にほどよい漢方薬になるのだな、などと思わず呟いている。
仏
「おおい、シャーロック!」
久しぶりに鎌倉を散策して紅葉を楽しみ、何処で遅い昼食を取ろうかと考えながら若宮大路を駅の方へ向かって歩いていた。暖かい日で、けっこう歩き廻り汗ばんでもいた。顔の汗を拭おうと小さいタオルをコートのポケットから出そうとしたその時、大路の左側にある建物が目に入った。前方の旗に英国アンティーク博物館とあり、そして横にシャーロック・ホームズの部屋、とある。
名探偵の物語は好きで、次のページを開くのが楽し
「死ぬまでにあとどのくらい***だろうか~OZU、オヅ、小津~」1
死ぬまでにあとどのくらい***だろうか。皆さんならこの空欄にどんな語句を入れるだろうか。
アサヒからアルコール度数3.5%のビールが出て、営業部のコメントが新聞に載っていた。二十歳過ぎから飲み始めて40歳がピーク。65歳から量が減り、しだいに飲めなくなると。そういう人のため、また翌日に残らない軽いビールを求めている若い人のための商品開発だと。
ちょっと前までは普通に300グラムのカレーライス
「ドラマが描く一生」
NHKの大河ドラマも朝の連続テレビ小説も時にかなりの話題となる。
「らんまん」が終わったばかりだが、主人公の関連書籍が売れたり、改めてこういう人がいたんだと認識したり、見る人により感想は様々だろうが、自分の視界がまた少し広くなることもまた事実である。
どこまで事実に沿っているかは別として、まあドラマなのだからかなりの脚色が施されていることを割り引いても、こんな人生もあったのだなと知るのは面白