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自分の時間をもつ大切さに気づいた、伊東「ハトヤホテル」ひとり旅
パートナーがダイエットをしています。健康上の理由から、標準体重を目指しているそうです。彼が月末の目標体重を達成できなかった場合、罰金として15,000円をわたしに払うルールです。
すでに公表して3ヶ月が経ち、それ以来、友人たちがパートナーに会う度「15,000円の…!」と気づいてくれて、ダイエット応援をしてもらってるみたい。やさしいお友達のみんな、ありがとう。もっと言ってやって下さい。
10月も未達のためくじを引く
罰金の使い道はくじで決めています。今月はねこにくじを引いてもらいました。その様子はInstagramにあげています。上手に引いているので、よかったらみてください。
ねこが引いたくじは「バンジージャンプ」だったのですが、実際に飛んだことのある友だちから、顔に赤い斑点ができて、治るまで時間がかかったという話を聞いてやめました。
ここのところ旅行系のnoteを書けていなかったので、書くネタにもなるし、「ひとり旅でもするか」ということで、泊まってみたかった伊東の「ハトヤホテル」を予約して行ってきました。
熱海駅から伊東線へ
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熱海まで新幹線で行きそこから伊東線に乗り換えて伊東に向かいます。Googleマップは特急伊豆の踊り子号に乗せようとしていましたが、駅員さんから「時間は変わらないから各駅停車の伊東線で行ったほうがいいよ」と教えてもらいました。やさしい。
たまたま地域プロモーション電車「リゾート21 キンメ電車」という車両に乗れました。片面は海に面した座席になった電車です。乗れてラッキー。
映画「ぼくの伯父さん」が好きすぎるカフェ
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伊東で鰻の名店「うなぎのまとい」にいくか悩んだのですが、あまりお腹が減っていなかったこともあり、ケーキでも食べるか、とカフェを調べるとよさそうなお店を発見。
「cafe TATI」はフランスの映画監督ジャック・タチに由来する店名で、店主もフランスで修行された経験があるそう。
映画「ぼくの伯父さん」を鑑賞済みだったので、店主に「ジャック・タチお好きなんですね。『ぼくの伯父さん』いいですよね」と話しかけると、「この家は『ぼくの伯父さん』に出てくる建築をオマージュして建てたんです!」ととても嬉しそうに話してくれました。
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伊東には昼から飲めるおしゃれなお店が少ないことから、ケーキ屋さんだけれども、スパークリングワインの提供もあり、チョコレートタルトとスパークリングワインを注文。スパークリングワインは飲めば飲むほどお安くなる価格設定で、ケーキをつまみにお酒が進みます。こういうお店の使い方もパリっぽさを感じます。
他にもフルーツのタルトもあり、もう1個おかわりするか悩みました。
また行きたいお店です。
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道すがら名建築・東海館もあり、お散歩にはピッタリです。
また地方旅の楽しみ方として面白い看板が多く、伊東もかなり癖の強い看板との出会いがありました。これもまた見所のひとつです。
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いざハトヤホテルへ
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今回の旅行は温泉に行くことは決めていて、その中でも「ハトヤホテル」は、宇宙船のような渡り廊下をSNSでよく見ていたので、いつか泊まってみたいなと思っていたホテルでした。
しかも「一人旅応援プラン」というひとり旅に嬉しいプランがあったのも泊まる決め手になりました。ハトヤホテルはいい意味でバブルの遺産感があり、古いけれど大事にされていることが伝わる清潔さ。
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10帖和室でゆったり
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泊まったお部屋は和室。広くて窓から入る光が綺麗でハッとさせられました。
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窓際のソファで考え事をしたり、夜は読書をしたり。
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古いけれど綺麗に手入れされていて、おばあちゃん家を思い出す懐かしさ。壁も薄いし、古いし、素朴な和室ですが、とても感動しました。
鳩だらけ
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「ハトヤホテル」というだけあって至る所にハトのマークが。
