フリーランス看護師という働き方
私の仕事の一つはフリーランス看護師です。
フリーランス看護師とは言っても、私の場合は完全にフリーで自分で仕事を取ってきて独立して仕事をしているわけではありません。
ただ、正社員でもなく、パートや派遣、単発のバイトだけでもなく、
月に4~5か所の職場をあちこち行き来しながら働き、経済的にも仕事内容的にもこれがメインの仕事という仕事がないので私としては一つの会社に依存していない、と考えフリーランス看護師と考えています。
パートや契約社員として週1~2回、月に数回と決まった仕事をこなす一方で空いた日にちにこれも月に数回、あるいは完全に単発の仕事として請け負う仕事も入れています。
要するに、毎日違う職場へ向かっています。
私がこのような働き方をしているのはおもに3つの理由から。
1.同じ会社、同じ仕事だけだとあきてしまう
2.一つの仕事だけだと責任が重くなってしまう
3.休みがとりやすい
1の理由。
私はあきっぽい、忍耐強くない性格です。
毎日同じ仕事を続けることに抵抗があります。明日も明後日もこの仕事か、この人間関係か、と思うと飽きてしまうのです。何かちょっと嫌なことがあったときも逃げ場がない。でも、正社員ではなく、フリーランスで日替わり違う職場で働くようになったら、同じように嫌なことが少しあったとしても、「明日は違う仕事だし。次に会うのは1週間後だし。」と思うとあまり重く考えずにやり過ごせるようになりました。別の仕事をやるうちにうまくリフレッシュもでき、気分転換しながらいつもいい意味で軽い気持ちで働けるようになりました。
2.責任が重くなりすぎない。
これは上昇志向のない私ならではの考え方なのですが、私は頼られるのがきらいです。
この人仕事ができる、この人に任せたい、とあまりに頼られると仕事量が増え、リーダーや管理職などに抜擢されたりと仕事量が増える割にその重圧に匹敵するほどお給料が増えるわけでもないので、私は昇級したいとは思っていません。
これは人によると思いますが、私はそう考えています。
私は母親ですし、家に帰れば子育てもあり、子どもの教育面などの課題も日々あります。
仕事以外でも考えることが多いため、仕事のことは職場だけで完結させたい。家に帰ってもあれこれ悩みたくはない。責任が重い仕事はやりたくない。
この点で言うと、週に1~2回、月に数回、あるいは単発のバイトの人にいろいろな責任のある仕事はやらせようとは思わないと思うので、いろいろと仕事を振られずにすむことも私としてはラクだなと思っています。
3.休みがとりやすい。
看護師の仕事いうのは放っておくと1年中、祝日も年末年始も仕事があることが多いので、正社員になると自分の人生365日すべて会社にシフト管理されることになります。
私はそれがいやでした。
その点、いまは定期に入れている仕事も週に何回かの仕事ばかりなので、それぞれ休みの希望や有休を入れれば、夏休みや年末年始、日曜には仕事を入れない、など自分の希望に合わせた休日を確保することができています。
完全にフリーランスの方やノマドワーカーの人のように1日3時間だけ仕事、好きな場所で働く、などの自由さがあるわけではありませんが、私にとっては休みの日を自分で決められる、この日は娘の習い事があるから午後はあけておく、などの調整を自分でできるだけでも、管理されるのではなく、「自分で選んでいる」という感覚を持つことができ、正社員の仕事よりも自由度が高くなったと感じています。
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正社員の方が、福利厚生面や病気になったときなど、いざというときの安心感はあると思います。
それでもいまのところは正社員に戻るつもりはないです。
それは、上にあげた理由以外にも、いくつかの仕事をかけもちすることで、一つの仕事に頼らず、会社に依存せず、自分で仕事を選んで働いている、という感覚をもつことができていることも大きいと思います。
今の仕事がいやだな、この会社大丈夫かな?と思ったらいつでも違う仕事を選んでいく身軽さを持ち合わせている。
一つの仕事がダメになっても収入はゼロにはならない。
別の仕事を探しながらよりよい仕事に移っていくことができる。
看護師の仕事も工夫すれば、看護師の仕事だけでも横展開していくことができる。
これが今の私のフリーランス看護師という働き方です。
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