見出し画像

Netflixで『マスクガール』と『グラマラス』を観て、美しさは自助努力のひとつの証かもと思った話

最近Netflixで“ルッキズム“に関わりそうな海外ドラマを2本観ました。このnoteでは、美しさは結果であり、自分らしいと思えることが主役と思ったことについて書きます。

ルッキズムとは、そもそも外見至上主義ともいわれ人を見た目で判断することも含みます。

外見によって人を軽んじてはいけない

1つ目は韓国の『マスクガール』。顔以外のスタイルはいいアラサー女性が、夜な夜な仮面をつけてライブ配信をして投げ銭を稼ぐ日々。ところがある日トラブルに巻き込まれてしまうサスペンス。

脚本が素晴らしくて一気見してしまいました。ただしかなりグロ描写もあるので気力体力がある時にどうぞ。

何も救いがないあたり、園子温監督作品や、映画『パラサイト 半地下の家族』を連想させます。


メイクをすることで自信と自分らしさを


2つ目はクィア版プラダを着た悪魔『グラマラス』。インフルエンサーを目指して動画配信に勤しむコスメ好きの男の子が、化粧品売り場でパート仕事をしていると、コスメブランド社長が来店し接客。

主人公の忌憚なき意見を“おもしろい“と思った社長が、アシスタントに雇って……というシンデレラストーリー。

クィア界隈の恋愛観ってかなりルッキズムだな、いや恋愛・婚活市場はどこもそうか……と思いながら眺めていました。

クィア版プラダを着た悪魔というだけではなく、じつは“親離れ・子離れ“もテーマにあり脚本的にもGOOD。

『グラマラス』は、化粧品業界とクィアの世界が舞台なだけあって、観てるだけ華やか。とても目の保養になりました。こちらは気楽に見てOKです。


さて現代においてルッキズムすぎるのでは? という意見もありますが、これらの作品を観て思ったのは、整形も美容もどんどんやって、自分をすきになれたらそれでOKなのではということ。

整形もお金が必要ですから、実現できるまで貯金を頑張ったひとは素晴らしい。

精神的に落ち込むダウンタイムを乗り越えたあなたは素晴らしい。


メイクアップをして自分に自信をまとうのも素晴らしい。

そうした美しさは自助努力の証だなと、私は思いました。

『グラマラス』のワンシーンで付き合っている相手にあわせて、自分を変えようとするシーンがあるのですが、周りに止められます。若い頃って相手に好かれようとして無理しちゃうってあるよね、うんうん。と眺めていました。

自分らしくない方が不健全で、自分らしくいられることがヘルシーなように感じます。

わたし自身今年はお金と時間をかけて肌を育てているのですが、心境の変化として「自分で自分をよいと思う」ことが増えました。

「あれ?なんか綺麗じゃない?」と、かけた時間が自信につながっています。

仕事も5年続けば胸を張ってその職種を名乗れるようになると思うのですが、これもまたかけた時間がくれるものだと思います。ハードワークも本当は良くないけれど、やったから得られた自信があり、今の仕事に繋がっていると感じます。

生活するだけでも結構大変な世の中で、見えないところで時間をかけているのかなと想像してみると、自然と美しいものに敬意を払う気持ちが生まれます。

「いいなぁ」ではなくやるのが大事。自分を見て、なりたいを知る。そして時間をかけて積み上げる。

美しさは結果であり、自分らしいと思えることが主役

“肌を育てる“と決めて美容医療を調べ始めたころに「Skin Decision」というリアリティショーを観ました。

アメリカでコンプレックスを持つ人が美容医療や整形手術をして、元気になる番組ですが、コンプレックスの理由がアメリカンサイズ

五つ子を産んで体型が戻らない女性や、銃乱射事件の被害者が傷跡をきれいにしたり、交通事故で顔を損傷して、周りから酷い扱いを受けるようになってしまった人など、アメリカってスケールがでかい……と思った番組。

多様なバックグラウンドを持った人が多い国・アメリカだからこそ、見た目である程度判断せざるを得ないのだと思います。だから太らないように筋トレしたり、歯を白くしたりすることは、自分に直接的利益になりうるわけです。

これもまた共通しているのは「自分らしく人生を送れるか」ということがテーマになっています。

お時間あるときぜひみてみてくださいね。

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

いつも読んでいただきありがとうございます。しゃけ(ねこ)にチャオちゅーる買わせていただきます。