介護業界のフリーランス化が急速に進む予感。

私は作家活動をしながら、フリーランスの看護師としても働いています。

毎日、あちこちの現場で仕事をしているし、派遣会社も様々利用しています。看護師仕事は収入を得るためだけではなく、高齢化が進む日本の状況をウォッチしていくことも目的なので、新しい動きがあるなと思えば、派遣会社も進んで新しいところと契約して、働き、時代の変化を看護師という仕事をしながら感じています。

そんな中、私は看護師だけど、介護専門の派遣会社と面談し、働くことになりました。そこで感じた介護業界のフリーランス化の予感について、私の考えをレポートしたいと思います。

なぜ看護師なのに介護専門の派遣会社に登録しようと思ったか

フリーランスの看護師としても案件がたくさんあるにも関わらず、なぜ介護専門の派遣会社に登録しようと思ったのか。
それは単純に、「看護師として働くよりも条件が良かった」からです。

今回登録した、派遣会社は自宅での介護や家事手伝い専門（一部施設内介護もあり）で、マッチングアプリのシステムを使っているため、人件費が安く抑えられているためか、介護のバイトの相場としては高めで、最低時給が2000円となっています。

看護の仕事ではもっと高めのところもありますが、いつも希望のシフトで入れるわけではないし、1日を通しての仕事が多く、子育て中の私としては、ピンポイントでこの日の数時間だけ、のような仕事を探したかった。

そして、看護師の仕事は当然看護師としての責任がともなうので、責任の重い仕事のときもある。
その点、介護専門の仕事ならば、そこまでシビアな判断を求められることも少ないので、気が楽、というのも本音です。
そして私は病院嫌いでもあるので、単純に、医療依存度の高い人の医療ケアをする仕事よりも、生活援助などの関りの方が好きだったりします。

そういう点で、介護専門の仕事もありだなと思っています。

フリーランスとしての「介護職」の可能性

こういった派遣会社の登場によって、これまで、フリーランスという仕事と福祉業界はまったく結びつかなかったのですが、自分もフリーランスの看護師として働いて2年くらいになり、介護の仕事もいよいよそういう時代になってきたのだな、という感じがしています。

施設などで正社員として働くのではなく、ある程度経験を積んだら独立して、自分の好きな時間に好きな介護仕事だけして収入を得る。

ダブルワークも可能だし、他分野の仕事をしながら、学生をしながら、介護職を副業にしながら別のことにもチャレンジする。

看護師もだいたい新人の頃は総合病院の病棟で数年働き一通りのことができるようになったらやめる人が多く、その後は自分の働きやすいクリニックや施設、デイサービス、外来など子育てしながらパートで働くみたいな人も多いと思います。

介護の仕事も、これからはこのようなマッチングアプリを使って、自分の好きな時間だけ働くことができるので、家族のいる人も子どもの予定に合わせて仕事をする、などしやすい。

働きながら経験と資格を積める介護職

ライフステージに合わせての働きやすさで言えば看護師もおすすめなのですが、看護師はやはり資格を取るまでが大変。
最低でも3年は専門学校に行かなくてはならず、その間は無収入。
その点、介護の仕事では無資格からでも働くことができるし、初任者研修など誰でも受講可能なものもあります。
そして、臨床経験を積んでしまえばそれが「介護経験あり」というキャリアになるし、より働きやすい職場を選んでいくこともできます。

私は看護師なので、介護の資格に関しては詳しくないのですが、まず資格が必要な看護師と違い、介護の仕事は働きながら資格を取得できる点で、働きたい！と思ったらすぐに経験を積むことができるのもいいなと思っています。

高齢化により需要が増えるので、働き方を選べる点でも有利

日本では高齢化が進んでいくので、介護の仕事は実は成長産業です。

重労働で大変な仕事もあるけれど、需要が多いので選択肢も多いし、転職もしやすいと思います。
正社員で週5で日勤も夜勤もというのは大変でも、自分の体力に合わせて調整しながら働く、というフリーランス的な働き方もできるのでは？

実際、私が今回登録した派遣会社も完全にフリーランスとして働くことができます。自分の好きな日時で自分ができそうな仕事内容のものだけ選んで働くことができる。

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私もこうして看護師としても介護の現場でも、フリーランスとしてよりよい働き方を求めて職探しをしているし、様々な現場で働くことで気づきを得て発信しています。

一つの可能性として介護の仕事を考えてみるのもいいではないでしょうか？