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浴衣に着替えたらさっそく温泉に。大浴場には大理石がふんだんに使われており、バブル期の石材の使い方は本当に贅沢です。日曜日に宿泊したので人も少なく、温泉は貸切。内湯が3種類とサウナと水風呂もありましたよ。
「ハトヤホテル」に宿泊すると系列ホテル「サン・ハトヤ」の海底風呂も入浴できるのですが、1日目だとシャトルバスの運行スケジュール上かなり慌ただしく、もし「サン・ハトヤ」の海底風呂も楽しむなら2日目のチェックアウト後に利用がベターです。「ハトヤホテル」が山側のホテルなら、「サン・ハトヤ」が海側のホテル。価格も「サン・ハトヤ」の方がちょっと上です。
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懐かしい感じのゲームセンターがあり、ホッケーゲームや卓球台もありました。こういうのはふたりくらいで行くと楽しめますね。一人なので悔しくてとりあえず100円分ゲームして満足しました。
ハーゲンダッツの自販機もあったので、夜部屋でアイスを食べるのも満足度が高かったのでオススメです。(ただしスプーンはフロントでもらう必要あり)
今回はお酒を飲まなかったのですが、ホテルバーもあり1,000円くらいでおつまみとワンドリンクという良心価格だったので次はバーも挑戦したい。
なにもしなくてもご飯が準備されていて嬉しい
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旅行のいいところはご飯の準備をしなくていいところ。温泉に入ってのんびりしたあとはシアター会場で夕食をいただきます。普段ごはんを作っている身としては、何もしなくてもご飯が準備されていて、人が作ったご飯を食べられるだけでありがたい。
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これまた立派な会場。朝食(バイキング形式)も同じ会場でいただきます。
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部屋に戻ると布団が敷いてある
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夕食を食べて部屋に戻るとお布団が敷いてありました。もうこれだけで嬉しい。
寝る前に本を読んで、来年の抱負を考えて、自分時間を堪能しました。ちょうどこの時読んでいた本が、アメリカ合衆国の元ファーストレディ、ミシェル・オバマの自伝「マイ・ストーリー」。2023年に読んでよかった本TOP10入りするほどよかったです。
色々いい文章があったのだけれど、ちょうど読んでいてグッときたのが以下。
二〇一一年に入ると、私は意識的に古い友人や新しくできた友人に声をかけ、交友関係の構築や復活に力を注ぐようになった。数か月に一度、一二人ほどの親友を招待して、大統領専用のキャンプ・デービッドで週末を過ごした。(中略)私はやがて、この集まりを「ブートキャンプ」と呼ぶようになった。 私に付き合わせてみんなにも強制的に運動をさせたからというのもたしかに理由の一つだ(中略)。
だがもっと大きな理由は、努力して友情を鍛えるという考えが気に入ったからだ。私の友人はたいてい優秀で、多くのことに積極的に関わっている。家庭と責任ある仕事の両方を抱えて大忙しの人が多い。だからこうして遠出するのも決して簡単ではないということはよくわかっていた。けれど、そこがポイントの一つなのだ。
私たちはみんな、子どものため、夫のため、仕事のために自分を犠牲にすることに慣れすぎている。
だが、ときには、そういう優先事項を全部放り捨てて、自分だけの時間をつくってもいい。私は自分自身が暮らしのバランスを模索する中で学んだのだ。私は友人たちのために喜んで旗振り役となろう。たくさんの女性たちが、子どもに、夫に、同僚に、「ごめんね、みんな。でも私がやりたいからやるの」と堂々と言えるように。そのための理由と習慣を提供するために。
いまひとり旅をしている中でこの文章に出会って、この先どんなに忙しくなっても自分の時間を持とう。大切な友情は努力して鍛えようと誓いました。
ミシェル・オバマの「マイ・ストーリー」を読もうと思ったきっかけは、韓国で有名な性格診断「MBTI診断」で、同じINTJの著名人がミシェル・オバマだったからという理由だったのですが、本当に読んで良かったと思いました。同じINTJと言われる著名人にイーロン・マスクもいるので、次はイーロン・マスクの自伝を読んでみる予定です。
いつも通りの日常が旅することで少しだけ変わる
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私にとっての旅は旅行先でも普段と変わらず、散歩してごはんを食べて読書して寝る。起床時間も就寝時間もいつもと変わりません。ですが旅をすることで、いつもと同じがちょっと変わる。感動するポイントが増えたり、心がちょっぴり浮き足立つ感じが好きです。
時は金なりと言いますが、若い時の旅行と歳をとってからの旅行とでは、どちらが良いというのではないけど、受け取れる情報や感動が違ってくるのかなと。だから感受性が1番若いイマ、旅行がしたい。
家も好きだけど、気候と体調がいい限り、わたしはこれからも旅に出るのだと思います。
いつも読んでいただきありがとうございます。しゃけ(ねこ)にチャオちゅーる買わせていただきます。