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出会いは偶然だけど必然ー3週間の沖縄旅を振り返ってー

高校生の卒業文集みたいなタイトルになった。

私が小学校4年生くらいのころ(2005年くらい)、
「一期一会」っていうキャラクターが女子の間で流行ってたんだよね。
トップ画像のやつ。

小学生のころから周りの目を気にしていた私は
クラスの女の子たちの流行にのりたくて
ジャスコの雑貨屋に行っては、一期一会のメモ帳を買ってた。

大学生で上京して以来、帰省したときに部屋を整理すると
未だに使い切ってない一期一会のメモ帳を必ず発見しては
「ああ、あの時は中二病だったなあ」とつくづく思っていた。

だけど、沖縄旅も終盤になったつい先週のこと。
ひょんな出会いから、「一期一会だね」と話してから、
あのくさいポエムとジャスコに通った思い出が
フラッシュバックされた。

くさいよ、とってもくさい。
就活とかでよく大人たちが「一期一会」「ご縁」とかよく言ってたけど、学生の私には理解できなかった。
でも、「一期一会」という言葉、
最近沖縄を放浪し、いろんな人に出会っている私にとって、
とても腑に落ちる四字熟語なんだ。

明日沖縄を離れて九州に向かうんだけど、
この3週間の沖縄旅を振り返りながら
宮古島の街中を一人で歩いていたら、急に感情がこみ上げてきた。
「一期一会」を大切にしたいと思ったエピソードを、
忘れないうちに記しておきます。

いちご-いちえ【一期一会】
一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。生涯に一回しかないと考えて、そのことに専念する意。もと茶道の心得を表した語で、どの茶会でも一生に一度のものと心得て、主客ともに誠意を尽くすべきことをいう。

三省堂 新明解四字熟語辞典より

前職のご縁をさらに深められた沖縄本島・与那国の旅【5/12-19】

前職は東京ビッグサイトで
BtoBのイベントを主催する仕事をしていた。
イベントを企画して、出展企業を集める営業活動をし、開催までの準備をする。

同時に新規事業として、沖縄商談会なるものを
私の親愛なる上司と一緒に企画・開催してました。

今回の旅の目的の1つは、
沖縄商談会に参加してくださった
伝統工芸の職人さんたちに会いに行くこと。
つい2月まで一緒に仕事をしていたのに、私が急に辞めたので(笑)
改めて感謝の気持ちを伝えました。

退職しても工房を見せてくれたり、
一緒に飲んでくれたり、私の友人をも快く迎えてくれたり。

とある方のサプライズで、コザの飲み屋に職人さんたちが来てくれた!ちょうど復帰50周年のタイミングで、うちなーんちゅのお話を聞けたのも面白かった。サプライズを企画した本人が来れなかったのは残念・・・。

また、青森にゲストハウスを開業したいという夢を話すと、
あれこれアイデアをくださり、
一緒にまた仕事しよう!と言ってくれる方もいた。

単なる仕事上の関係ではなく、職人さんたちは「私という人間そのもの」を慕ってくれていたんだと感じ、純粋にとても嬉しく思った。

親愛なる上司に、沖縄の職人さんに会ったことを報告したところ、
仕事辞めても付き合えてるのは、鈴木さんだからだよ」と返信がきた。
自分では全然意識していないけれど、
こうしてKeep in touchできる関係性を引き寄せたのも自分なのかな、と。
私は好き嫌いがハッキリしてるから、誰とでも仲良くはできないけど、
少しは自分のコミュニケーション力や社交性を認めても良いのかなと、
自分の強みも認識することができた。

この出会いを大切にしていきたいと心から感じた沖縄本島と与那国の旅だった。

Travel Buddyの存在に感謝した石垣・西表【5/19-24】

今回、同じタイミングで旅してくれたあつを君。
ちょうど転職前で、やちむん(沖縄の陶器)に興味があったので、
職人さんを紹介し、ついでに一緒に旅してた。

実はリアルであつを君と会ったのは、たぶん4回目、友達歴は1年未満!!!でもそんなのはまったく感じなかったし、
腹を割ってなんでも話して、全力で楽しんだ旅だった!
(1回だけ、豆腐チャンプルーを作ってた時に、あつを君にあれこれ言われてキレそうになりました。笑)

振り返るとこの旅で、私一人では体験できなかったことがたくさんあったなあ。

例えば、運動ならだいたい人並みにできる私ですが、泳げません。笑
でも、あつを君がいたおかげで、安全にシュノーケルを楽しめた。
コザ(沖縄市)で行ったミュージックバーも、一人だと絶対行けなかった。
感謝感謝だ・・・!

あつを君と出会ったのも一期一会。
学生時代にボランティアで出会った1つ上の先輩が東京でシェアハウスをやっていて、
そこに遊びに誘われたことがきっかけで、たくさん仲間ができたのは去年のこと。

みんなでたくさん遊んだね。写真は館山にて。

みんなそれぞれ性格や専門も違うけれど、
お互いのやっていることに興味があって、
自分がやっていることにも興味を持ってくれて
ただの「仲良い友達!キラッ」みたいな関係にとどまらず、
これからの人生の喜怒哀楽も共有し、前向きに進めるような
そんな素敵なコミュニティ

みんなとの出会いに感謝だ・・・!

なすがままに過ごした宮古島豪遊【5/24-31】

Travel Buddyとさよならしたあとは、一人で宮古島へ。
学生時代にシェアハウスで一緒だった、宮古島出身の先輩に会うこと以外はノープラン。(この出会いも一期一会だね!)
6/1に次の場所に行く飛行機が一番安いという理由だけで、
1週間以上もステイする事になった。

正直、石垣と一緒だろうし
見るところもないだろうと思ってた。
宿も当日まで予約していなかったくらい、行く気がなかった。笑

そういえば石垣の宿で出会った人が
来間島にあるホテル・ハイビスカスが良いって言ってたことを思い出して
とりあえずそこに5日間くらい泊まった。
そこで出会った女子たちが強烈で、私はスーパー楽しい宮古島ライフを過ごすことになる。

ハタチの美大生2人と、保育士を辞めたばかりの姐さん。
最初はみんな元気過ぎて、テンションについていくのが大変だったけど、
いつぶりにこんな遊びしただろう?というくらい
童心に帰って遊んでた気がする。
たくさん飲んで、踊って、オールして。笑
オールなんて、いつぶりにしただろう?

みんなとは、夏には青森に遊びに来てくれるって、
ゲストハウスのDIYやロゴづくり手伝ってくれるって
一生付き合える仲間になった
よ。

ビリヤード、4人みんな下手すぎて、最後には手でボールを突っ込んでたのは良い思い出。

ハイビスカスをチェックアウトしたあとは
ハッピーアイランド宮古へ2泊。
こちらも、つい1週間前に紹介してもらった宿。

ゲストやオーナー、そしてヘルパーの方と
星を見たり、まもる君ライブを見に行ったり、
これまたクラブみたいなところでどんちゃん騒ぎして・・・。
いろいろあったけど、すべて良い思い出!

美ら島という居酒屋にて。まもる君(左から2番目)は化粧とったら普通のイケメンだった。

おかげで宮古ではたくさんお金がなくなったけど、
それ以上に楽しい時間と、これからも付き合える仲間に出会えた。
たまには流れに身を任せて生きるのも悪くない、
そこで出会ったご縁も素敵なものだ
と、心から思った。

結局、一期一会は偶然の賜物だけど、それは必然でもある

この旅の途中、今いただいている業務委託のお仕事2つも
リモートでやっていました。
今一緒に働いているメンバーもとっても素敵な人達ばかりで、
この話はまたの機会に書くこととします。

ここまで長々書いてきましたが、
沖縄旅で認識した一期一会たちは、
全部自分の行動の結果なので、
偶然でもあるけど必然
なんだなあと思うのです。

前職で、50人いるメンバーの中から、
上司が私を新規事業のメンバーに選んでくれたこと。
これまでの人生で絶対に出会うことがなかった職人さんたちに出会えたこと。
とても偶然に見えるけど、こんな素敵な機会を手に入れたのは
私が行動し続けた結果。
私が前の会社に就職し、困難な状況でもポジティブに仕事をしていたから、
上司が私を選んでくれた。
ご縁を大切にしていたから、仕事を辞めてもこうして付き合える。

Travel Buddyに出会えたコミュニティのみんなと仲良くなれたのも、
学生時代のわたしがボランティアにチャレンジしたから。
そこで出会った先輩が、何年か越しに遊びに誘ってくれたのも、
一緒に遊びたい!と思われる素質が私にあったから。

宮古島で新しい友達がたくさん増えたのも、
流れに身を任せるっていう判断を自分がした結果。

どんな偶然の出会いも、ラッキーも不幸も、
結局は全部自分が行動・選択した結果なんだ。

本日宮古島ラストナイト。
潮風に吹かれながら、この旅のことを回想していたら、
青森に戻ってからのゲストハウス事業に
少しの不安を覚えると同時に、
一期一会を大切に生きていれば、困難をもポジティブに乗り越えていけるんじゃないかという未来が見えてきて
興奮して鼻がつまってきた。
(何だそれ。でも私、興奮すると鼻がつまるんです)


ここまできて、沖縄のきれいな海の写真が1枚もないので、
最後に掲載しておきますね。
どうぞお楽しみください。

宮古島の海は、今まで入った中で一番キレイだった。
石垣・川平湾
下地島・17END


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